アミュージングホビーから発売されました、マウス砲塔のE-100超重戦車を作っていきましょう。
前回は塗装とマーキングを施した。
今回はウェザリングをして完成させよう。
ようやく完成。
今月は少し進みが遅いかな。
現時点で今月購入した個数は2つ。
完成は3つなので、積み消費は進んでいるようですが。
その購入した2つのうちの1つがこれなんだけどね。
それでは作戦を再開する。
スミ入れ兼ウェザリング
まずはスミ入れ兼ウォッシング。
先にガイアエナメルの埃色を薄めて全体に塗布。
その後タミヤエナメルのスミ入れ用ブラウンをモールドに流し込み。
乾燥後に溶剤で上から下へと拭き取ります。
最近はフラットブラウンを薄めて使っていたけど、今回はスミ入れ用ブラウンなんだ。
正月に補給をしましたが、その正月前後のマウス以来AFVを組んでいませんでしたからね。
ようやく出番というやつです。
ドライブラシとオイル染み
エナメル塗料のウェザリングはまだ続きます。
ニュートラルグレイを使いドライブラシ。
さらに自前のオイルカラーで、エンジンデッキにオイル染みを追加しました。
この辺りは過去記事を参照にしていただければ幸いです。
筆者が濃度を間違えたのか、エンジングリル周りのオイル染みが乾燥後にくっきりした色で浮いてしまっている。
この後溶剤を使いなじませておこう。
エナメル塗料に限らず、つや消し成分が強すぎると白っぽくなります。
フラットブラックを入れすぎている可能性がありますな。
車体上部のウェザリング
車体上部を引き続きウェザリング。
- ウェザリングマスターのグランドブラウンでチッピング(傷)
- 同カラーで雨だれ
- ウェザリングカラーのステインブラウン・ラストオレンジ・マルチブラックで排気管錆
などを表現しています。
これらも過去記事を参考にしていただければ……。
今回はウェザリングライナーじゃなくて、ウェザリングカラーで雨だれ。
こっちでもできるみたいだね。
筆によっては雨だれ部分が太くなりがちだけど。
E-100が大柄なので、多少強調されても問題ないでしょう。
足回りの汚し
足周りは
- ウェザリングカラーのグレイッシュブラウンでウォッシング
- タミヤエナメルのクロームシルバーで車輪をドライブラシ
といった流れです。
E-100の転輪は鋼製なので、銀のドライブラシで履帯と擦れた感じに。
これも過去記事参照ですな。
いつもの過去記事ラッシュ。
久々のAFVキットだから、過去記事ラッシュも久々に。
履帯も同じように。
ただ奥まった部分を錆びた感じにしたかったので、先にタミヤエナメルのハルレッドを塗りたくっている。
エナメル溶剤が浸透したのか、履帯の接着が剥がれまくりますな。
致命的な破損はなかったのでまだいいですが。
最後の仕上げ
最後の仕上げをしてしまいましょう。
- 水性ホビーカラーのつや消しクリアーを全体に吹きつけ
- タミヤウェザリングマスターのAセットを足周りに擦りつけ、砂埃を表現
といった感じです。
新しい試みとして、ハッチや防盾の角を鉛筆で縁取ってみた。
これで少し鉄っぽくなるだろうか。
元が黒っぽい車体だから、少しわかりにくいかも。
今回は手持ちの2Bの鉛筆を使用した。
ただ他の人の作例を見たりすると4Bとか、もっと濃いものを使っているようだ。
最終組み立てが完了です。
これで完成としましょう。
以下、ギャラリーだよ。
アミュージングホビー E-100超重戦車(マウス砲塔型) 完成!
鋭角な前面装甲と、丸みを持った砲塔前面やサイドスカートの差が特徴的というか。
以前作ったマウスとの比較。
今回のE-100はマウス砲塔を流用したものですが、主砲が15cm砲になっているなど違いもあります。
鉄道輸送の規格に合わせるためか、マウスは車体が前後に細長くて上下にも長いんだよね。
E-100は一部装備を外す必要があるという。
作ってみた感想のコーナー
大ボリュームの超重戦車。
どうだったかな?
筆者の感想としては……
- 足周りの部品が多いものの、それ以外の部品は少なめで組みやすい。その足周りもバネパーツが一体化されているなどして組みやすさを配慮している
- 部品の大半を占める履帯は可動式。強度もピン刺しタイプより高く、そのわりにキット自体の値段も安価
- 牽引用フックを取り付けるプレートや車体前後など、唐突なところに合わせ目が発生する。先に処理をしておくとよりスムーズに組み立てができそうな
- 同社の他製品に比べて少しバリが多いように感じた。特に接着面に発生したものは先に処理しておくこと
といった感じ。
筆者の記憶が正しければ他社のマウス砲塔E-100は古いドラゴン製品ぐらい。
それに十分対抗しうるキットであると思うね。
筆者はドラゴン版のE-100を途中まで組んだことがありますな。
見たところ、操縦手・通信手ハッチの開き方が大幅に異なっていたような……
アミュのE-100はいくつも種類があるけど、筆者としては
「一番実在しそうな気がする」
ということでマウス砲塔推しみたいだね。
クルップ砲塔型も気になるんだけど。
この辺りは好みの問題ですな。
幻の超重戦車、気になった方はぜひとも挑戦してほしい。
今回はここまで。
最近ボリュームのあるキットが多かったので、次回は息抜き系キットになる予定だ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット