筆者が長年放置していた、黒い三連星の高機動型ザクを作っていきましょう。
前回は簡単に組み立てと塗装を紹介した。
今回は細かい塗装やマーキング、ウェザリングをして完成に持ち込もう。
散々放置されていたキットがようやく完成に。
このキット、筆者がここの開設以前から手を加えていたため……
スネパーツの後ハメ加工とかができていませんな。
後にここで作ったシン・マツナガ機などは施していますが。
黒い三連星のザクに手を加えていた時の素人筆者は、フレームを筆塗りで済ませるつもりだったらしい。
今回も筆塗りで済ませている。
とりあえず、作業再開だ。
筆で部分塗装
まずは筆で細かいところを塗り分け。
主に水性ホビーカラーのモンザレッドとMr.メタルカラーのアイアンを用いています。
バーニア内部の色でモンザレッドはよく指定されているね。
ガンプラユーザーとしては1本常備しておきたいところ。
第一次マーキング作戦
続いてマーキング。
キットにはシールも付属しますが……
先にガンダムデカールを使用したマーキングを施します。
同じスケールであるRGの高機動型ザク用や、HGUCのジオン用をメインに使用してみよう。
筆者の勘で貼り付けるとこんな感じに。
ほとんどが機番とマーク類になりましたな。
注意書き類は見当たりません。
RG用には注意書き類が収録されているけど……
どうやら1機分しか付属しないっぽいね。
筆者は将来的に3機揃えるつもりだからか、それらは使わずに……。
ガンダムデカールを3枚用意するという手もありますが、今度はシン・マツナガ機用やジョニー・ライデン機用が余りますので……
他の高機動型ザクを作って使用するという手もありますが。
黒い三連星の高機動型ザクは
- ガイア→03
- マッシュ→02
- オルテガ→06
という機番になっている。
今回はガイア機なので、03にした。
これがドムになると25・60・12とまた変化するという。
スミ入れ!
デカールを貼り付け後にスミ入れを。
今回はタミヤエナメルのスミ入れ用ブラックを使用しています。
ガンプラはスナップフィット部分でパーツに負荷がかかっていることが多い。
極力分解した状態でスミ入れ作業をするのがおススメだ。
特に二の腕などリング状の部品は破損しやすいように感じる。
第二次マーキング作戦!
スミ入れが終了したので、今度はシールによるマーキングを。
機番やマーク類はデカールで済ませたので、主に注意書き類を中心に。
スパイクアーマー状に指定の注意書きシールを貼り付けたかったけど……
鋳造表現で凸凹になっているから今回は省略!
シール貼り付け後は表面にざらつきを与えるため、つや消しのクリアーを吹き付けます。
いつもならラッカー系のMr.スーパークリアーを使いますが、今回は水性のプレミアムトップコートを。
- スーパークリアーはラッカー系なので、吹き方に気をつけないと塗装面に影響が出る
- 今回は軽いウェザリングになるので、水性でも問題ないと判断
などの理由から、試験的に水性のトップコートでざらつきを与えることに。
軽くざらつかせればそれでいいので、きれいに吹き付けなくて大丈夫だ。
ドライブラシ!
続いてドライブラシ。
- 黒・紫など濃い色の部分→スカイグレイ
- グレーの部分→ジャーマングレイ
- 関節周り→クロームシルバー
で施しています。
シルバーは装甲表面にも引っかき傷のようなもので使っています。
つや消しを吹いて仕上げ
今回はこの辺りで仕上げに入ってしまいましょう。
水性ホビーカラーのつや消しクリアーを吹き付け。
バーニアなどにはタミヤのウェザリングマスターBセットのススを擦り付けて表情を加えています。
最終組み立て。
モノアイとバズーカのスコープはクリアーパーツ化している。
詳しくは過去記事を参照にしてほしい。
バズーカのスコープ、H・アイズの何mmでしたっけな……
既に切り取られていたので詳しいサイズが不明です。
過去の記事を参考にしたところ、H・アイズ2に含まれる4.5mm径がぴったりのはずですが。
とりあえず、これで完成!
以下、ギャラリーだよ。
HGUC高機動型ザク(黒い三連星) 完成!
今回は黒い三連星のリーダー、ガイア大尉機だね。
オルテガ・マッシュも揃えたいところですが、今のところ補給の目処が立っていませんな……。
シン・マツナガ大尉のR-1型、黒い三連星のR-1A型、そしてジョニー・ライデン少佐のR-2型。
MSVを代表する機体が揃いました。
R-1型とR-1A型はスネパーツの後部にある燃料タンクが一番の違いだっけ。
設定だとR-1型では内装式だったけど、R-1A型は交換を簡単にするため外付けのカートリッジ式に変わったとか。
また黒い三連星のR型ザクはグラナダの工廠で作られた設定で、他のR型ザクとは前腕の形などが異なる。
作ってみた感想のコーナー
購入から10年近くを経て、ようやく完成したみたいだけど……。
基本的な内容・部品構成は他のHGUCの高機動型ザクと同じ。
それらを参照にしてほしい。
ここまで作っておいて言うのもなんだけど……
単純に組みかけのを急遽完成させたから、詳細を紹介しにくいというのもあるけどね。
黒い三連星機の独特な塗り分けを、成型色とパーツ分割でうまく再現しているのは高評価だね。
バックパックの細かいホワイト部分や、バーニア内部を塗ってあげるだけでそれらしくなるよ。
こうなるとやはり三連星で揃えたくなりますが……
キットの手配ができていません。
そのうち手に入ったらまた改めて作ってみたいものだ。
今回はここまで。
筆者の作業に追いつきかけているので、次回は未定。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット