サイバーホビーのティーガーI 幻のH2型を作っていきましょう。
前回はパーツを確認した。
今回は組み立て開始。
砲塔と足周りを組んでみよう。
何か面白いことない?
ありませんな。
というか筆者が作業に集中したいため情報を統制遮断しているので、世間の話題とかが不明です。
ああいうのは筆者にとっては大半が
「賛成か反対か」
とか
「肯定か否定か」
とかの以前に
「興味がない」
だからね。
……とりあえず作戦を開始しよう。
年が明けるまでに、このH2ティーガーを完成させたいところだ。
砲塔の組み立てと合わせ目消し
いつもなら説明書通り、下から順に組んでいきますが……
砲塔は見た感じパーツが少なめ。
なので先にこちらから組んでしまいましょう。
ドラゴン系列の製品って内部までしっかり再現されたイメージがあるけど……
これは砲尾含めて内部パーツは皆無だね。
コスト削減のためか、それとも実物はモックアップだけしか作られなかったから……
気になる人はほかの70口径7.5cm砲のパーツを寄せ集めて改造してもいいだろう。
合わせ目がないと思いきや、車体後部のエアクリーナーや砲塔のキューポラが真っ二つですな。
これは接着しておきましょう。
合わせ目消しについては過去記事参照だよ。
キューポラの乾燥待ちにひたすら組んでいく。
砲塔側面のハッチ類は全て一体成型だ。
開いた状態にするには要改造となる。
部品が少なくなるからその分サクサク進むんだけどね。
主砲の可動軸はプラ同士の接合。
サイバーホビー(ドラゴン)製品はプラ質が軟らかめで保持力は問題ないです。
補強はせずそのまま組んでしまいましょう。
キューポラの接着剤が乾燥しましたらそれも取り付け。
背面の機銃は塗り分けのため、ここでは接着しません。
なんかパンターみたいな見た目の砲塔。
ただ形の似た別物となっている。
キューポラはパンターのD型に近いものとなっているけどね。
ハッチの可動軸が短いので、開いた状態にはしづらい。
開いた状態にするなら軸を延長したほうがいいだろう。
ちなみにキューポラのガラスパーツは再現されていないので注意だ。
車体下部の組み立て
続いて車体下部。
ティーガーは足周りが複雑な車輌ですが……。
サスペンションとかがほとんど一体成型だね。
2013年ごろにサイバーホビーのオレンジボックス版として、ティーガーIの初期型が発売された。
当該シリーズは基本的にスマートキット以前のドラゴン社旧製品におまけを追加したものだったけど……
ティーガーIに関しては足周りを一体成型して簡略化した新製品だったんだ。
今回のH2型もそれの部品を流用しているみたいだね。
誘導輪のアームは別パーツ。
ここは角度が調節できますが、ベルト式履帯に合わせるためまだ接着固定しません。
機動輪の選択
機動輪は外側のパーツがG24番パーツかC14番パーツの選択式。
筆者はとりあえず塗装図に合わせてC14番パーツを使っている。
生産時期の違いかな?
見た目は真ん中のボルト周りのディティールが違うみたいだけど。
ふとタミヤのティーガーIのも選択式だったのを思い出しました。
それと照らし合わせると、
- ボルト周りに段差があるC14番が後期型(今回選択したもの)
- ボルト周りに段差がないG24番パーツが初期型(今回は使わない余剰品)
のようですな。
繋がった転輪を組み立てる
次はティーガーの大変な箇所である転輪だけど……
なんか繋がっているね。
これもオレンジボックス版同様のものですな。
- 転輪が外から見えない箇所で繋がって一体成型になっている
- ゲート跡やパーティングラインも極力目立たない場所に配置されており、処理しなくてもいいようになっている
といった感じのものですな。
さすがに一番外側の転輪は単品ですが。
転輪自体にも番号が刻印されている。
なので先に切り出してしまってもどの部分なのかが一目でわかる親切設計だ。
ところでオレンジボックス版のティーガーは筆者は持っていないの?
筆者はそのとき買いそびれたようです。
同じくオレンジボックス版をベースにした、ガルパンの黒森峰版の初版は購入して組みかけですな。
あれは何度も箱とおまけを変えて再販していますが、そちらはオレンジボックス版ベースなのか……。
今回の戦果
足周りに転輪を仮留め。
繋がった部分は車体上部側に来ます。
そのままでは外から見えますが、履帯を取り付けるほとんどわからなくなるという。
ティーガーのネックである複雑な足周りが簡単に出来上がるのはいいね。
その分サスペンションが一体だからジオラマとかには不向きだけど。
今回はここまで。
次回はもう少し足周りに手を加えてから、後部パネルを組むことになるだろう。
続きは次回!
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