タミヤのヤークトパンターを作っていきましょう。
前回は足周りを進めた。
今回は後部パネルや車体上部を進めていこう。
なんか筆者が積み山をシャッフルしているよ。
次に作るものをどれにするか考え中のようですな。
そんな余裕があるということは、ヤークトパンターは順調なのだろう。
とにかく本日も作業だ。
後部パネルの組み立て
とりあえず後部パネルから。
パネル本体は同社のパンター初期型の流用で、ツィンメリットコーティング面を示すケガキ線がそのまま残っている。
ヤークトパンターの後期型では不要なものなので、紙ヤスリで軽く削ってしまおう。
ヤークトパンターも初期のものはツィンメリットコーティングを施されていたようですな。
ただ一般的なギザギザな模様ではなく、格子状の模様であったとか。
今回のキットは排気管部分が通常のものと偏向ノズルつき消炎マフラーの選択式となっている。
塗装図の指示とはリンクしていないようなので、好きなほうを選ぼう。
今回は通常のものを選んだ。
選択式とはなっているものの、キットの塗装図の個体は全て通常型で描かれていますな。
通常型で組むとこんな感じに。
ジャッキ部分はこの頃のタミヤMMシリーズらしく省略された形。
過去記事同様に削り込んで4つ脚部分を再現しているよ。
主砲の組み立て
ここで一旦主砲を組み立てます。
主砲はポリキャップ類は使われておらず、プラパーツのみの構成。
噛み合わせとかには問題がなかったので、そのまま組み立てます。
ヤークトパンターの主砲は71口径8.8cm砲。
ティーガーIIやフェルディナント/エレファントと同等の火力を持っている。
組み立てるとこんな感じに。
防盾部分は側面にパーティングラインがあるので、削って処理しておきましょう。
いかついボルト留めの防盾カラー部分が後期のヤークトパンターの特徴だったね。
初期型は小型で、車内から接合する構造になっていた。
後期型は外からボルト留めする構造だったので、整備時の取り外しが簡単だったんだ。
車内パーツの取り付け
続いて車体上部に移ります。
車体上部は一体成型。
ヤークトパンターの精巧な姿がこの時点で確認できますな。
天板中央のベンチレーター取り付け部分には不要なランナーがあるので切り取っておこう。
それと、まずは内部の部品を取り付けることになる。
車体をひっくり返そう。
車内はペリスコープや照準器類を取り付ける。
天板などが一体成型で、車体下部と合わせた後では取り付けにくい。
この時点で忘れずに全て取り付けておこう。
車長用の座席D8番パーツも取り付け。
ただ説明書だと
「人形をのせないときは、D8はとりつけないで下さい」
って書いてあるね。
どうもD8番パーツをとりつけると主砲を振った際に引っかかって可動範囲が狭くなるようですな。
遊び重視か兵士重視か。
今回は車長を乗せるので取り付けましょう。
そうそう、エンジンデッキ部分には後にパーツを取り付けるための穴を2箇所開ける必要がある。
こちらも忘れずに開口しておこう。
口径指定はないけど、筆者は1.0mm径で開けている。
説明書にもう1つなんか注意書きがあるね。
……オプション?
今回は使わないんだけど……
タミヤから別売りパーツとして、ティーガー系列とパンター系列に対応したエンジン点検セットが発売されている。
それを使う場合はここで内側からセットしておこう
内部パーツを取り付け終わったら、車体上下を合わせる。
主砲はここで取り付けると作業中の取り回しや塗装に不便なので、まだ接着しない。
大体形にはなってきたね。
車体上部部品の取り付け
ひたすら車体上部のペリスコープガードなどを取り付けていきます。
細かい部品も多いので、紛失注意ですな。
原型となったパンターとの部品共用の都合上、余剰パーツも多い。
どのパーツを使うのかよく確認しながら作業をしよう。
エッチンググリルセットを使おう
ここで別売りのエッチンググリルセットを投入。
機関室の金網パーツを再現してみましょう。
「パンサーG型用エッチンググリルセット」
と書かれているけど、ヤークトパンターにも問題なく使える。
対空機銃の照準や砲塔キューポラ前の直接照準器パーツは使わないけどね。
それと同社からは似たような名前のものとして
「パンサーD型用」
も発売されている。
こちらはヤークトパンターには対応していないので注意だ。
D型用とG型用。
間違えないように……。
今回の戦果
エッチングパーツといえば非常に接着面積が狭く取り付けにくい印象がありますが……
エンジングリル部分は比較的大きく、初心者でも取り付け簡単です。
外枠部分にゼリー状の瞬間接着剤を点付けして接着しましょう。
網目部分にはみ出るとせっかくの金網感が台無しになるので注意だ。
それと、このエンジングリル部分も排気管同様、生産時期の違いでヒーターユニット付きのものとの選択式となっている。
今回はヒーターユニットなしのタイプですな。
ヒーターユニット付きは以前のパンターG型(後期型)を参考にしていただければ幸いです。
今回はここまで。
次回は残りの部品を取り付けたり、手を加えて組み立てを終えよう。
続きは次回!
この記事で作っているキット
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