
タミヤMMシリーズにラインナップされているIII号突撃砲のB型を作っていきましょう。

前回は戦闘室や細かい装備品を取り付けて、組み立て作業を終えた。
今回は塗装作業に入っていこう。

いよいよ塗装。
でもほとんどいつも通りなんだよね。

しかし今回は車内の塗装があるので、一手間かかりますな。

フルじゃないけどインテリアつきキットだったね。

あまり難しくせず、簡易的に済ませてみよう。
とにかく、作業再開だ。
塗装図の確認

本キットに収録されている塗装・マーキングはご覧の通り。
第192・243・226・191突撃砲大隊のものが収録されており、車番や時期の違いで事実上11種類からの選択となっています。

どれを選んでもジャーマングレーの単色塗装だけどね。
筆者は今回ボックスアートと同じ第226突撃砲大隊所属車にしたんだっけ。

左様で。
まずは下地作り

今回は金属パーツを多用しているので、先に金属用の下地を吹き付けます。
エンジングリル周辺など黒く塗りつぶした箇所も多いので、透明なガイアノーツのマルチプライマーを使ってみましょう。

このキット、タミヤ製品にしては珍しく金属部品多めだよね。

他社のキットだとさらに金属パーツだらけのものもありますけどね。
タミヤはどちらかといえば組みやすさ重視の風潮といいますか……。
車内の塗装

その後は車内にグレーのサーフェイサーを。
クレオスのビンサフ1000番でも吹き付けておきましょう。

車内は白いんだっけ。

なのでそれの発色確保ですな。

そして車内。
今回使用したのはガイアノーツのインテリアカラー。
主にドイツ軍戦車車内向けの色ですな。

白というよりアイボリー系の色だ。
他のキットにも使えそうだね。

他国の戦車とかガンプラとか……。

その後車内をマスキング。
広い車内は周りをテープで囲って壁を作り、内部はティッシュを詰めた簡易マスキングで済ませてしまいます。
ハッチ周りは内側からテープで蓋をしてしまいます。

そういえばハッチは白くしないんだ。

これはなんか色々論争になっているみたいだね。
- 車内と同じ白
- 開けている際に目立つから車体色で塗りつぶされている
などなど。
今回はボックスアートに合わせて車体色にする。
緊急改修、溶接跡を再現する

この段階で筆者がやり残したことを思い出したので、行っておく。
ストックしておいた伸ばしランナーを用いて溶接跡を再現だ。

熱で細長くしたランナーを接着、更にプラ用接着剤で溶かしながらピンセットとかで凸凹をつけるってやつだね。

ついでに牽引用フック基部の合わせ目部分も溶きパテで適当に均してしまいましょう。

いずれも車体の下部付近だ。
どうせウェザリングするし、それらしく済ませてしまおう。
車体の下地を作る

いくつかの作業を終えていつものルートへ。
車体全体に黒を塗って陰色になるようにしています。
使用したのはクレオスの1500番の黒サフですな。

あれ、いつものガイアノーツのじゃないんだ。

筆者の手持ちのが尽きてしまったので……。
本体色を塗る

ここから本格的に着色作業だ。
まずはモデルカステンの履帯色。
これを履帯やゴムリム部分に吹き付ける。

元々黒っぽい色だから、この段階だとちょっとわかりにくいというか。

さっさと車体を塗ってしまいましょう。

車体はお馴染み、タミヤラッカーのジャーマングレイ。
先に塗った黒を端や奥まった部分に残るようにして、グレーを塗っていく。

単色の塗装なので、これでエアブラシ塗装は終了ですな。

……ここ最近ジャーマングレーの車輌ばっかりだった気が。



終了後、マスキングを剥がすとこんな感じに。
多少車内にグレーが吹き込んでいるけど、大きな問題ではないのでこのまま進む。

白とグレーのコントラストがいい感じ。
車載装備を筆で塗り分ける

マーキングか部分塗装か……。

今回は先に部分塗装から進める。
先日購入した、水性ホビーカラーのメタルブラック(旧称青鉄色)も投入してみよう。

タミヤアクリルのガンメタルと比較するとガンメタルは銀色っぽくて、メタルブラックは名前のように黒っぽいかな?

それら2色を今回使い分けた。
メタルブラックは主に車載工具に。
ガンメタルは照準器や小火器に使った。
砲尾はキットでは車内色指定で照準器は車体色指定だったけど、今回はガンメタで塗り分けている。

工具の木目部分はタミヤアクリルのバフ。
いつものウッドブラウンやレッドブラウンじゃないんだ。

なにやら筆者が新しいものを試そうとしているようです。
詳しくは次回紹介することになりそうですが。
マーキング

キット付属のデカールはこちら。
大戦前期の車輌ですからか、賑やかな内容となっています。

こういうのはガンプラとかに流用したくなるんだよね。
今回の戦果

貼り付けるとこんな感じ。
車体後部に貼り付けるものは凸凹面に貼ることになる。
マークセッター&ソフターを併用するといいだろう。

雰囲気出てきたね。

今回はここまで。
次回は仕上げのウェザリングを行い、完成予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット
↓タミヤの公式オンラインショップはこちら↓