アカデミー社から発売されていますティーガーIIのキットを進めていきます。
前回は組み立てが完了した。
今回は塗装作業を行おう。
あらら、まだ完成しないの?
いつもより部品が多いキットで、組み立てに時間がかかりましたからね。
塗装以降は他のキットとあまり変わらない。
ささっとすませてしまおう。
下地塗装を行う
今回はこの右側に掲載されている塗装パターンで塗る。
ダークグリーンの下地に、イエローの迷彩。
更にそのイエロー地に、グリーンの蛸柄迷彩を施す。
なんか不思議な感じ。
他の人の作例とか見ていると、大戦末期の車輌はこういう変わった迷彩が施されているようですね。
プライマー色のまま投入される車輌もあったみたいだね。
中にはプライマー色を茶色の代用にして、上から迷彩色を塗ったり……。
プライマー色?
錆止め目的に工場内で塗られる赤い色だよ。
現代の工事現場でよく見る鉄骨が赤いのも、錆止めで赤く塗られているからだ。
そのうち、プライマー色の車輌も作りそうな流れですな。
とりあえず、話をティーガーIIに戻しましょう。
まずは最初に下地を塗っていきます。
筆者はいつも陰影をつけるため、先にキットの下地に陰になる色を塗ります。
今回は黒く塗る。
下地に選んだのはガイアノーツのサーフェイサーEVOブラック。
そうそう、本キットでは付属品や改造で金属部品を取り付けた。
塗装をする前に該当部分へプライマーを塗っておこう。
今回はプライマー入りのサーフェイサーを使った。
さっきのプライマー色とは関係ないので注意。
プライマーなしで塗装をすると、簡単に剥がれてしまいますからね。
もっとも、塗っても剥がれる時は剥がれますが。
さっきの話とごっちゃになりそうだけど模型では……
下地としてのプライマーなのか
実際のプライマーの色なのか
その違いだよね。
車体色を塗る
続いて車体色。
指定通り、グリーンを先に塗る。
使用したのはガイアのオリーブグリーン。
1944年12月以降に生産された車輌から、グリーンがベース色になったのだとか。
更に末期になると、それすら出来なくなって……。
迷彩色を吹き付ける
続いて上からダークイエローを塗る。
使用したのはガイアのダークイエロー2。
ガイアカラーのダークイエローは2種類あったけど、白っぽいほうだね。
筆で蛸柄模様を描く
本車輌は蛸の吸盤を連想させる円状の模様が施されている。
ここは先ほどのグリーンを筆で塗っていく。
なんか雑じゃない?
ちょっと塗料が薄かったかもね。
この後のウェザリングで調整していこう。
部分塗装と今回の戦果
その後は筆で車載装備を塗っていきます。
使用したのは……
工具の柄→水性ホビーカラーのウッドブラウン
機銃→タミヤアクリルのガンメタル
ペリスコープ→タミヤアクリルのフラットブラック
ですかね。
例によって工具の金属部分はウェザリングするから、ここでは省いているね。
本キットには国籍マークや車体番号が付いてくるけど、この塗装では使わない。
なので、今回はマーキングはなし。
作業もここで一度中断だ。
次回はウェザリング作業からになりそうですね。
次回も、お楽しみに!
この記事で作っているキット