アンコールモデルズ(パーツはエレール)のHe112戦闘機を作っていきましょう。
前回は塗装を行った。
今回はマーキングとウェザリングを施し完成させよう。
筆者のところに何か届いていたよ。
また積みですか。
ここ最近ほとんど増やしていないと思いきや。
手のかかるキットが多かったから、タミヤ製品が欲しくなったみたいで……。
どうせまた期限の近い楽天ポイントとセールに釣られたのだろう。
とにかくハインケルHe112に決着をつけよう。
デカールを貼り付ける
まずはマーキング。
キット付属のデカールはこんな感じです。
無修正の鉤十字が目立つね。
今回はルーマニア空軍機にするから使わないけど。
デカールは砕けませんでしたが……
ノリの部分が白濁していたので、これを一度洗い落としています。
筆者は
- ピンセットでデカールをつまんだ状態でノリの面を上にして、水の入ったトレーに浸ける
- ノリを筆で軽く擦り洗い落とす
といった手順で進めているよ。
「水の入ったトレー」
とはいっても、実際は塗料ビンのフタを再利用しているんだけどね。
筆者はケチですから、基本廃品の再利用を……。
ノリを落としたので、そのままでは貼りつかない。
新たに塗りなおそう。
筆者はタミヤのデカールのりを塗っている。
とりあえずマーキングはこれで完了。
やっとルーマニア軍機らしくなってきたね。
垂直尾翼の三色旗が透けてしまいますな。
ここは下地を白にするか、塗装で再現したほうがよかったかもしれません。
ウェザリング!
ここから先はウェザリング。
とはいっても、いつもの3点セットなんですけどね。
スミ入れはタミヤのスミ入れ用ブラック。
凸モールドだから、流し込むというようよりは引っ掛ける感じで……。
ただやはり残りにくいですな。
凸なので、ドライブラシをしてもよさそうです。
続いて銀剥げと排気管汚れ。
明るい色の機体だから、銀剥げは控えめで、排気管汚れで差をつけるよ。
排気管汚れは下面の空薬莢排出口部分にも施している。
この画像ではわからないけど。
最後の仕上げ!
最後につや消しクリアーを吹きつけ、マスキングを剥がして完成です。
……こうやってじっくり見ると、やっぱりスミ入れが適当な気がする。
とりあえずこれで完成にしてしまおう。
以下、ギャラリー。
アンコールモデルズ ハインケルHe112B-1 完成!
ハインケル社お得意の楕円翼機。
……なんだけど、主翼幅が狭いからかちょっと違和感があるね。
他のハインケル社製航空機とはまた違ったスタイルをしていますな。
以前作ったRSモデルズ製のHe112と比較。
あちらはB-0型で今回のはB-1型なので、排気管周りが異なるのに注目です。
ディティール面では後発のRSモデルズのほうが細かいように見える。
ただ流石に簡易インジェクションキットなので、作りやすさではアンコールモデルズ(エレール)の方が上だ。
作ってみた感想のコーナー
中古品店で購入した得体の知れないメーカーのキットだったけど、サクサクっと作れたね。
パーツ自体は大手メーカー、エレール社のものだからね。
筆者の感想としては……
- 少ない部品ですぐに形になり、合いも悪くない。以前作った同型機のキットがRSモデルズのものだったので、より顕著に感じた。
- 収録マークが3種類と豊富でどれも個性的。気軽に手に入れられるなら全部の塗装パターンで作ってみたいくらい。
- やや古めの製品ではあるものの、コクピット内の側壁部分のディティールがある。一昔前の1/72のキットとしては珍しい。
- 風防パーツのゲートが太く、切り出そうとすると窓部分も白化しやすい。今回は窓枠を太く塗り分けることで誤魔化した。
- 凸モールドでガシガシヤスリがけとかをすると消えやすい。筆者は早く完成させたがっていたので、そのまま進めた。
といったところ。
筆者としては、古いキットではあるけどサクサクと進められるところが気に入ったようだ。
不採用になった機体でありながら、インジェクションキットであるところがポイントですな。
ただマイナーなメーカー&機体なので、2023年9月現在は見つけるのが難しそうです。
ちなみに2023年6月に、プラッツがエレールの輸入代理店となったことを発表した。
そのうち元のエレール版He112が再販されるかもしれないね。
公式HPに2023年10月以降発売の製品リストがあったね。
ハインケルHe112の名前はなかったみたいだけど……。
仮に再販された際、一連の記事が参考になれば幸いだ。
今回はここまで。
後続のキットが大量に控えている。
次回以降はそれらに関することになるだろう。
続きは次回!