2022年11月現在絶賛放送中のガンダムシリーズ新作、水星の魔女。
それに登場するチュチュ専用のデミトレーナーを作っていきましょう。
前回は頭部・胴体・腕部を作った。
今回は脚部に武器、更に別のところから追加調達した武器を作ってみよう。
何か面白いことはないかな?
ありませんな。
面白いものはね、自分で作り出すんだ。
それでは今回の作業を始めよう。
脚部の製作
こちらが本キットの脚部。
ヒザ部分は例によってパチンとはめる構造になっています。
モモ部分は近年の他のガンプラ同様ロール可動機構が採用されています。
ここは主に肉抜き穴部分にタミヤのエポパテを盛り、整形して平らにしている。
筆者曰く
「足首部分は前回の肩シールド接合部分と並んで特に気になった場所」
とのこと。
足裏はつま先部分だけ埋めているね。
筆者は当初左右も埋めようかと思っていたようですが……
ホイールが装備された真ん中の区画と繋がっているように見えたのでそのままにしたのだとか。
「普通に埋めようとするとパテが真ん中の区画にはみ出る」
「しかしプラ板などで仕切るのも億劫」
などと供述しており……。
後で関節色に塗り分けるなどしてそれらしくしてしまおう。
その他は単純なゲート処理やパーティングライン整形に留めている。
これで脚部の製作も終了。
武器の製作
チュチュ専用機唯一の手持ち武装である大型ライフル。
普段はフロントアーマーに装着されています。
水色のリード線でバックパック右側から接続されており、設定ではそこからエネルギー供給を受けるようですな。
なんかガナーザクウォーリアみたい。
このキットは合わせ目がほとんど出ないような構成になっているけど……
唯一このライフル先端部分だけ合わせ目が発生する。
ここに接着剤を流し込もう。
合わせ目消しには速乾流し込み式のものを使っているよ。
過去記事も参考にしてね。
……ただよく見たら完成見本では当該部分もモールド化されていますな。
接着してしまったので、今回はそのまま進めてしまいます。
接着剤を流し込み、溶けたところで合わせ目を貼り合わせて乾燥待ち。
接着剤の量が多いと他の部分にも流れ込むので注意ですな。
乾燥時間が必要なので実際は作業の一番最初に行っている。
今回は部位ごとに作業を紹介しているから、ここでまとめているけどね。
武器の合わせ目はここ以外モールド化されているから消す必要はないみたい。
後は足首同様パテで肉抜き穴埋め。
武器では接続アーム部分と、前回触れたバックパック部分の接続パーツですな。
構造を簡略化したキットだからか、どうしてもワンパーツ成型なので裏側に肉抜き穴が出来るみたいだ。
これでキット内容のものは揃ったみたいだね。
ここから塗装に……。
しかしなにやら筆者が追加装備を用意しているみたいなので、もう少し組み立て作業を続行します。
追加装備を用意する
筆者がチュチュを見てキャラ的に
「近接武器を持たせたい」
と思ったらしく、仮組み時にどこからかハンマーとチェーンソーを引っ張ってきた。
今回はこの2つを追加装備として用意する。
「銃なんか捨ててかかってこい!」
てやつかな?
画像ではライフル装備したままだけど。
ハンマーの製作
まずはハンマー。
どうやらHGBFシリーズの武器セット
「モックアーミーセット」
に含まれていたロケットハンマーですな。
この噴射口からロケットで加速。
敵に叩きつける設定だそうです。
筆者はかつてハイモックとともに購入したものの、放置していた。
丁度いい機会なのでチュチュ専用デミトレーナーに持たせてみよう。
無改造で手に持たせることが出来る。
ハンマーはヘッド部分が真っ二つなので接着剤を流し込み合わせ目消しの準備。
柄は肉抜き穴があります。
今回は真っ直ぐな面なので、パテではなくプラ板を上から接着してフタをしてしまいましょう。
なんか難しそうな。
- プラ板を接着
- 乾燥後、はみ出たプラ板や接着剤を削り落として整形
といった感じです。
合わせ目消しの応用と思っていただければ。
以前紹介したスパイクを尖らせるのと同じような作業内容となる。
接着剤乾燥後はヤスリでヘッド・柄ともに整形。
柄のプラ板が接着剤成分で凹んでしまったようですな。
ここはラッカーパテを盛って埋めてしまいます。
プラ板の肉抜き穴埋めはパテのと違いパーツとパテの間に隙間が出来ないから面が綺麗になる。
反対にプラ材自体の厚みがあるから寸法が変わってしまうけどね。
可動部分なんかだと他の部品に干渉したりすることがあるから注意だ。
これでハンマーの準備は終了ですな。
チェーンソーの製作
続いてチェーンソー。
これはコトブキヤウェポンユニットのダイナミックチェーンソーですな。
ゼンマイが内蔵されており、巻くことで刃が回転するようになっています。
これも筆者が数年前に購入してそのままにしていたもの。
実際は持ち手が3種類付属していたようだけど……紛失したようだね。
グリップが太くそのままではデミトレーナーに装備できないので、仮組み段階ではランナーを差していた。
内部はこんな感じ。
刃の部分は可動式のため、1つずつパチパチはめ込む構造だ。
その分少々整形に手間がかかるけどね。
筆者が長年放置していた原因が、この合わせ目。
真っ二つになっており目立ちますが、接着してしまうとゼンマイが取り出せず塗装やメンテナンスで不便に。
あれこれ考える時間がもったいないので、タガネで合わせ目を掘り返しモールド化。
この手に限る。
持ち手は生き残っていたものを使います。
そのままでは装備できないというのは、持ち手が太すぎるというのがありますが……。
ここは単純に削って細くする。
デザインナイフや粗めの鉄ヤスリでガシガシ削ってしまおう。
更に両手持ちできるように、タミヤの3mmプラ棒を13mm~15mmに切り出し各凹みに接着します。
このパイプカッターはまたダイソー製だね。
筆者は安物を使い倒しているけど、実際は模型用に各社から発売されているみたい。
チェーンソー側面には本体との接続軸を装着。
3mmプラ棒では細かったので、その辺に転がっていたランナーを適当にカットして接着している。
何のランナーだろう。
おそらくなんらかの航空機模型のものかと。
だがそのほか一切のことはわかりません。
今回の戦果
ここの難所は刃のゲート跡。
1パーツにつき3箇所存在する。
数が多いけど、ここを綺麗にしておかないと可動時に引っかかるので注意だ。
この状態で塗装に入るので、組み立てはせずにしておきます。
今回はここまで。
次回はお楽しみの塗装タイムだ。
続きは次回!
この記事で作っているキット