模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はタミヤのシトロエン11CVが完成しました。
今回は何を作るのでしょうか。
筆者が去年購入して積んだままになっている、あるAFVキットを組んでみよう。
積みプラをどんどん消化していくね。
筆者は消化速度が上がると、積み速度も上がる傾向があるのですが……
大丈夫なのでしょうか。
今回のお題 タミヤ パナール178/AMD35
今回のお題はこちら、タミヤより
パナール178 AMD35
正式な商品名は「フランス装甲車 AMD35 ”1940年”」
前回のシトロエンに続き、フランスの車ですな。
ミリタリーコレクション?
いつものミリタリーミニチュアシリーズとはなんか違うのかな?
ミリタリーコレクションシリーズは純正のタミヤ製品に付く名前だ。
今回のキットはウクライナの模型メーカー、ICM社のキットを使っている。
いわゆるOEMですな。
ちなみにICM社は2021年4月現在、ハセガワ社が輸入代理店となっているようです。
パナール178/AMD35とは
これは名前の通り、フランスのパナール社が開発した装甲車だ。
AMD35とは形式名で「1935年式索敵装甲車」という意味になる。
「○○年式」って名称はどの軍でも使われるものなんだね。
開発は1931年から始まる。
- 70km/hの最高速度
- 400kmの航続距離
- 5~8mm厚の装甲
- 20mmの主砲
が主な要求仕様だった。
ルノー、ベルリエ、ラティル、パナールの4社がこれの試作車を作る。
それで採用されたのがこのパナール社のパナール178だった、ということですな。
採用されたことで本車にはAMD35という形式名がつく。
ただストライキや部品調達の問題ですぐには生産されず、1937年ごろからと言われている。
1940年の対ドイツ軍への戦闘時には約360輌の本車が部隊に配備されていたようだ。
内20~30輌は無線を積んだ指揮車型のようだね。
西方戦役だっけ。
ドイツ軍も本車の性能を高評価し、Panzerspähwagen P.204 (f)の名称を与えて自軍の装備に組み込んでいる。
1941年のソ連戦までに190輌が配備されていたようだ。
これには鹵獲車だけではなく、フランス占領時に製造途中だったものを組み立てたものも含まれている。
電撃戦に不適な戦車類とは違って、高評価だったようですな。
ちなみに鉄道警備のため、ドイツ軍ではタイヤを鉄道用車輪に換装した車輌も存在する。
その他大戦後にはフランスが改良型パナール178Bを生産して、フランス植民地に配備。
インドシナ紛争に投入されるなどしたんだ。
箱を開けてみよう
それでは箱を開けて中身を確認してみよう。
説明書、パーツ袋、デカール。
あれ、プラパーツの成型色が。
うむ。
中央の袋がICM社製パーツ。
右のオリーブ色のパーツがタミヤ製だ。
ランナーは5枚。
見た感じパーツは少ないですね。
細かいパーツが目立つランナーがあるね。
このキット、どうやら内部再現もされているようです。
ちなみにタミヤ製のアクセサリーパーツ類。
ランナーに「35284」の刻印がある。
どうやらタミヤMMシリーズの「UEトラクター」に付属するランナーの流用らしい。
他にはゴムタイヤとデカール。
前者はICM製で、後者はタミヤ製だ。
筆者はミリタリーモデルでゴムタイヤは初めてなんですよね。
取り扱いが気になりますな。
塗装は3種類。
フランス軍が2種類と、ドイツ軍鹵獲車輌が1種類だ。
塗装はいずれもオリーブグリーン1色。
筆者はドイツ軍仕様で組むため、これを購入したようですな。
ところがだね……。
このデカールは……。
筆者が去年ソミュアS35用に購入した第3SS師団トーテンコップのデカール。
これが本車にも対応していたのでね。
今回再び使ってみよう。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から早速組み立て作業に入ろう。
内部再現がされたキットですか。
筆者はどのように仕上げるのか、気になりますな。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット
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