スーパーモデル マッキMC.205ヴェルトロ 製作記⑧

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航空機等製作記
アドルフ
アドルフ

スーパーモデルのマッキMC.205ヴェルトロ。

2機目を作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は欠品だったタイヤを自作しつつ、組み立てを完了した。

今回は塗装とマーキングを施そう。

レーナ
レーナ

このパートは1機目とは異なるパターンになりそうだね。

アドルフ
アドルフ

じっくり解説になりますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者が眠いようなのでさっさと作戦を再開してしまおう。

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塗装図の確認

アドルフ
アドルフ

このキットに収録された塗装は4種類。

前回は左上のイタリア王国空軍所属機で塗りましたな。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回は右下に掲載されている、イタリア社会共和国空軍所属機で塗ってみよう。

塗装図の印刷が不鮮明だけど、イタリア機によく見られるピーマンの輪切りみたいな迷彩のようだ。

レーナ
レーナ

ええっと、使用する色の指示は

  • 下面(GA)→グレーブルー
  • 上面下地(VC)→ライトオリーブグリーン
  • 上面迷彩(VO)→ダークオリーブグリーン

って書いてあるね。

アドルフ
アドルフ

上面下地はライトオリーブグリーンと書いてありますが、おそらくサンド系の色かと。

下地の塗装

アドルフ
アドルフ

まずは下地類からの塗装。

この辺りは基本的に以前の1機目と同様ですな。

  • 風防の下塗り→Mr.カラーの312番、グリーンFS34227
  • 全体の下塗り→クレオスのMr.サーフェイサー500
  • 白帯部分→Mr.カラーのグランプリホワイト

となっています。

レーナ
レーナ

強いて違いをあげるなら、プロペラスピナー部分もグランプリホワイトで塗り分けているぐらいかな?

ここは後で渦巻きマークを描くみたいだけど……。

ヴァルダ
ヴァルダ

渦巻き部分は後回し。

胴体の白帯は他の塗装(イタリア王国空軍機、ドイツ空軍機)でも塗るけど、それらとは帯の位置が微妙に異なる。

塗装図を見間違えないように注意しよう。

今回作るイタリア社会共和国空軍機はやや後ろ寄りの位置に塗られている。

本体色の塗装

アドルフ
アドルフ

続いて本体の上下基本塗装を。

  • 下面→Mr.カラーの306番、グレーFS36270
  • 上面→Mr.カラーのサンディブラウン

ですな。

下面はブルーグレー指示でしたが、いつものイタリア機同様のものに。

上面はいつものミドルストーンとは異なり、サンディブラウンで塗ってみました。

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レーナ
レーナ

以前のハセガワ製MC.202フォルゴーレで使っていたミドルストーンと比べると、サンディブラウンは赤っぽい感じだね。

そういえばあのキットでは元々この色を使う指示が出ていたような。

アドルフ
アドルフ

あのキットでは下面もライトブルー指示でしたな。

調べていたら博物館に展示されていたMC.205の画像が出てきましたが、丁度そんな感じの色合いだったような気がしします。

レーナ
レーナ

ちょっとドイツ機感のある色合いというか。

ヴァルダ
ヴァルダ

1機目のグリーンを塗った際にも少し語ったけど、他メーカーのイタリア機向け塗料でグリーンやサンドが2種類用意されているものがあった。

なのでその辺りを参考にしている。

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アドルフ
アドルフ

時期の違いなのか、生産工場の違いなのか……

それとも経年劣化で同じ色が違って見えただけなのか……。

レーナ
レーナ

筆者はあんまり資料とか買わないからなぁ。

アドルフ
アドルフ

筆者は資料を買う金があってもそれをキットに回してしまいますからね。

迷彩を筆塗りする

アドルフ
アドルフ

エアブラシは一度片付けて、筆に切り替え。

今回はMC.202でも見られた、輪切りピーマンのような迷彩を施してみましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

