プラッツ 1/35 ルノーFT-17(BC自由学園) 製作記⑥

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

プラッツのBC自由学園仕様のルノーFT-17戦車を組んでいきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は尾ソリや履帯を組み立て、全体の組み立てが終了した。

今回は細部を改修して、より劇中車に近づけてみよう。

レーナ
レーナ

ここからガルパン仕様へ近づける感じに。

ただ地味な作業になりそうな。

アドルフ
アドルフ

非常に細々としたものとなりますな。

塗装やマーキングとは異なり……。

ヴァルダ
ヴァルダ

全ての差異を是正するつもりはないので、そこはご了承を。

それでは作戦を再開する。

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キットと劇中車の差異を確認する

アドルフ
アドルフ

キットの塗装図がそのまま劇中のCGモデルとなっていますので、それを参考にキット本体との差異を確認していきます。

まずは車体左側ですな。

レーナ
レーナ

見た感じ劇中車は製品と比べて

  • 機動輪の上部にあるフックに牽引ワイヤーのようなものが装備されている
  • 部隊マーク(?)のハート部分周り含め、3箇所のフックがある
  • 車体下部に4つあるU字フックから飛び出した部分の差異。キットでは棒の先にリング状のものがあるが、劇中車はただの棒になっている
  • 尾ソリの根元にある留め具の棒部分。キットでは車体右側に1箇所ついているが、劇中車は左側に2箇所ついている

……といった感じかな?

ヴァルダ
ヴァルダ

今回この内で

  • 牽引ワイヤー
  • ハートマーク上のフック
  • 尾ソリの留め具の下部のもの

は省略してしまう。

特にハートマーク部分のフックはマークと重なるから、増やすと逆にマークの貼り付けが面倒になるからね。

アドルフ
アドルフ

右側は……

  • キットでは車載工具がスコップとツルハシだが、劇中車はスコップと斧
  • マフラーの排気口がキットではまっすぐ後ろを向いているが、劇中車は外側に折れ曲がっている

といった感じでしょうか。

このほか砲塔周りで少しリベットの位置が異なるなどあるようです。

ヴァルダ
ヴァルダ

こちらは筆者が手を加えられる範囲らしく、リベット以外は改造予定だ。

尾ソリ周りの改修

アドルフ
アドルフ

まずは車体左側から。

尾ソリの留め具1箇所とU字フックの先端を加工していきます。

レーナ
レーナ

U字フックは棒の先にあるリング部分を切り取るだけ。

車体に傷がつきそうになるから、接着前にやっておいたほうがよかったかも。

ヴァルダ
ヴァルダ

尾ソリの留め具は

  • 左側にあった丸いディティールを切り取って右側に移設
  • 左側の切り取った跡部分にピンバイスで凹みをつけ、そこに左側につける予定だった棒(B22番パーツ)を接着する

といった感じ。

前述通り下部のものは今回省略。

作るなら真鍮線などがいいだろう。

斧を自作する

アドルフ
アドルフ

続いて斧。

筆者はフランス軍戦車をあまり組まないので、ちょうどいい斧パーツのストックがありませんな。

なぜかスコップはやたらと余っているのですが。

ヴァルダ
ヴァルダ

というわけでここは自作。

1.0mmプラ板の残骸を使いスクラッチタイムだ。

まずは適当に斧っぽい下書きを描いて……。

レーナ
レーナ

筆者って普段スクラッチはほとんどしないよね。

大丈夫かな?

