
スーパーモデルより、イタリアの戦闘機レジアーネRe.2000ファルコを作っていきましょう。

前回は組み立てを終了した。
今回は塗装作業となる。

塗装に突入。
8月がもう1週間ほどで終わっちゃうよ。

今月は進みが遅いですな。
夏休みが……。

地域によっては夏休みが短いところもあるみたいだね。
大学生の場合はもう少し続くはず。
それでは我々は作戦を再開しよう。
塗装図の確認


このキットに収録された塗装は3種類。
スウェーデン軍・イタリア軍・ハンガリー軍のものがそれぞれセットされています。
イタリア軍のみ上面がグリーンの単色。
それ以外はグリーン・サンド・ブラウンの斑迷彩となっています。

斑迷彩は以前ソード版で作ったのがあったね。
確か長距離タイプのGA型だったような。

風防を選択済みなので途中変更はできない。
今回はそのGA型同様ファストバック式の風防になっている、イタリア軍仕様で塗ってみよう。
下地の塗装


とりあえずまずは下塗りや細部の塗装から。
- 脚カバーなどのチェック→Mr.サーフェイサー1000(缶スプレータイプ)
- 風防の下塗り・脚カバー内部の塗装→Mr.カラーの312番・グリーンFS34227
- 全体の下塗り→Mr.サーフェイサー1000(ビンタイプ)
- 胴体の白帯→Mr.カラーのグランプリホワイト
- 金属色部分の下塗り→Mr.フィニッシングサーフェイサー1500ブラック
- 脚・プロペラ→Mr.カラーのシルバー
- エンジン→Mr.カラーの黒鉄色
ですな。

またなんかゴチャゴチャに。

例によって最初のサフは切り替えを省略するために缶とビンを併用しています。
これがないと序盤が
- 風防の下塗りをグリーンで塗装
- 脚カバーや全体をサフ
- 脚カバー内部をグリーンで塗装
……といった流れになりますので。

脚カバー内部はサフレスでいいんじゃないの?

パテ埋めをしていますからね。
段差チェックと下地色の合わせをしておきたかったというやつです。
下面色の塗装


白帯部分をマスキングしつつ、下面を塗装。
使用したのはMr.カラーの306番、グレーFS36270ですな。
筆者は基本的にイタリア機にはこれを使うことが多いようで。

この辺りってややこしい名前でわかりにくいんだよね。
だから筆者はいつもMr.カラー番号も併記しているというか。

確か色の種類とつやの有無だかで後ろの数字に法則があったはずです。

ちなみにこのFSコードが指定されたMr.カラーの300番台。
長らく水性版がなかったが、近年新たに発売された。
水性ホビーカラーユーザーはそちらを使ってみてもいいだろう。
上面色の塗装


続いて上面色のグリーン。
今回はタミヤラッカーのNATOグリーンを塗っています。
下面にも回りこむので、それらも忘れずに。

クレオス製品と違ってこっちは水溶性のアクリル塗料が先で、後からラッカータイプが追加された感じだね。
ラッカー系は臭いが気になるけど、こういうぼかしのための調整がしやすいというか。

ぼかしをつけるため、今回はマスキングなしのフリーハンドで塗ってみたけど……
機首下部のリブ部分など、余計なところに吹き込みまくった。
なので再度グレーを上塗りするなどしている。

尾翼下部周りも一度吹き込み過ぎて塗り直していますな。
先に簡易的にマスキングして大まかに塗ってから、境界部分を薄くぼかして塗るパターンのほうが良かったかもしれません。
細かい塗り分けとマーキング


今回は上下でシンプルなツートンカラーなので、これでエアブラシはお片づけ。
筆で細かい部分を塗り分けていきます。
タイヤやピトー管など、いつものばかりですな。

エンジン部分はグレーとシルバー、黒で塗り分ける指示が出ていたけど……
今回は基本色の黒鉄色と、先端のジャーマングレイ(タミヤカラー)に留めている。
それ以外は後でスミ入れやドライブラシをして塗り分けてみよう。


その後はマーキング。
キット付属のはこちらですな。
収録された塗装の国籍がバラバラなので、マークも豊富です。

第二次世界大戦がすぐに始まったからハンガリーとスウェーデンにしか輸出されなかったんだけど、実際はもっとたくさんの国に輸出される予定だったんだよね。
今回の戦果


貼り付けるとこんな感じに。
古いものでしたが台紙が黄色いだけで、デカール本体は目立った変色はなし。
水に漬ければすぐに剥がれてくれました。

ただ古くてノリが乾いているのか、シルバリングで白化するマークが相次いだ。
調整と乾燥待ちのため今回はここまで。
次回はウェザリングをして完成予定だ。

続きは次回!