アカデミーから発売されています、ユンカースJu87G-1スツーカを作っていきましょう。
前回は塗装とマーキングを済ませた。
今回は軽くウェザリングを施して完成させよう。
実際は先月完成していたものだけどね。
何はともあれ、順調に進んだようですな。
筆者も結構作っていて楽しいものだったようだ。
それではどうなったのか、確かめてみよう。
スミ入れ
手始めにスミ入れ。
いつも通り、タミヤのスミ入れ用ブラックを使っていきます。
このキット、1/72だけどモールドはかなり細かいね。
スミ入れのし甲斐があるというか。
銀剥げ
続いて銀の塗装剥がれ。
こちらもいつも通りタミヤエナメル、クロームシルバーの出番です。
ドイツ機はそんなに激しい塗装剥がれはないイメージなので、風防周りをメインに……。
後はプロペラ周りなど動く場所。
それと塗装・マーキングミスの誤魔化しにチョコチョコ施しておこう。
排気管汚れ
そして排気管汚れ。
管の錆はクレオスのウェザリングカラー・ステインブラウン。
排気汚れはタミヤのウェザリングマスターBセットを使っています。
ウェザリングマスターはそのままだと粉だけど、タミヤアクリル溶剤を少し染み込ませると液体になって濃い感じにしやすかったり。
……結局いつもの3点セットウェザリング。
詳しくは過去記事参照だよ。
つやを消して完成!
最後につや消しクリアーを吹きつけ、マスキングを剥がして完成です。
今回は風防内部の吹き込みがありませんでしたな。
分割式の風防だったのに、珍しいね。
以下、ギャラリーだよ。
アカデミー ユンカースJu87G-1スツーカ 完成!
力強い逆ガルウィングに3.7cm機関砲。
パワーキャラ感がいいね。
この砲の大元は高射機関砲の3.7cm FlaK18。
FlaK18は移動や展開に手間がかかるため1936年には退役してしまったようだが、その後改良された3.7cmFlaK36/37が登場する。
以前組んだフジミ製のJU87G-2型との比較。
G-1型は主翼が延長される前の機体。
G-2型は主翼が延長された後の機体であることが大きな違いですな。
さすがに発売された年代が後だからか、アカデミーのほうが細かい感じがするね。
胴体の形状とかも細くて、なんかシュッとしているというか。
どっちが正しいのかな?
確かフジミは80年代発売。
アカデミーは00年代発売の気がします。
となると約20年ほどの差があるという。
作ってみた感想のコーナー
筆者のお気に入り、Ju87のコレクションがまた増えたよ。
筆者の感想としては
- 1/72スケールのインジェクションキットとしてはかなり細かいディティール。それでいて部品点数も抑えられているのがいい
- パーツも合いがよく隙間や段差が発生しにくい。精度で海外製品は敬遠されがちだけど、このキットは結構優秀。
- 鉤十字が付属しない。筆者が思ったこのキット一番の不満点。Ju87Gは白枠のみの鉤十字が多数派だったぽいので、持ってくる手間も大きい
- 説明書で指示された一部部品の向きなどがわかりにくい。筆者は完成見本も参考にしている
といったところ。
1/72の航空機模型としては十分な内容に思える。
筆者としては大満足の様子。
このキット、どうやら幾つか他社製品としてもOEM供給されているようですな。
近年ですと
- 童友社からは元キット同様のG-1型
- スペシャルホビーからは追加パーツをセットしてD型として
などなど……。
童友社製品はボックスアートもアカデミー製と同一のようですな。
元になった今回のキットはここで見てきた通り。
比較的後発の後期型スツーカキットとして、いいものであると思うね。
2010年代に入ってからスツーカは幾つか新発売されましたが、ほとんどが前期のB型/R型でしたな。
筆者はそれらもまだ幾つか保有しているので、そのうち紹介したいところです。
D型とかG型だと、筆者はイタレリ製品を積んでいたような……。
調べたところ、イタレリのは90年代が初版のようだ。
それらも機会を見て投入したいところだね。
今回はここまで。
空モノが続いたので、次回は別のジャンルに切り替える予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット