エアフィックスから発売されています、メッサーシュミットBf110Cを作っていきましょう。
前回はパーツ紹介をした。
今回から組み立て開始。
各部の貼り合わせをしてコクピット内部も塗り分けよう。
筆者が大量に保有しているBf110。
ようやく1機始動したね。
このまま他のものも組んでしまいたいところです。
カッコいい箱の状態でもいいけどさ……。
筆者は完成した飛行機がズラッと並んでいるところを見たくて購入したはずだし。
そんな駆逐航空隊を目指して、早速作戦開始といこう。
尾部のヒケを処理する
とりあえず合わせ目を消すために、貼り合わせられる場所を貼り合わせていきます。
まずは尾部から。
……その前にお手本のような目立つヒケがありますな。
ヒケって何だろう?
……って思った人、こういうのだよ。
わかるかな?
工場でプラパーツを成型した後、プラが冷えて収縮した際にできる凹みのことです。
収縮するということで、基本的に肉厚のパーツで発生しやすいですな。
このパーツのヒケ部分は裏側に位置決め用の凸ピンがあります。
部分的に肉厚になり、よりヒケが発生しやすくなるという。
軽いヒケなら紙ヤスリで削ってしまえば問題ないですが……
今回のような大きな凹みは何か盛って埋める必要があります。
今回はとりあえずラッカーパテ(タミヤパテ)でも盛っておきましょう。
乾燥後に削って平らにします。
埋めるためのものは他にもいくつかあるね。
瞬間接着剤とか、それに近いものとしてタミヤのイージーサンディングとか。
ついでに合わせ目消しにために接着貼り合わせもしておこう。
ちなみにこの尾部、似たようなパーツが付属するので注意だ。
今回使うパーツは29D、30D番パーツ。
似たような部品である93D、94D番パーツはE-2TROP型で使うもののようですな。
今回は余剰品となります。
主翼の組み立て
続いて主翼部分。
同じメッサーシュミット社のBf109Eを大型化したような感じですね。
ここは先に主脚格納部分のパーツを接着しておく。
それと、主翼下部に増槽を取り付ける場合はここで内側から穴を開けておこう。
今回は増槽を取り付けないので、そのまま進めるけどね。
増槽はC型というより寧ろ長距離型であるD型のイメージがありますが……。
必要なことが住んだら合わせ目消しのため接着。
合わせ目消しについては過去記事を参考にしてもらいたい。
コクピット内の組み立て
続いてコクピット内を組み立てていきます。
側壁にディテールはなく、近年のキットとしては比較的簡素な内容となっていますな。
ここは各部の押し出しピン跡を削って処理。
- 彫刻刀の平刃でカリカリカンナがけ
- 小さく切った紙ヤスリをピンセットでつまんでヤスリがけ
などを使い、奥まった座席などを削り込もう。
今回は使わないけど、このキットにはパイロットも2人付属するね。
これを乗せる場合は座席の押し出しピン跡は処理しなくてもいいかも。
ただヒケ防止のためか、背中側には大きな肉抜き穴があります。
座席に乗せても見えそう(特に後部座席)なので、こちらの処理が代わりに必要になりそうですな。
今回の戦果
削るとこんな感じに。
結構荒く削ったので、座席部分は一度溶きパテ(500番のビンサーフェイサー)を筆塗りして細かい傷を埋めている。
機銃の予備弾槽や計器板、操縦桿なんかは塗り分けのため、ここでは取り付けていない。
他の機器類のディティールはなくて、シンプルな内容だね。
あちこち処理しながらで時間がかかってしまった。
なので今回はここで中断。
次回はコクピット内部の塗装から再会しよう。
続きは次回!
この記事で作っているキット