タミヤより、Sd.Kfz232の8輪車を作っていきましょう。
前回は車体と兵士の塗装を行った。
今回はウェザリングをして完成させてしまおう。
よしよし、無事完成だね。
今回は順調ですな。
では最終的にどうなるのか、確認しよう。
ドッティング?
まずは奥まったところを強調するためスミ入れ系の作業を。
ほぼ単色なのが気になったのか、筆者が以前T-34で行ったドッティングの準備をしていますな。
たくさん色を置いて、それを溶剤で薄く伸ばして変化をつけるってやつだよね。
今回使うのはタミヤエナメルカラーの各色。
作業中はこんな感じに。
……なんか違いますな。
なんか緑色っぽくない?
使っている色からして、緑色っぽくなるのはわかりますが……。
作業後はこんな感じに。
見事に緑色ですな。
食べてはいけない状態のジャガイモみたいです。
タミヤの古いII号戦車みたいな。
砂漠っぽさが感じされなかったので、急遽フラットブラウンによるウォッシングに変更。
こちらはいい感じに砂っぽくなったので安心。
使った色がブルー・イエロー・グリーンと、緑色っぽくなるような色だったのがよくなかったみたいですな。
黄色とか赤とかをメインにしたほうがよかったかもしれません。
というか結局ブラウン1色でそれらしくなるという。
ドライブラシ
続いてドライブラシ。
イエロー・ブラウン系の明るい色ということで、いつもどおりタミヤエナメルのバフを使用しています。
ドライブラシについては過去記事を。
ドイツ軍モノはグレーかイエロー系が多いから、バフちゃんが大活躍。
車体上部のウェザリング
更にウェザリングを。
排気管などはクレオスのウェザリングカラーを使い錆表現。
これも過去記事を参照にしていただけると幸いです。
車体は傷を描きこむチッピング。
乾燥した砂漠地帯の車輌ということで、雨だれ類は今回施していない。
車体下部のウェザリング
車体下部はクレオスのウェザリングカラー、サンディウォッシュ。
明るい砂色で、砂漠っぽさを演出します。
薄く塗って半乾きのときに擦って……
液体っぽさをなくすとそれらしくなるね。
最後の仕上げ!
ウェザリング用品を定着させるため、つや消しクリアーを吹き付けます。
それと砂埃感を出すため、タミヤのウェザリングマスターAセットを擦り付けましょう。
これで8輪装甲車Sd.Kfz.232が完成。
以下、ギャラリーとなる。
タミヤ Sd.Kfz.232(8-RAD) 8輪重装甲車 完成!
この平面を繋ぎ合わせたようなスタイルがいいんだよね。
他の車輌とも比較してみましょう。
まずはSd.Kfz.223フンクワーゲン。
やはり4輪車と8輪車では大きさが違いますな。
偶然にも同じ
- 追加パーツでアップデートされたタミヤの古参キット
- フレームアンテナを備えた無線機搭載型
- ドイツアフリカ軍団
と属性が被っている。
こうなるとSd.Kfz.222とかが欲しくなるよね。
次は6輪のSd.Kfz.231。
今回作った8輪車の前身ですな。
6輪型・8輪型共にSd.kfz.231(通常型)とSd.Kfz.232(無線機搭載型)が存在する。
ここではまだ作っていない
- 6輪の232→イタレリ
- 8輪の231→AFVクラブ
から、それぞれ発売されているようだ。
更にSd.Kfz.234を加えて。
筆者の装甲車コレクションも充実してきましたな。
Sd.Kfz.234は231・232の後継として開発された。
水の少ない砂漠地帯でも使えるように空冷エンジンを搭載したものの、配備されたころにはアフリカ戦線が終了していたとのこと。
234はフェンダー側面が垂直になっていて、ツールボックスを兼ねているのが特徴的ですな。
作ってみた感想のコーナー
タイヤもののわりにはボリュームがあったね。
このキットに関する筆者の感想としては……
- 複雑な足周りを程よい部品点数でうまくまとめている。難点は古くて少々パーティングラインの主張が強いぐらい。
- 収録マーキング・塗装も4種類でバリエーション豊か。近年の製品は2種類がほとんどなので、この点は勝っている。
- タミヤにしては珍しく、説明書に記載された車体のエッチングパーツの取り付け指示が少々曖昧。ボックスアートや完成品見本も参考にしよう。
- 新規パーツやエッチングパーツが付属するものの、実物と異なるマフラーカバーは旧来のプラパーツのまま。気になる人は別売りパーツを使ってみよう。
といったところ。
元が70年代のものなので多少古さは感じるものの、組んでいて苦痛に感じることはなかったようだ。
マフラーカバーについてはパッションモデルズなどから発売されているようですな。
今回はタイミングが合わず、導入していませんが……。
今回はアフリカ戦線の車輌で仕上げたね。
他のドイツアフリカ軍団のものと絡めても面白そう。
偶然にも以前作ったII号戦車F型が、今回のSd.Kfz.232と同じ第15戦車師団所属車でしたな。
第21戦車師団のマークも、両方のキットに収録されています。
タミヤのオールドキット同士、合わせられるようになっているんだね。
機会があったら両方ともジャーマングレー塗装でまた作りたいところ。
今回はここまで。
筆者が最近積みを増やしているので、次回はまた新たなものを作る予定だ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット
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