タミヤから発売されています、日本陸軍の九七式中戦車チハを作っていきます。
前回は足回りや砲塔を組んだ。
今回は車体上部や兵士などを組んで組み立て作業を終えよう。
首都圏は雪が降ってから一晩。
交通網が乱れているね。
振った直後よりも、凍結したときが寧ろ危険ですな。
車両・歩行者問わず滑りやすいからね。
物流にも影響が出そうだ。
いくつか通販サイトもその辺りお知らせが出ていたような。
とりあえず、目の前のチハを作っていきましょう。
車体上部の組み立て
車体上部はこんな感じ。
前回合わせ目を消すために車体前面C3番パーツと右側面のC1パーツは接着済みだ。
左右対称と思いきやそうでもなく、砲塔がやや右側に寄ってセットされているんだよね。
あまり手を加えず作業していきますが・・・・・・
マフラー部分を少しディティールアップしてみます。
とはいっても排気口の凹みをつけるだけですが。
マフラーパーツは3パーツ構成。
排気口のB21番パーツはデザインナイフの先でパーツ先端を軽く彫り返して、凹みをつけより排気口らしくしている。
パーツそのままだと表面積が狭くてやりづらいので、作業前にパーツ先端を軽く平らに均しておくといいかな。
作業は注意だね。
気をつけないと刃先が滑ってザクッと。
ちなみにこのマフラー、本来は筒状の本体に金網状のカバーがかかっているような感じだそうです。
本キットでは簡略化のためかそれらが一体成型されていますが。
その他の部品は単純に切ったり貼ったりでストレートに。
エンジン点検ハッチのB30パーツはこの時点では接着していない。
注意する点としてはハッチ取っ手のB25番パーツかな。
細かいので紛失した際の捜索が難しいから切り出す際は慎重に・・・・・・。
後はエンジン排熱口上部の蓋であるC4・5番パーツですかね。
接続ピンが無いので車体上部と形があったところで直付けします。
側面から排熱口が見える形になっているんだね。
チハには前期型車体と後期型車体(新車体)がありますが、この部分が区別するポイントですな。
今回のキットは前期型。
蓋部分が単純な板状で、側面が空いているのが特徴です。
新車体はここが湾曲した形になっており、側面は完全にふさがれた状態になる。
排熱はフェンダー裏側から行われるようだ。
画像は筆者が以前作ったファインモールド製のガルパン版・知波単学園所属車。
作りかけで放置していたものを、ウェザリングの実験台にしたものだったね。
ファインモールド製品もタミヤ製品とはまた違った作りになっているから、そのうち再び挑戦したいところ。
車体右側から。
C1番パーツの合わせ目消しが少し難しいですな。
接着が甘かったのか多少隙間が出来ています。
パテを盛って埋めよう。
最悪ウェザリングでダメージ表現だ。
車体上部が組み立て終わったから下部と合わせる。
そのままでは浮いてしまうので、テープで仮留めしながら接着する。
機関手用ハッチは今回接着せずに進めるよ。
・・・・・・そういえば操縦手じゃないんだ。
ドイツ軍戦車ばっかり作っていたから、てっきりここから顔を出すのは操縦手だと思っていたんだけど。
左側走行と右側走行の違いですかね。
履帯の組み立て
履帯は昔ながらのポリ製焼止め方式。
両端を組み合わせた後、マイナスドライバー等平たい金属を熱してピンに押し付ける。
ピンが溶けて柔らかくなったらそのまま押しつぶして外れないようにする。
筆者は最後の一押しは爪の甲部分で押しつぶしていますな。
説明書では指で一押しするように指示されていますが、指紋が残るのが気になるようなので・・・・・・。
いずれにしろピンが目立つ外見になる。
最後は設置面など、外から見えない位置に持ってくるといいだろう。
履帯と前回組んだ車輪達を取り付けるとこんな感じに。
後の塗装を考えてこの段階ではまだ仮組み状態だ。
側面とか傾斜装甲を取り入れているのが先進的というか。
悪く言われることが多いチハですが、当時としては十分先進的なものだったそうです。
後継車が現れず、大戦後期まで使われたのが問題であって・・・・・・。
限られた予算が航空機、船舶、火砲などに優先され、戦車は後回しにされていたのも一因だね。
兵士の組み立て
キットには戦車長の全身像と機関手の半身像が付属する。
前者は7パーツ構成。
後者は1パーツ構成だ。
車長には各装備品を取り付けます。
ただ水筒は搭乗時は取り付けない指示が出ています。
おそらくキューポラに干渉するのでしょう。
今回の戦果
前回組み立てた砲塔と今作った兵士を乗せるとこんな感じに。
これで組み立て完了だ。
今回は取り付けていませんが、鉄兜(ヘルメット)パーツも付属しますな。
次回詳しく語る予定だけど、おそらく内地の車輌になる。
今回はここまで。
次はいよいよ塗装作業に入ることになるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット
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