
ハセガワB帯シリーズより、F6Fヘルキャットを作っていきましょう。

前回はコクピットを組んだ。
今回は残りの部品を取り付けて、組み立てを終了させよう。

さすがハセガワの定番品。
サクサクと進むようだね。

前回の話によると作業中に事故が発生したようですが……
まだ今回の範囲ではないみたいですな。

それについてはおそらく次回触れるだろう。
それでは作戦を再開する。
細かい部品の整形


待ち時間に部品を整形。
極端に小さい部品はランナーに付けたまま切り出して、取り付け直前まで待機。
それ以外の部品は切り出して整形、チャック付きの小袋にでも入れておきます。

左右で似ていて番号の異なる部品もランナーごと切り出しのほうがいいかな。
見ただけじゃわかりにくいし。

航空機模型では裏表で微妙にディティールの異なる水平尾翼なんかがそうですな。
ただ今回のキットの水平尾翼は、左右で取り付け穴とピンのサイズが異なります。
なので先に切り出して整形しても、どちらが右か左かの区別が容易につきますな。


脚カバーは主脚本体と同じ色での塗装となっています。
なので紛失防止も兼ねて、この段階で接着してしまいましょう。

飛行機プラモって、この引き込み脚部分で苦戦するパターンが多いんだよね。
無駄に部品が細かかったり、塗り分けが多かったり。
その点今回のヘルキャットは塗り分けが単純というか。
塗装パターンによって異なるのが気になるけど。

一見複雑に見える主脚内部の塗装だけど、要するに胴体下面色と同じだ。
機内色などで塗り分ける必要もない。
なんなら、この段階でタイヤ以外は本体に接着してしまってもいいだろう。
機首の組み立て


続いて機首。
F6Fのウリである2000馬力級エンジンですな。

ここはカウリング側面にあるバルジパーツが選択式。
今回のキットだと塗装図2番の機体のみ取り付け指示が出ている。
今回は塗装図にない機体で作るけど、それはバルジなしのようなので取り付けずに進めよう。

ここも風防同様、F6F-3とF6F-5で特徴がごっちゃになっているみたいだけど……。

それよりも筆者が気になったのはプロペラ軸。
エンジンと一体化されており、更に短いので接着固定式になっている。
これを改造して、プロペラ回転が可能にしてみよう。


というわけで改造したのがこちら。
- 元の軸を切り飛ばし、1.5mm径の穴を開ける
- 4.0mmプラランナーと1.5mm真鍮線を使って軸を自作
といった感じ、
2つのエンジンパーツで挟み込むようにして軸は保持する。

4.0mmプラランナーの長さに注意ですな。
長いとエンジン内部に収まりませんし、短いとプロペラを押し込んだ際に軸が引っ込んでセットできませんので……。
風防周りの組み立て


続いて風防とアンテナ線支柱。
ここも部品が選択式ですな。

今回は双方とも塗装図1番の機体と同じものにする。
アンテナ線支柱はゲート部分が取り付けピンを兼ねているから、気持ち長めに切り出すといいだろう。
今回の戦果


これで組み立て完了。
あっという間でしたな。

このキットはF6F-3とF6F-5の選択式となっている。
今回は部品選択でF6F-5に似せた形にしてみたのだけれども……
どうも先人達の情報によると、このキットは3をベースにしたようなものらしく、5とは細部が少し異なるとのこと。
筆者がその辺り詳しくないのと、細かいところを突っつき出すと完成しなくなるので、今回はこの状態で進めていこう。

みんな大好きウィキペディア先生だと
「カウリング、エルロン、風防、尾部」
が3から5の間に変更されているみたいなことが書かれているね。
今回のキットではとりあえずカウリングと風防が選択式になっているけど。

何はともあれ今回はこれで終了。
次回は塗装作業となる。

続きは次回!
この記事で作っているキット