タミヤMMシリーズより、ヤークトパンター(ヤークトパンサー)を作っていきましょう。
前回は箱の中身を確認した。
今回は組み立て開始。
主に足周りを中心に進めていこう。
筆者お得意のタミヤ製ドイツ軍戦車。
問題ないかな?
おそらくスムーズには進むと思いますな。
ただヤークトパンターはここの開設以前にはそこまで作っていなかったり。
これと同じタミヤのを1回と、ドラゴンの初期型を1回のみですな。
ドイツ軍好きな筆者には珍しい。
完成済みの2輌はどこにしまったのやら。
それでは作戦を開始しよう。
まずは合わせ目消し
最初に合わせ目消しから。
真っ二つの部品を貼り合わせておきましょう。
- アンテナケース
- 砲身
- 砲尾
ですな。
次回以降触れることになりますが、偏向ノズル付き消炎マフラーにする場合はそちらも真っ二つなので一緒に貼り合わせておきましょう。
今回は使わないので手をつけませんが。
合わせ目消しについてはいつもの過去記事を参考にしてね。
サスペンションの組み立て
それではサスペンションを取り付けていきましょう。
パンター系列なのでトーションバー型ですな。
地形への追従性が高いから、性能面では他のサスペンションよりも優れているってやつだね。
取り付けるとこんな感じに。
筆者は丁寧にトーションバーの整形をしていますが……
ヤークトパンターの足周りは転輪が密集した形態となっています。
外からサスペンション本体が見えないので、多少手を抜いてしまっても大丈夫ですよ。
接着剤が乾くまでは本来の向きにして平らなところに置いておくといいだろう。
サスペンションがバラバラな状態で固着すると、転輪が浮いたり沈んだりした格好になるからね。
転輪の処理
続いて転輪。
パンター系列の転輪は片側8セットとなっています。
大戦後期のドイツ軍戦車らしく、数が多くなっています。
処理が大変ですな。
筆者は何度もこの手のドイツ軍戦車を作って慣れてしまっている。
気が変わらないうちに処理してしまおう。
転輪の処理をし、必要なものを接着してこんな感じに。
機動輪・誘導輪は内部にポリキャップを仕込むのを忘れずに。
付属のポリキャップは4つだったね。
珍しく余らない感じに。
転輪をセット。
後述するロコ組みにしたいので、ここでは接着せずまだ仮留め状態です。
転輪を互い違いに挟み込んで……。
ドイツ軍のパンター系列やティーガー系列、その他ハーフトラックによく見られる形式だ。
重量の分散効率的には優れているけど、整備しづらいのが欠点だ。
奥の転輪が破損した場合、先に手前の転輪を外す必要があるからね。
模型としては単純に数が多くなるので処理の手間が増えるという。
そう考えると38(t)系列なんかは楽だよね。
履帯の組み立て
履帯は接着・塗装が可能なベルト式。
タミヤリモネンセメントで接着してしまいましょう。
乾燥に時間がかかるので、クリップで留めつつ乾燥待ちを。
何度か注意しているけど、流し込み式接着剤は使ってはいけない。
浸透力が強くて千切れてしまうんだ。
今回の戦果
前述したとおり、今回はロコ組みを実行。
- サスペンションに転輪を仮留め
- 履帯を装着
- 履帯と転輪のみ接着
これにより、足周りを1つのユニットとして着脱することができます。
基本的にベルト式履帯は弾力があるからロコ組みには不向きなんだけど……
ヤークトパンターの場合は転輪が多くて履帯との設置面が広いから可能なんだよね。
ロコ組みについては過去記事でも触れているよ。
ベルト式履帯でのロコ組みの際、接着は瞬間接着剤がいいかな。
タミヤセメントなど通常のスチロール系接着剤だと強度は高いけど、乾燥までに少し時間がかかる。
流し込み式だと負荷がかかった部分からやはり履帯が千切れてしまう。
今回筆者が試したところ千切れかかったので、あわてて瞬間接着剤で留めて事なきを得た。
ベルト式の場合、無理にロコ組みをしなくてもそのまま着脱可能なので……。
今回はここまで。
次回は後部パネルの組み立てから作業を再開する予定だ。
続きは次回!
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