エアフィックスより発売されています、ハインケルHe111H-6爆撃機を作っていきましょう。
前回は機内の組み立て・塗装まで進んだ。
今回は機内を仕上げて、本体を大まかな航空機の形にしていこう。
何か製作速度が落ちてきたような。
思ったよりも手こずる箇所がありましてね。
ハセガワの同型機に比べて、組みやすい部分はあるんだけどね。
それでは今日も完成を目指して、作戦を再開しよう。
細かいところの塗り分け
まずは前回の機内の続きから。
- 計器のデカール貼り
- タミヤアクリルでの細かい箇所の塗り分け(操縦席のフラットアース、操縦桿のフラットブラックなど)
- タミヤのスミ入れ用ブラックでのスミ入れ
- タミヤエナメルのスカイグレイでのドライブラシ
といった順序で進めていきます。
操縦席周りは細い部品が多いから注意。
折らないようにしてね。
ここまでできたら胴体を接着。
合わせ目消しの準備ですな。
先に内部を塗ったからか、接着剤で溶け出した塗料が合わせ目からはみ出している。
それと合わせ目部分がうまく接していないのか、すでに隙間ができているようにも見えた。
ここは合わせ目部分に伸ばしランナーを接着。
プラ成分を継ぎ足している。
主脚格納庫の組み立て
続いて主脚格納庫。
本キットでは板状のパーツを箱組みして再現する方式となっています。
一見するとハセガワ製に比べて手間がかかるように感じる。
ただ元が板状なので押し出しピン跡が表側に存在せず、処理の必要がない。
寧ろ組みやすい部類に入るね。
主脚格納庫は胴体下部と主翼パーツで挟み込む形式になっています。
まだ胴体の合わせ目を整形していませんが、ここで貼り合わせてしまいましょう。
主翼下部パーツは内側にスタンドの接続用凹みや、爆弾倉の取り付け用凹みがあるね。
今回はそれらを使わないから、手を加えずに接着するよ。
貼り合わせるとこんな感じに。
やや胴体と主翼の間に隙間ができましたな。
説明書だとここで主翼上下を合わせる指示が出ている。
筆者は主翼の合わせ目を先に処理したいから、最初に主翼上下を合わせていた。
そのせいで微調整ができなかったのだろう。
ここは説明書通り、ここで貼り合せるほうがよかったかもしれない。
ここからでは確認できませんが、主脚格納庫と主翼周りの接着にも苦戦していましたな。
主翼の合わせ目を先に消したいから筆者は上下を合わせ済みだったみたいだけど……
どっちにしろここでまた乾燥待ちになるんだよね。
先に合わせたメリットがなかったという。
いつの間にか付いている水平尾翼は仮留め状態。
次の工程で本格的に取り付ける。
動翼類の取り付け
合わせ目部分の整形をしつつ、動翼パーツの準備を。
これらは取り付け角度をつけることや可動機構が設けられていることもあって、変化をつけることができますな。
フラップとかエレベーターとかいうやつだよね。
いまいちごっちゃになりやすいというか。
- フラップ→主に離着陸時に揚力を増大させるための、高揚力装置の一つ。He111では主翼後部の機体側に付いている。機体によっては主翼前についているものも
- 補助翼(エルロン)→主翼後部の端側に付いた部分。機体を傾けたり回転運動(ローリング)をさせるのに使う
- 昇降舵(エレベーター)→水平尾翼の後ろについている部分。機首の上げ下げに使う
- 方向舵(ラダー)→垂直尾翼の後ろについている部分。機首を左右に向かせるのに使う
……とかなんとか。
もちろん機体によって位置にバラつきがあるみたいですな。
フラップとエルロンを兼ねた「フラッペロン」なるものを備えた機体もあるのだとか。
話は置いといて、動翼を取り付けるとこんな感じに。
ハセガワ製では一体成型の部分でしたが、エアフィックス製は別パーツ。
独立した別の部分感が出ますな。
角度をつけて固定すれば出撃直前のジオラマとかに似合う格好に。
今回はいつも通り、主翼にそろえた状態にするけどね。
エンジン部分の組み立て
エンジンパーツもここで取り付け。
ラジエーター部分や排気管を取り付けていきましょう。
ここはP型とH型で異なるポイントだよね。
P型はダイムラーベンツのエンジン率高め。
対するH型はユンカースのエンジンが基本という。
似たような外形ですが、吸気口の位置で区別がつくようですな。
P型はエンジンの左側に吸気口があるのに対し、H型は右側に吸気口があるのだとか。
今回の戦果
エンジンを取り付け。
ここも主翼との間に少し隙間ができますな。
やはり組む順番を変えたからでしょうか。
明らかにモールド以上の隙間ができている箇所があるね。
これらは一度埋める予定だ。
今回はここで中断。
次回はこれらの修正や、更に細かい部品を取り付けていこう。
続きは次回!
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