
プラッツから発売されています、BC自由学園のルノーFT-17を作っていきましょう。

前回は塗装とマーキングを施した。
今回はウェザリングをして完成に持ち込もう。

やっと完成に。
今月の完成品はこれで終わりか、それともまだできあがるのか……。

筆者が裏でなにやら進めていますな。
おそらくこれの他にもう一つ完成するのは確実かと。

裏で進めているものは次回以降の紹介予定だ。
それでは作戦を再開する。
エナメル塗料のウェザリング


手始めにエナメル塗料でのウェザリング。
いつものウォッシングやドライブラシですな。

使用した色は
- ガイアノーツエナメルの埃色
- タミヤスミ入れ用ブラウン
- タミヤエナメルのニュートラルグレイ
だね。
埃色はあらかじめ薄めておいたものが尽きたから、また補充しておかないと。

オイル染みは今回省略。
整備とかはこまめに行われているイメージで……。
車体上面のウェザリング


続いて車体上面。
- ウェザリングライナーによる雨だれやキズ
- ウェザリングマスターBセットによる排気口汚れ
- 工具の木目→ウェザリングカラーのグランドブラウンで書き込み
といったことを施しています。
木目書き込みは今回地の色が暗色だったからか、あまり目立ちませんな……。

こちらも整備されていると考え、排気管は錆を施していない。
塗りやすい位置にあるし、こまめに塗りかえられていると解釈。

戦車の排気管ってだいたいサビサビのイメージだよね。

熱が加わるのが錆びやすさに繋がる……と聞いたような。
足周りのウェザリング


履帯部分は溶剤浸透による破損を防ぐため、バラバラの状態で進める。
タミヤエナメルのハルレッドでウォッシングを行い、クロームシルバーでドライブラシ。
ハルレッドは奥まった部分の錆をイメージしている。

ウェザリングカラーは使わないんだ。

今回はあまりドロドロした感じにはせず、砂埃のみに留める。
その砂埃は次の工程で施そう。
パステルで砂埃を施す


その後はつや消しクリアーを一度吹きつけ、砂埃を施す。
いつもならタミヤのウェザリングマスターを使うけど……
今回は気分を変えて、筆者の在庫に残っていたクレオスのウェザリングパステルセット1を使用する。

またなんか不良在庫的な。

10年近く前にとりあえず購入してみたものの、筆者は粉が舞うのが苦手だったようで……
今回も作業中に粉が舞っていました。
換気やマスクは必須ですな。

使い方は今までのタミヤウェザリングマスターと似たような感じだ。
- そのまま筆にとって擦り付ける乾式の使用法
- アクリル系塗料の溶剤で溶いてから塗る湿式の使用法
なんかがある。
今回はうっすらとした砂埃にしたいので、乾式使用法で進めた。
つや消し面のざらつきに粉末を引っ掛けるように擦り付けよう。


最後に各部を最終組み立て。
これで完成だ。
元がフルインテリアキットであった都合上、砲塔は引っ掛ける場所がなくかなり緩い。
筆者はターレットリング部分にテープを貼り付けて摩擦を強化している。
今回のキットの場合、砲塔の脱落がフラッグの破損にも繋がるので注意だ。

筆者は一度折っているからねぇ。
以下、ギャラリーだよ。
プラッツ 1/35 ルノーFT-17(BC自由学園) 完成!






足周りとか、かなりトラクター感がするんだよね。
後は完成してみると、かなり小ぶりに見えるというか。

他の車輌と比較してみましょう。



というわけで、過去にここで組んだガルパン仕様のP40やIII号戦車と。
両車とも第二次大戦時はやや物足りない性能と思われていたけど、FT-17と並んだ場合はかなり強そうに見える。

第二次世界大戦期は戦車が大幅に進化した時代でもありますな。
さすがにこの時期ではルノーFT-17は旧式化。
数合わせの戦力やら後方の治安維持に使われたぐらいですな。

フランスの戦車はFT-17以降も、1人乗りの砲塔の戦車がほとんどだったんだよね。
それが原因で車長が指揮に専念できず、迅速な行動をとれなかったという。
作ってみた感想のコーナー


筆者のガルパンコレクションに、マリー様の搭乗車が新たに加わったね。

筆者の感想としては……
- 元が比較的新しいモンモデル製キットなのでパーツの品質は概ね良好。やや離型剤のヌメりがあるので、組み立て前に洗っておくのがおススメ
- 内装パーツが省略されているものの、必要な部品が外されたわけではないのでそこまで気にならない。寧ろ簡略化と考えればプラス評価か。最低限の内装はあるので、ハッチを開けてフィギュアを乗せた隙間から見える部分は再現されている
- 一部押し出しピン部分が飛び出た跡になっており、きっちり処理をしておかないと接着に支障が出る。いきなり接着はせず、念入りな仮組みを
- 簡略化されたとはいえ、元々フルインテリアで足周りも可動するキットなので細かいパーツが多め。どうしても組みにくいようなら自分でさらに内装を省略する手もあり
といった感じ。
必要な部品を元キットから外したり、極端に古いキットを起用したりと色々言われることのあるプラッツのガルパンキットだけど……
このキットはまだ比較的問題が少ない方だと思われる。
どうしても細かい装備で劇中登場車とは細かい差異があるけど、筆者としてはそこまで気にならない感じのようだ。


今回はいくつか改修を施しましたな。
牽引ロープや車体左のフックなど、いくつか追加をしなかった場所もありますが。

筆者が迷った末に
「苦労して追加したところで大して満足度が上がらないのでは」
と判断して今回は省略した。
特にフックはハートマークと被るので、追加するとマークが貼りにくくなると思ってね。

この辺りの塩梅に悩んで、筆者は在庫のガルパンキットを崩せずにいるという。
ただその辺りの感覚は掴めてきたかな。

筆者の積み山を見たところ、少なくとも2つの未着手品と1つの組みかけ品がありますな。
崩していきたいところです。

筆者の在庫には見た感じ押田君のARL44や安藤君のソミュアS35はないみたいだね。
マリー様のルノーFT-17と並べてみたいけど。

ARL44はともかく、S35は確か古いエレール製品がベースになっていると聞きますな。
後発のタミヤ製品を組んだことのある筆者としてはそこが気になっているようで……。

FT-17は比較的新しいキットだったのに。
そういえばFT-17は他にキットはないのかな?

ポーランドのRPMなるメーカーから発売されたものがあるようですな。
世界各国で使われたベストセラー戦車ですが、意外とキット化しているメーカーは少ないという。

ポーランドで思い出したけど……
プラッツから今回作ったBC自由学園の車輌の他に、ポーランドをモデルにしたボンプル高校の所属車が発売されている。
今回のキット同様モンモデル製のようだ。
ボンプル車のCGモデルも見た感じBC自由学園車の色違いなだけなので、劇中とキットの差異も同じようなものだろう。

世界各国で使われた車輌だし、他の学校の校章をつけて作っても面白いかも。

今回はここまで。
次回はまた別のキットに着手する予定だ。

次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット