ソードのレジアーネRe.2000ファルコを作っていきましょう。
前回は塗装とデカール貼りを行った。
今回は軽くウェザリングをしてさっさと完成させてしまおう。
年度初めに早速完成品が。
滑り出しは順調ですな。
この勢いが続くといいんだけどね。
それでは作業を再開しよう。
スミ入れ!
手始めにスミ入れ。
いつものタミヤエナメル、スミ入れ用塗料のブラックを使っています。
拭き取りはいつもどおり、綿棒で大まかに拭き取った後ガイアノーツのフィニッシュマスターで仕上げている。
拭き取り面が平面だから凹んだモールド部分にきっちり塗料を残せるんだ。
……ただ元のモールドが浅めだったからか、胴体側面辺りは余計に拭き取れているみたいだけどね。
彫り直しておいたほうがよかったかもしれませんな。
銀剥げ!
続いて銀剥げ。
これもいつも通り、タミヤエナメルのクロームシルバーを使用。
ぶつかったり振動が加わりそうな場所を中心に施していきます。
本体色が明るめだからあまり目立たないね。
今回は控えめでもいいかも。
排気管汚れ
そして排気管汚れ。
ウェザリングカラーのステインブラウンで管本体の錆びを表現。
その上からタミヤのウェザリングマスターBセットを使って煤や排気汚れを施します。
この辺りはいつもの3点セットだね。
詳しくは過去記事を……。
最後の仕上げ
キットではエンジン部分を塗りわける指示が出ていましたが、筆者がガン無視。
しかしここで気づきました。
せめて先端部分だけでも塗り分けておきましょう。
ミディアムグレーとだけ表記されていた。
とりあえずタミヤアクリルのジャーマングレイでも塗っておこう。
その後はつや消しクリアーを吹きつけ、風防のマスキングを剥がして完成ですが……。
内部が曇りましたな。
いつものだね。
どっかの隙間から吹き込んだかな?
- 風防を剥がす
- 剥がした風防の内部を擦って曇りをとる
- 風防を再接着
といった流れで修正している。
今度こそこれで完成だ。
以下、ギャラリーだよ。
ソード レジアーネRe.2000ファルコ 完成!
カタパルト装備の位置とか、これでいいのかな?
ググって出てきた画像を参考にして適当に取り付けたけど。
カタパルト用装備を持つこのタイプはRe.2000のなかでもセリエIIもしくは catapultabileと呼ばれたようですな。
同じイタリア機として、以前作ったマッキMC.202フォルゴーレと比較。
この機体の前身となったMC.200サエッタがレジアーネRe.2000と競作になったんだ。
フォルゴーレはサエッタのエンジンをDB601にしたやつだね。
液冷エンジンだから、すっきりした機首がかっこいいというか。
レジアーネ社もRe2000のエンジンをDB601に代えたRe.2001アリエテを開発。
しかし性能はそれほど上がらず。
さらにエンジンの数が少ない上にMC.202に優先されたため、数も揃わず。
そのため空冷のピアッジョP.XIX RC45を搭載したRe.2002アリエテIIが登場します。
作ってみた感想のコーナー
珍しいイタリア軍の飛行機が出来上がったわけだけど……。
このキットに関する筆者の感想としては……
- ややマイナーなイタリア機が作れるという希少価値の高いキット
- RSモデルズやブレンガンといった他のチェコメーカーキットに比べて、目立つ隙間や段差が少なくやや組み立て難易度は低め。
- ただ部品の取り付け位置指示が曖昧な部分が多く、やはり大手メーカーが出す通常のプラキットよりは難易度が高め
といったところ。
確かに他の簡易インジェクション系は隙間がすさまじいものが多かったような気がしますな。
このキットはそのような致命的な隙間とかはなかったように見えるね。
曖昧な部品取り付け指示に注意すればなんとかなる感じだ。
筆者も組み立てにつぎ込んだ時間の大半は、真鍮線による軸打ちだった気がするね。
また完成品が1つ増えたところで、今回は終了としよう。
次回は諸事情で、新しいキットに手をつける予定だ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット