
エレールのPZL.23カラシュを作っていきます。

前回はコクピットを組み立てた。
今回は他の部品を取り付けて全体の組み立て作業を終えよう。

ここ最近の筆者とは思えないような早さで進んでいるね。

ただ幾つか調整もしていますな。
古いキットなのでどうしても精度が……。

詳しくは記事の中で語ろう。
それでは作業再開。
ヒケを埋める

パーツが全体的に肉厚なためか、胴体周りの各部でヒケが発生しています。
比較的深いものなので、ここはパテなどを盛って埋めてしまいましょう。

今回はとりあえずタミヤパテを使用。
凹み埋めのアイテムは色々あるけど、これが一番古典的に思える。

揮発して肉やせしたり、少し臭いが気になるけど……
切削のしやすさは魅力だね。
各部品を取りつける

胴体に続き、前回貼り合わせていた主脚や主翼などを接着していく。
主脚で注意すべきはタイヤ部分。
軸が脆いので整形時に折らないよう注意だ。
筆者は片方折ってしまった。

ちなみに実機のPZL.23カラシュも頑丈そうな主脚の見た目とは裏腹に、不整地での着陸が苦手だったそうです。

大まかに形ができたら、更に細かい部品を取り付ける。
細かい部品が多いので紛失注意だ。

A型特有の部品もここで装着。
それらしくなってきたね。
エンジン周りの組み立て

エンジンは2重構造になっていますが……
この外側の部品、細いパーツでとても折れやすいです。
注意して整形していきましょう。
筆者も整形中に数本折っていますが。

また1本は最初から折れていて、残骸も消息不明だった。
なので一度穴を開け、伸ばしランナーを接着して修復している。
画像のパーツ右側に一本色味が違うのが混ざっているのがそれだ。

エンジン内部は後で筆やエアブラシが入りにくそうだったので、黒く塗り潰し。
その後プロペラまで組んでしまいましょう。

先に軸を内部から通して、その後軸の先端にプロペラを接着。
PZL.23カラシュのプロペラは2枚なんだね。

その後は機首にエンジンと排気管を接着。
先に排気管を接着したほうがやりやすいですな。

内部容積に遊びがあるので
「軸を通す→外からプロペラを押し込む」
みたいなことは難しそうだった。
エンジン部分は先にプロペラまで組んでしまい、できたエンジンを機首に接着してしまおう。
風防の取り付け

続いて風防を取り付け。
筆者が機首を削りすぎたのか、多少段差ができますな。
薄く溶きパテでも塗っておきましょう。

風防左右も胴体より少し幅広で、少し段差ができる。
多少の段差は無視して進めてしまおう。

ゴンドラ部分もクリアーパーツを接着。
こちらのほうが更にガタついていますな。
適当に削って合わせておきましょう。

あんまり時間をかけすぎると完成しなくなる。
ここはほどほどに。

整形が済んだら各風防のマスキング。
上のやつは窓枠が大きいからそこまで苦戦しないかな。
下のゴンドラ部分は細かくて少し苦労するけど。

マスキング方法に関しては過去記事を参考にしてください。

今回の戦果

これで組み立て終了とします。
主脚についた前照灯(?)とゴンドラの下部機銃は別にして進めていきます。

多少ガタつきがあるけど、これはこれで……。

ガタつきやヒケが目立ったものの、それ以外は特に苦戦せずに組み立てられた。
今回はここまで。
次回は塗装作業となる。

続きは次回!
この記事で作っているキット