アカデミー社から発売されています、初期生産型のヘッツァーを作っていきましょう。
前回は足周りをメインに進めた。
今回は後部パネルや車体上部など、外装部分を中心に組み立てていこう。
最近筆者の作業場の周りに作りかけのキットがたくさん転がっているんだけど。
思い出したかのように引っ張り出してきたようです。
……順番待ちをしているためなかなか進まなく、山になっているようですが。
積み山が移動しただけだ。
とりあえずそれらに手がつけられるよう、ヘッツァーを完成目指して進めよう。
後部パネルの組み立て
後部パネルはこんな感じです。
原型となった38(t)戦車系列の名残が見られる箇所ですな。
厳密にはヘッツァーは純粋な38(t)ではなく、II号戦車L型と正式採用を争った新型38(t)の派生種ですが。
左右のフェンダーに連なる部分は押し出しピン跡がある。
それなりに深いものなのでパテを使って埋めてから削ろう。
ここで前回組み立てたフェンダーを用意。
取り付けるよ。
前回組んだフェンダーの水平面を、今回後部パネルで組んだ垂直面と組み合わせる。
説明書の注意書き通り、垂直パーツの上に水平パーツを乗せるように接着する。
前回水平パーツを取り付けなかったのはこのためだね。
部品に多少遊びがあるから、隙間ができた状態で固着するのを防ぐために……。
組み立てるとこんな感じに。
初期型だからでしょうか、予備履帯ラックが1つのみですな。
タミヤの中期型では2つだったよね。
背面パネルの組み立て
続いて車体上部に移る。
まずは背面の機関室パネルから。
各ハッチを組み合わせよう。
なんかエッチングパーツがあるね。
ここで使うっぽいけど……。
筆者は取り付け方がよく理解できなかったらしく、エッチングパーツは一旦保留。
その上につく排気管パーツも同様に保留です。
あらら。
少々付属の説明書の図が見づらかったようでね。
後回しだ。
車体上部の組み立て
背面パネルを組み立てたら車体上部の出番。
ほかのパーツもろとも取り付けてしまおう。
ヘッツァーの特徴でもある傾斜装甲の車体だね。
装甲厚は前面60mm、側面と後面は20mmですな。
組み立てるとこんな感じ。
ライトは後でコード部品を自作するのでここでは取り付けず。
照準器との兼ね合いもあるので、それら付近も部品もここでは一旦保留。
カニ眼鏡用ハッチは裏側に押し出しピン跡があるね。
ここは今回開いた状態にするから、パテで埋めておくよ。
そのカニ眼鏡やペリスコープなど細かい部品を用意。
バールや照準器表側にも押し出しピン跡があるので埋めておこう。
アカデミー製品らしさが少し出てきたというか。
照準器パーツを中心にまずは内部から組み込む部品を取り付けてしまいます。
一部パーツは接着面積が狭いので注意ですな。
スチロール系接着剤を使って溶着した後、さらに瞬間接着剤も塗っておきましょう。
密閉装甲を持つ突撃砲・駆逐戦車は内部パーツが外れたら修復が難しいからね。
今回の戦果
内部パーツを全て取り付けたら車体上部を下部と合わせます。
途中で浮かないように、テープで抑えつつ……。
一気にそれらしく。
本体が大体形になったところで今回は中断。
次回は残る主砲や排気管周りを組み立てる予定だ。
続きは次回!
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