こんなところを見ている人がいるかわかりませんが一応ご挨拶を。
どうも、本ブログの案内人であるアドルフと申すものです。
同じく、こんなところの案内人であるヴァルダ。
さて、2回続けて鉄道模型の入門用記事を用意しました。
今回も鉄道模型なのでしょうか。
そうしたいところだったけど、今回は路線変更。
筆者が楽しみにしていたタミヤMMシリーズの新作が出たので、それを作る。
以前から言っていたあれですな。
タミヤ 対戦車自走砲 マーダーI
今回製作するのは筆者が確保してきた・・・・・・
違う、これじゃない。
これは空振りした筆者が代わりに確保してきたNゲージキットの部品です。
こっちだ。
タミヤよりマルダーIだ。
商品名は英語読みの「マーダーI」となっているけど、この記事では以下ドイツ語の「マルダーI」で統一する。
意外な自走砲の発売ですな。
マルダーIとは?
マルダーI型は、第二次世界大戦のドイツ軍対戦車自走砲だ、
ドイツ軍の戦車っていうと、ティーガーやパンターみたいな固くて強い戦車のイメージが強いけど、戦争序盤はそうでもなかったんだ。
だから装甲の厚いフランスのルノーB1やソミュアS35、そしてイギリスのマチルダIIに苦戦していた。
そもそも主力であるはずのIII号戦車が少なく、II号戦車やチェコ製戦車が事実上の主力だったので・・・・・・。
幸い運用思想やら戦術で優れていたので、なんとかなったようですね。
これが対ソ連戦で更に問題になる。
固いだけでなく、火力も優れたT-34やKV-1と言った戦車が出現したからだ。
頼りのアハトアハトこと88mm砲も牽引式で大型の高射砲なので、道路事情の悪い東部戦線では迅速に展開するのが難しい。
そこでドイツ軍は既存の戦車の強化、新型戦車の開発を行うことになる。
所謂、T-34ショックですな。
ドイツ軍兵器の進化を語るとき、避けては通れない出来事です。
しっかりした戦車では開発、投入までに時間がかかる。
そのため、ドイツ軍首脳部は暫定的な対戦車兵器として、既存の旧式化した軽戦車等に対戦車砲を組み合わせた自走砲を幾つか開発した。
今回作るマルダーIはこの暫定的な対戦車兵器の1つなんだ。
ベースになっているのは占領したフランスから接収したロレーヌ牽引車。
これに7.5cmPAK40を搭載している。
マルダーシリーズは3種類ありますな。
マルダーIIはII号戦車ベース。
最も有名なマルダーIIIは38(t)戦車がベース。
この車輌、東部戦線やアフリカ戦線など様々な場所で使われた。
ただ、部品の供給が楽なことからか、主にフランス駐留部隊に配備されているようだ。
そのため、1944年6月にノルマンディーに上陸してきた連合軍との戦闘にも投入されている。
生産数は170輌ほどのようです。
元の車体の都合からか、マルダーII、IIIに比べて少数の生産といえますね。
マイナーな車輌だからか、詳しい活躍なんかはあまりみかけないね。
うーむ・・・・・・。
キットの中身
とりあえず、箱の中身を見ていこう。
ランナーの袋が4つに冊子3つ、デカールが1枚。
お馴染みの光景ですな。
ランナー紹介と行きましょう。
まずAランナー。
2枚入りで主に足回りの部品です。
履帯が組み立て式なのがわかります。
Bランナーは車体パーツ。
車体は箱組みになっているようだね。
Cランナーは車体上部のパーツです。
主に自走砲化によって改造された部分のようです。
仮に原型の牽引車型が発売された場合、削られそうな部分ですね。
Dランナーは主砲にサスペンション、そして搭乗員の部品です。
一体成型されたボギーサスペンションが目を引きますな。
その他パーツとしてポリキャップとデカール。
少ないながらも特徴的なマークが付属している。
冊子は組み立て説明書に実車解説兼塗装図、そしてTech Tips!
これまた近年のMMでよく見られる構図です。
塗装は3種類。
三色迷彩に冬季迷彩、ジャーマングレー単色とバラエティ豊かだ。
フランスのソミュール戦車博物館に保存されている実車の写真付き。
次回、製作開始!
と、いうわけでパーツ紹介まで行いましたが、筆者は色々あったため、まだ手をつけていません。
製作は次回からとなります。
近年のテレビ番組みたいな引っ張り方を・・・・・・。
それでは、製作がある程度進むまでお待ちを。
この記事で紹介しているキット
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