鉛筆で下書きをし、Mr.カラーのRLM80オリーブグリーンで描いていく。

今回のキットは左側面・上面の塗装図しかないので、右側は想像で描いてしまおう。

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レーナ
レーナ

ラッカーの筆塗りだと、あまり短時間に筆を往復させないのがコツだね。

溶剤成分で下地や先に塗った迷彩色が溶けるから……。

アドルフ
アドルフ

水性塗料なら乾燥後の塗料に上塗りしても溶けません。

ただRLM80は見た感じ、水性ホビーカラーやアクリジョンにはラインナップされていない色みたいですな。

近似色で代用するという案もありますが……・

アドルフ
アドルフ

他の細かいところも塗り分け、全体像はこんな感じに。

それらしくなってきましたな。

プロペラスピナーの渦巻き部分は迷彩同様、下書きからの筆塗りです。

レーナ
レーナ

イタリア機ってグリーンがベースのとサンドがベースのが大半というか。

アドルフ
アドルフ

どうもドイツ機同様のグレー系迷彩の機体もあったようですな。

指定の塗料もRLM74・75・76と同様だったり。

ドイツ軍の使用機体と思いきや、イタリア軍の機体でもその色のがあるようで。

ファスケスを鏡像にせよ

アドルフ
アドルフ

その後はマーキング。

1機目でも触れたとおり、航空機模型では珍しいドライデカールとなっています。

凹凸面や曲面に馴染ませにくいので、正直水転写式の方がいいのですが……。

ヴァルダ
ヴァルダ

ここで一つ問題が発覚。

イタリア王国空軍機の主翼には3本のファスケスのシルエットが国籍マークとして描かれている。

これは左右で鏡像になっており、斧の刃の部分が機体内側を向くようになっている。

イタリア社会共和国空軍機は似たような感じで、2本のファスケスが四角で囲まれたものが国籍マークとなっているんだけど……

これが本キット付属のデカールでは全て同じ向きになってしまっているんだ。

ちなみにキットの塗装図ではこちらも左右主翼で鏡像になっている。

レーナ
レーナ

このマーク、筆者は始めて作る国籍の機体だよね。

予備もないという。

アドルフ
アドルフ

単純に貼る向きを変えても鏡像にはなりませんな。

どうしたものか……。

ヴァルダ
ヴァルダ

というわけで……

  • とりあえず普通に貼る
  • ファスケスの細長い棒部分は一度切り取り反対方向に貼り付け
  • 刃の部分は一部切り取り、手描きで反対向きに刃を取り付ける

といった感じで鏡像にした。

レーナ
レーナ

これまた随分とやっつけ感が……。

アドルフ
アドルフ

手間を考えるとドイツ空軍所属機とかにした方が良かったかもしれません。

古いからか、海外製にも関わらず鉤十字が無修正で付属しますし。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者の在庫にレジアーネRe.2005やフィアットG.55があってね。

イタリア社会共和国軍のマークでそれらセリア5戦闘機と揃えたいようだ。

今回の戦果

アドルフ
アドルフ

マーキング後はこんな感じ。

胴体と尾翼のイタリア国旗も、左右で鏡像になるようですな。

なので左胴体はトリコロールが左から順に

「緑・白・赤」

となっていますが、右胴体は左から順に

「赤・白・緑」

となっています。

こちらは上下を逆にすれば鏡像になるので安心です。

ヴァルダ
ヴァルダ

イタリア社会共和国(Repubblica Sociale Italiana 通称RSI)の空軍。

正式にはイタリア国家空軍(Aeronautica Nazionale Repubblicana 通称ANR)と呼ぶらしい。

レーナ
レーナ

ややこしいなぁ。

アドルフ
アドルフ

RSIが国家体制。

ANAがRSIの空軍という認識で良いかと。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

次回は仕上げをして完成させよう。

レーナ
レーナ

続きは次回!

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