タミヤのIII号戦車L型を作っていきます。
前回は車体の組み立てを終えた。
今回は砲塔を組み立てる。
そのまま塗装やマーキングも済ませてしまおう。
一気に進むねぇ。
今までが寧ろノロノロしていたというか。
そろそろまた筆者の作業に記事が追いつきそうだ。
とりあえずさっさと作業を再開しよう。
砲塔の組み立て
砲塔の部品はこんな感じです。
基本的に以前組み立てたN型と同様で、主砲や防盾周りが異なりますな。
実際はこのキットが先に登場して、それを元にN型のキットが発売されたわけですが。
L型では砲塔前面の装甲厚をJ型の30mmから57mmに強化している。
並べて比較したいところだけど、2022年6月現在タミヤMMシリーズにラインナップされているIII号戦車はこのL型とN型だけ。
今後の展開に期待したいところ。
順番に整形して、各部組み立てていきます。
合わせ目消しのために接着した主砲は整形時に歪まないように注意ですな。
気になる人は他社から発売されている金属砲身を使うのもいいかもね。
筆者はキットのプラ砲身をそのまま使っているよ。
どうせ失敗してもN型のキットに付属した余剰の5cm砲もあるし。
砲塔横のフックはただの板状だったから、ピンバイスで整形。
ここは過去記事参照だね。
砲塔が組み立て終わるとこんな感じに。
今回ハッチは閉めた状態にしてしまいます。
この段階でスペースドアーマーも接着。
枠だけの車輌も多数あるけど、筆者の好みで今回は装着だ。
組み立て完了!
砲等を車体に乗せて、これで組み立て完了です。
今回はそのまま塗装に入ってしまいましょう。
やっぱり砲身が長いと「The 戦車」といった感じ。
一般的に戦車のイメージといえば
「回る砲塔に長い大砲がついていてキャラピラで走行」
ですからね。
長砲身のIII号戦車はそのイメージがぴったりかと。
今回は使わなかったけど、黒服の戦車兵が1体付属する。
この兵士は金型を流用したN型のキットでも付属するね。
通常の黒服戦車兵なので、アフリカ戦線の車輌にする場合は別のものに交換したほうが自然ですな。
塗装図の確認
このキットに収録されている塗装は5種類。
- 第502重戦車大隊第1中隊第133号車(1942年9月 ロシア)
- 第10戦車師団所属車(1943年2月 チュニジア)
- 第18戦車師団所属車(1942年冬 ロシア)
- 第11戦車師団第15連隊所属車(1943年夏 ロシア)
- ヘルマン・ゲーリング戦車連隊所属車(1942年 ドイツ国内)
となっています。
今回はゲーリング戦車連隊所属車で作る予定だったね。
この車輌だけ、ジャーマングレーの単色塗装の指示になっているよ。
国家元帥の名を冠したこの部隊は空軍の戦車部隊。
母体である部隊は開戦時ヘルマン・ゲーリング連隊という名前であったが、旅団、師団と拡大。
最終的にヘルマン・ゲーリング降下装甲軍団と名前を変え、装甲軍団規模まで拡大した。
ちなみに更に大元はゲーリングが戦前の内務大臣時代に創設した警察組織だといわれている。
なんか半分私物化しているのは気のせいかなぁ。
1941年末にゲーリング連隊は東部戦線から一度ドイツ本国に帰還。
42年7月頃に旅団へ拡大。
更に同年10月には編成中の旅団が装甲師団規模へ拡大することが決定されたとのこと。
そしてIII号戦車L型は1942年6月から同年12月頃の生産。
なので今回のキットの車輌は、この本国での編成中に配属されたのものかと。
「ヘルマン・ゲーリング『戦車』連隊」は、そのヘルマン・ゲーリング師団を構成する部隊の1つなんだよね。
その師団がもともと「ヘルマン・ゲーリング連隊」という名前だったからややこしいけど。
下地の塗装
とりあえず下地を塗ってしまいます。
先に金属部分にガイアノーツのマルチプライマーを塗布後、全体にMr.フィニッシングサーフェイサー1500ブラックを塗ります。
ガイアノーツさんの情報によると、このプライマーは秋にリニューアル品が発売する影響で2022年6月現在は生産終了しているみたいだね。
筆者もよく使うものだから、そのリニューアル品が気になるところ。
その後は本体色を着色。
履帯はモデルカステンの履帯色。
車体はタミヤラッカーのジャーマングレイです。
これで基本塗装は終了だね。
マーキング
その後はマーキング。
キット付属のデカールはこちらです。
今回作るヘルマン・ゲーリング戦車連隊の車輌ら、箱側面の車輌の分もしっかり含まれています。
箱側面の塗装図では車体左側しか描かれていない。
今回筆者は後部や右側面などに関して。他の車輌を参考にしてマーキングしている。
見た感じ、国籍マークと車番だけのようだね。
どちらも平面に貼り付けるからそんなに苦戦しない感じ。
今回の戦果
その後は部分塗装。
国内で訓練に用いられている車輌と想定して、今回は汚しを控えめにする予定。
工具類も錆を抑え、金属地が出ている状態にします。
金属色は筆者が最近導入した水性ホビーカラーのメタルブラック。
ガンメタ系よりもより黒さが強調された色だね。
今回はここで作業を中断。
次回、ウェザリングをして完成予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット
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