スーパーモデルのマッキMC.205ヴェルトロ戦闘機を作っていきましょう。
前回は部品を確認した。
今回は組み立て開始。
機内を組んでいこう。
なんか筆者がハイテンションになっているよ。
タミヤの新製品情報が入ってきたらしく、その中にどうも気になるものがあったようですな。
まだ断片的な情報だけで、確証が得られていないので詳細には触れない。
とりあえず今はこのヴェルトロを先に進めよう。
それでは作戦を開始する。
胴体の組み立て
まずは機内。
古いキットらしく、内部はほとんど再現されていません。
床板もなく、直接操縦桿や座席を内部に取り付ける方式です。
以前のだと、モノグラム製品がそうだっけ。
あれも確か60~70年代が初版のキットだったような。
座席部分は接着面積が狭く、そのままだと強度が出ない。
なので座面の裏側にランナーで軸を自作し、そこに接着する形に。
操縦桿も凹みをピンバイスで開口し、そこに埋めるように接着した。
計器部分は……。
そこは後でドライデカールを貼り付けるので、塗ってからの接着にした。
また計器盤に取り付ける照準器のような部品も、後のデカール貼りに備えて後付け予定だ。
機内の押し出しピンは計器で隠れるかと思ったけど、後に隠れないことが判明。
後で削っている。
機首の組み立て
ここで一度機首の組み立てに。
機首上部、機首下部、プロペラですな。
機首下部はMC.202フォルゴーレからMC.205ヴェルトロになるところで、一番変化があった箇所だね、
だからなのか別パーツ化されているという。
組み立てるとこんな感じに。
どうやらプロペラは胴体に外から後付けできる構造のようです。
塗り分けが発生するので、そちらの方が好都合ですな。
塗装によってはプロペラスピナーと本体が別の色になる。
今回作るイタリア王国空軍機では胴体とスピナーは同じ色なので、ここで接着して進める。
機内の塗装
その後はコクピットの塗装。
機内は今までのイタリア機同様、Mr.カラー312番のグリーンFS34227で塗ってしまいます。
いつものメロンソーダっぽい色というか。
このキットは主脚の格納庫内が再現されていなくて、そのまま胴体下部外側が見える格好になっているね。
なので胴体下部を機内色に塗って、外からプラ地が見えないように……。
実物だと格納庫内は空洞のようになっていて、コクピット区画の外壁やエンジン部分が見えるようですな。
1/72など小スケールのキットですと、プラ製のフタで塞がれていることが多いですが。
計器のデカールを貼り付ける
ここで計器のデカールを貼り付け。
問題のドライデカールですな。
セロテープを使い、デカールをパーツに固定後擦ってやります。
テープを使う都合上、先に奥まった箇所にあるものから貼り付けるとよいかと。
擦るときに使うのは先が丸くて固めのもの。
筆者は調色スティックやピンセットの丸まった部分を使っていたね。
他には筆の柄とかもいけるかな?
転写するとこんな感じに。
水転写式と違い、やり直しが効かないので微調整が難しいですな。
ただ単純な絵柄なので、多少の破損などはレタッチで修正可能です。
機体の本格的なマーキングに備えて、ここで練習をしておこう。
デカールの劣化もないようだし、本体用のマークもそのまま使えそうだ。
今回の戦果
その後はスミ入れとドライブラシ……
ですが、凹凸のほとんどない機内なので、あまり目立ちませんな。
座席周りに少し施すだけでもよいかと。
どっちにしろ外からはほとんど見えなくなりそうだからね。
今回はここで中断。
次回は胴体と主翼を合わせる予定だ。
続きは次回!