グリーンマックス社の未塗装エコノミーキット、ナハ10を作っていきます。
前回はキットの概要を説明した。
今回はサクッと組み立てて塗装前まで進めよう。
今回は一気に塗装直前まで進むんだね。
基本的にどの車両も同じ流れで組んでいきますからね。
詳しくは見ていけばわかるが、あまり引っかかるような場所はなかったからね。
比較的スムーズに組み立てが進んだ。
別売りパーツを用意する
例によって別売りパーツが必要なのでここで用意します。
- 台車→TR50
- マーク→座席車用
を用意します。
ここ最近のスロフ62・スロ54に使ったのは「寝台・グリーン車」用。
今回ナハ10に使うのは「座席車」用。
間違えないように注意。
また別のものが必要になったんだね。
コスト面を考えるなら、同じものを作るというのがおススメですな。
この後は座席車が多くなるのかな。
車体の組み立て
まずは車体から。
今回も側面と妻面の数字を合わせつつ組み立てていこう。
妻面は1種類だけのようだけど・・・・・・。
なんか変な部品が入っているよ。
内部の客室とデッキを区切る板だね。
今回は取り付けてみよう。
あってもなくても問題ないようですが。
とりあえずL字型に組み立てるよ。
流し込み接着剤で貼り合わせて・・・・・・。
成形色仕上げでないので、多少の荒れはこの時点ではあまり気にせず・・・・・・。
更に貼り合わせてロの字に。
あっという間だ。
ここまでは特に問題ない感じ。
屋根の組み立て
続いて屋根ですな。
今回は先に屋根基板を車体に接着して、その後屋上機器類を取り付けていきます。
今回は低屋根ではないんだね。
3等車なので、冷房化はされていないようです。
この屋根は機器類の取り付け位置がモールド・開口されていない。
自分で屋根の中心線をとり、側面図を参考にベンチレーターを取り付ける位置をマークしよう。
ベンチレーターは8個使用します。
今回はキット付属のものではなく、以前作ったスロ54のものがちょうど余っていたのでそれを使用します。
これ、元々は別売りのディティールアップパーツなんだよね。
取り付けるとこんな感じに。
真っ直ぐに並んでいるかよく確認しよう。
筆者は定規を当てたりして確認している。
側面図をよく見て、向きとか間違えないように・・・・・・。
ここでひっくり返して、先ほどの仕切り版を接着。
こんな感じでいいんですかね?
筆者も客車に乗ったことがないから詳しいことは不明だけど・・・・・・。
床下の組み立て
そのまま床下も組んでいきましょう。
3等車で特別な設備もないからか、使用するパーツは少なめです。
スロフ62やスロ54とはまた違った台枠に見えるね。
軽量客車である10系客車のポイントともいえる部分だ。
車体へ縦向きに並んだキーストンプレートと、車体へ横向きに並んだ横梁。
これで床強度を出している。
他の客車は車体中央に縦向きの中梁があるんだけど……
10系客車はそれを省略して軽量化を図っている。
台車や機器類を取り付けるとこんな感じに。
画像左上の台車付近にある、パーツOが干渉しないように注意ですな。
これはなんなのかな?
これは車軸発電機だそうです。
客車の照明や扇風機などに使用する電力を発生させるものですな。
車軸とベルトで接続されたプーリーが回転して発電するようになっているそうです。
ちなみに北海道だと気温の関係でベルトが凍結・破損することがあるので、代わりにギアやユニバーサルジョイントで車軸からの動力を伝達するものとなっている。
区別のためか、北海道仕様の客車は車番も500番台を名乗っている。
これらの機器類は実物では台車とほとんど間隔がないようですが、模型ですとカーブ半径が小さく台車が大きく振れるので干渉しやすく・・・・・・。
寧ろ右下のトイレ配管のほうが心配になるね。
あっちは所定の位置で完全に干渉するし。
極端に狭いレイアウトで走らせるつもりなら、取り付けないのも手だね。
あとはいつも通りオモリをセット。
問題ないですな。
今回の戦果
台枠と車体を仮留め。
これで塗装直前まで到達した。
あっという間に形になったね。
部品自体は少ないですからね。
今回はここまで。
次回は塗装作業になるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット