タミヤより、パンターG型(初期型)を作っていきましょう。
前回は寄り道をして、エッチンググリルの取り付けをピックアップしてみた。
今回は本編に戻る。
塗装とマーキングを済ませよう。
なんか急に涼しくなってきてない?
ようやく夏日が終了ですかな。
こう冷えてくると冬季装備のものを組みたくなります。
次に何を組むかは筆者次第た。
とりあえず、まずは進行中のパンターを片付けよう。
塗装図の確認
収録された塗装は塗装図の裏表と、箱の側面に掲載された計4種類ですな。
- 第5戦車師団第31戦車連隊117号車
- 武装親衛隊第9戦車師団135号車
- 同部隊(?)411号車(これのみ箱側面に掲載)
- 第1戦車師団第1戦車連隊522号車(1945年ハンガリー 冬季迷彩車)
となっています。
今回はボックスアートにもなっている、武装親衛隊(SS)の135号車で塗ってみましょう。
第9SS装甲師団「ホーエンシュタウフェン」だっけ。
筆者は「戦車師団」って訳よりは「装甲師団」のほうがしっくりくるみたいな。
80年前のこの時期に連合軍が発動した「マーケット・ガーデン作戦」を迎撃した部隊の1つですな。
今回は選択しなかったけど、冬季迷彩の522号車はツィンメリットコーティングがされていなかったようだ。
コーティングが億劫な人はこちらを選ぶといいだろう。
下地を作る
まずは下地。
今回は金属パーツを使ったので、その下地をまずは塗ります。
使用したのはクレオスのプライマーサーフェイサーですな。
久々の登場。
最近はガイアノーツのプライマーばっかり使っていたからね。
独特な質感で、プライマーサフは少し塗るのにコツがいるといいますか……
色つきなので、どこに塗ったかはっきりするが利点なんですけどね。
筆者は奥まった部分には先に暗い色を吹き付けていたりする。
それがライトグレーになるから、最近はあまり使わなかったんだ。
その後は
- 車体全体→Mr.マホガニーサーフェイサー1000
- 足周り→モデルカステンの履帯色
- 兵士の下地→ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォホワイト
- 兵士の肌部分→ガイアカラーのノーツフレッシュピンク
と吹きつけていきます。
いつもの展開に。
戦車本体の塗装
戦車本体は大戦後期の3色迷彩に。
まずはガイアノーツのダークイエロー2を吹きつけ。
白味があって落ち着いた色調ですな。
ボックスアートだともっと赤みが強く塗られているように見える。
この辺りはお好みで。
筆者の場合、ウェザリングでもう少し色味が変わるだろう。
続いて迷彩色。
同じくガイアカラーより、オリーブグリーンとレッドブラウンですな。
この135号車のみ、塗装図が詳細に掲載されています。
右側面のみ掲載されていない感じです。
この135号車、塗装図では転輪がダークイエロー単色だけどボックスアートでは転輪にも迷彩色が塗られている。
今回はボックスアートに合わせて、転輪にも迷彩色を塗った。
同時期のティーガーIIポルシェ砲塔に合わせた感じに。
もっと後の方になると、転輪には迷彩されないのが多いよね。
転輪1個ごとに色が違うみたいなのはあるけど。
「走行中に転輪が回って迷彩色が動いて見えるから、転輪への迷彩が避けられるようになった」
……そんなことを聞いたような気がします。
マーキング!
付属のマーキングはこちら。
大戦後期の車輌だからか、部隊マーク類は少なめ。
第5装甲師団第31戦車連隊の赤い悪魔マークだけです。
せっかくのホーエンシュタウフェン師団なのに、マークは描かれていなかったのかな?
ちなみに同じくタミヤMMシリーズにラインナップされている旧製品のパンターA型(商品名 ドイツ パンサー中戦車)
こちらに付属のデカールにはホーエンシュタウフェン師団のマークが収録されている。
右下にある師団マークの内、「Hの文字に剣」のマークがそれだ。
旧製品のマークって指示が曖昧だけど、その分自由度が高くておまけが豪華というか。
ホーエンシュタウフェン師団はA型も装備していたようなので、そのつながりですかな。
今回の戦果
マークを貼り付け、ついでに細かい部分も筆塗り。
一度乾燥待ちですな。
コーティング面は凸凹が激しいので、ここはマークセッターやマークソフターを併用して……。
このパンターで、長年筆者が使ってきたマークセッターとソフターを使い切った。
以降は用意しておいた、改訂版の丸ビンタイプになるだろう。
色あせた値札シールが年代を物語っているね。
何年ぐらい使ったんだろう?
筆者がガンプラの素人時代から使っているので、15年以上前かと。
随分と長く使っているなぁ。
昔の筆者はガンプラ相手でこの資材をあまり使わなかったし、何より作業速度が遅くて資材の回転速度も遅かった。
スケールモデルをサクサク作るようになった近年から、急に減りだした感じだ。
確かにガンプラよりはスケモのほうがよく使いそうだね。
凹凸面に貼ることの多い戦車とか、そもそものマーク数が多い航空機とか。
今回はここで中断。
次回は残りの作業をして完成予定だ。
続きは次回!
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