ヴァルダ
ヴァルダ

それの練習も兼ねて、今回はこういう小物を自作することにしたんだ。

ヴァルダ
ヴァルダ

出来上がるとこんな感じ。

柄の部分は最初に用意した残骸では短すぎたので、長いものを用意して一度やり直している。

アドルフ
アドルフ

先に大まかな輪郭線を切り出し、削り込んで形に。

最後に角を少し落としてやるとそれらしくなりますな。

留め具部分にうまく乗らなかったので、この後更に柄を細く削ってそれらしくしています。

ヴァルダ
ヴァルダ

留め具にセットするとこんな感じに。

バンド部分がエッチング製なので折らないように注意だ。

レーナ
レーナ

……なんか劇中のデザインに比べて斧が短いような。

というかスコップも短いのかな。

ヘッド周りがもう少し長いと劇中に近いというか。

アドルフ
アドルフ

どうしてもCGと模型では寸法に差異が出てしまいますな。

完全にCGに一致させようとすると車載装備のみならず、全体を切り刻んで調整することになります。

さすがに筆者としてはそれはしたくないので、そのまま進めてしまいましょう。

マフラー排気口を自作する

アドルフ
アドルフ

続いてマフラーの排気口。

曲がったプラパイプを使えば再現できそうですが……

ちょうどいい太さのものがありませんな。

ヴァルダ
ヴァルダ

ここは伸ばしランナーの出番。

普段は糸に近い細長いものを使うけど、今回は少し太めのものを用意。

これを曲げて切り出す。

排気口部分はピンバイスで凹みをつけて再現だ。

レーナ
レーナ

実際の伸ばしランナーは純粋な棒ではなく、円錐状になっているんだよね。

ただこのくらいの長さなら問題ないかな。

伸ばしランナーについては過去記事参照だよ。

ヴァルダ
ヴァルダ

元のマフラー排気口を切り取って、跡地にピンバイスで凹みをつける。

そこに切り出した自作排気口を接着して完了だ。

レーナ
レーナ

マフラーを接着……

と思いきや、なんかうまくハマらないんだけど。

アドルフ
アドルフ

以前も少し触れましたが、筆者がマフラーパーツの前後を逆に接着してしまったようです。

なので取り付けピン部分も前後逆になってしまい。車体の取り付け穴と噛み合わないという。

ヴァルダ
ヴァルダ

マフラー本体の接着を剥がして再接着……

はさすがに大変なので、取り付けピン部分を削って調整して済ませよう。

前側が縦長の長方形

後ろ側が丸型になれば大丈夫だ。

フラッグの自作

アドルフ
アドルフ

最後にフラッグ部分。

他の車輌はアンテナ部分にフラッグを兼ねている場合がほとんどですが……

ルノーFT-17はアンテナがなかったのか、キューポラ頭頂部にフラッグが装備されていますな。

レーナ
レーナ

元が第一次世界大戦期の戦車だから、アンテナがなかったのかな?

ヴァルダ
ヴァルダ

キューポラ頭頂部に0.5mm系の穴を開け、そこにフラッグを差し込むことに。

旗竿部分は伸ばしランナーを使っている。

今回は3cm分外に出るように長さを調整。

旗部分はデカールに含まれているので、取り付けは塗装後の予定だ。

アドルフ
アドルフ

ちなみに砲塔を落として筆者は一度旗竿を折っています。

耐久性を考えるなら真鍮線を使った方が良さそうですな。

筆者は塗装時の塗料の乗りを考えて伸ばしランナーを採用しましたが。

今回の戦果

アドルフ
アドルフ

細部を改修して再度仮組み。

これで組み立ては終了としましょう。

レーナ
レーナ

正直かなり些細な違いなんだよね。

せっかく手を加えたけど、あんまり目立たないというか。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者がガルパンキットになかなか手をつけないのも

「どこまで劇中に近づけるか」

というポイントで悩むからだ。

劇中とキットで差異がある、しかし苦労して似せてもあんまり目立たない。

そんな場所が少なくなかったりする。

アドルフ
アドルフ

逆に

「無視して組んで完成後に物足りなく感じたらどうなるか」

……みたいなのもありますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

とりあえず現時点では

「自分でやっていて楽しいかどうか」

「『加工している苦痛>加工している楽しさ』ならやらない」

みたいなのを筆者は1つの基準にしている感じだ。

レーナ
レーナ

在庫のガルパンキットもこの調子で進めていくといいんだけどね。

ヴァルダ
ヴァルダ

その前にこのFT-17を完成させないと。

今回はここまで。

次回はいよいよ塗装とマーキング予定だ。

レーナ
レーナ

続きは次回!

この記事で作っているキット

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