アカデミー社から発売されている最後期型のティーガーIIを作っていきます。
前回は車体下部、特に足回りを組んだ。
今回は後部パネルと車体上部を組み立て、塗装直前まで進める。
三月もいよいよ下旬だよ。
最近筆者の生産速度が落ちている気がしますな。
つべの見過ぎだ。
後部パネルの組み立て
まずは前回できなかった後部パネルから。
排気管カバー横の細かいピンなどを紛失しないように注意。
普通のティーガーIIと違って、ジャッキやジャッキ台がないね。
フェンダー裏、C字シャックルの押し出しピン跡が見える部分にあるから、削って処理しているよ。
全て組み上げるとこんな感じに。
ここもエッチングパーツが付きますが、後でまとめて取り付けます。
気をつけないと後で忘れるパターン……。
車体上部の組み立て
ここから車体上部の組み立て。
まずはペリスコープや機銃類の部品等、内側から取り付ける部品を装着。
機銃はハッチを閉めると例によって見えなくなる。
銃口だけ取り付けるだけでもいいかも。
本当は各装備を全部取り付けてから車体上下を合わせる指示が出ているけど……
今回は先に車体上下を合わせてしまう。
内側からの取り付け忘れがないか、よく確認しよう。
ここも合いがいまいち。
瞬間接着剤でがっちり留めて、出来た隙間はパテで。
続いて各パネルを作成。
操縦手・通信手ハッチ部分も別パーツになっています。
各装備を取り付けていく。
大戦末期の車輌だから、装備が外れた状態にしてもいいかもね。
筆者は留め具だけにする作業が面倒だったから、フル装備にしているけど。
車体側面の牽引ロープは、そのままだと所定の位置に上手く取り付けられない。
先端部分を曲げながら瞬間接着剤で留めちゃおう。
エッチングパーツを取り付ける
ここで今まですっ飛ばしてきたエッチングパーツを取り付けます。
キット付属のものはこんな感じです。
今回はキューポラの対空機銃を取り付けないので、6番の照準は余剰になる。
メインはエンジングリル部分だね。
異物混入防止ネット部分もエッチングパーツになっているけど、代わりにその下のエンジングリル部分は付属していないよ。
異物混入防止ネットはタミヤキットではほつれやすいナイロンメッシュでしたが、今回はエッチングパーツなのでかっちり嵌ります。
両端は曲げる必要があるので、ベンダーがあると便利でしょう。
接着は狭い箇所でも流れないゼリー状の瞬間接着剤で。
細かいティティールアップを施す
あらかた組み終わったので、各部のディティールアップを簡単に行います。
まずはライトコード追加。
例によってエナメル線を使います。
ライトは台座部分のみの物も付属する。
好きなほうを選ぼう。
続いて溶接跡再現。
手持ちの伸ばしランナーをセメント接着剤で溶着。
デザインナイフで突っつきながら溶接跡をつけていくよ。
機会があったらその内伸ばしランナーの作り方も解説したいところですね。
簡単に説明すると……
- 適当なランナーを熱する
- 熱で柔らかくなったランナーを伸ばして細長くする
というものです。
いちいち作業を中断してキッチンのコンロまで行くのが大変なので……
筆者はある程度まとめて作って、ストックしている。
今回の戦果
そんなこんなで車体上部が組みあがった。
先に組み立て終わっていた砲塔を乗せるとこんな感じ。
砲塔も装填手用ペリスコープガード部分に溶接跡をつけています。
今回は使わなかったけど、付属の人形は2種類。
片方はUボートコートを着用した戦車長。
もう片方は迷彩服の歩兵。
別のところで使えるかな。
今回はここまで。
次回は塗装作業から再開しよう。
続きは次回!
この記事で作っているキット