タミヤのウォーバードコレクションより、三式戦闘機飛燕一型丁を作っていきます。
前回はコクピットを組み立てた。
今回は残りの箇所を組み立て、そのまま塗装に入ってしまおう。
珍しくスムーズに進むね。
その分筆者の作業に記事が追いつきそうなのは内緒です。
部屋の片付けや初詣からの買出しやらで時間を消費しているからね。
ここから作業速度を上げたいところ。
とりあえず、早速飛燕を再開しましょう。
その他の組み立て
前回あわせた主翼や胴体の合わせ目を処理しつつ、他の部品を組んでいきます。
底面の冷却器は合わせ目が出来るので、先に処理しておいたほうが良かったですね。
ここはややはめ込みがキツめだったので、パテも併用して埋めています。
内部に組み込む部品の処理が甘かったかもしれないね。
その内部の部品は先に塗り分けているけど、外から目立たないから本体塗装後に表面だけ塗り分けるのでも良かったかもしれない。
あっ、でも主翼左の着陸灯はクリアーパーツを被せるから先に銀色で塗っておこう。
それと、塗装図Aパターンの小林大尉搭乗機で仕上げる場合は主翼の機関砲部分をパテなどで埋める指示が出ています。
今回はCパターンの塗装で進めているので、そのまま進めます。
続いて風防の取り付け。
そのまま取り付けてしまいます。
部品分割が巧みなので
「操縦席周りの合わせ目を消して削った箇所を塗り直し」
・・・・・・なんてことはありません。
ここもほぼそのまま合う。
ただ浮き防止のためテープで抑えながら接着する。
接着にはいつものセメダイン。
風防が接着できたら切り刻んだマスキングテープで窓や着陸灯をマスキング。
比較的単純な塗り分けだからそこまで苦労しないかな?
その他主脚やプロペラ、ピトー管などを用意して、組み立ては完了です。
ちなみにAパターンの塗装で進めている人は、ここでも改造が。
機体上部にセットするA23パーツ(アンテナ線支柱)を切り取る指示が出ています。
どうもAパターンの場合小改造が多いね。
付属の解説書によると小林大尉の飛行第244戦隊は高高度で飛来する米軍のB-29を撃墜するために、一部武装や防弾板を外して機体を軽量化していたようです。
筆者の選択したCパターンは最も手を加える箇所が少ないだけあって、あっという間に出来上がってしまった。
今回は塗装も行ってしまおう。
塗装図の確認
塗る前に本キットの確認を。
今回選んだのはCパターンの飛行第19戦隊所属機。
下面はジュラルミン地の銀色そのままで、上面は濃緑色でベタ塗りされているのが特徴ですな。
説明書によると元々飛燕は機首上面の反射避けとか日の丸だけ描かれて出荷、現地で迷彩を施されていたようだね。
それが1944年後半から上面に濃緑色を塗った状態で出荷されるようになったのだとか。
ということはこの機体は後期の機体なのかな。
下地を塗る
とりあえずまずは下地系の塗装を。
風防に機内で使ったRLM79サンドイエロー。
その後は1200番のサフとプロペラにMr.カラーの赤褐色。
冷却器の合わせ目が消えていなかったのでパテで修正しながら整形。
少し乾燥時間をとっています。
本体色を塗る
他にも排気管パーツをMr.カラーのウィノーブラックで塗装。
ついでにシルバーで塗る下面に、そのブラックで下地を作っています。
なんか見慣れないね。
なにやら
「シルバー塗装の下地につや有りの黒を塗ると発色が良くなる」
と聞いたので試してみたようです。
その後は本体塗装。
無塗装のフラップ部分は本体とは違うシルバー系の指示で塗ることになっていた。
指定ではタミヤカラーのフラットアルミだけど、今回はMr.カラーのシルバーで塗っている。
その後はフラップ部分をマスキングして、下面のシルバーを塗る。
使ったのはガイアアラーのスターブライトジュラルミン。
さっきのMr.カラーシルバーは白っぽくて、スターブライトのほうは少し黒っぽいかな?
下部のマスキングを行った後は上面の濃緑色を塗ります。
今回の飛燕は川崎の航空機。
なので普段使用している通常の濃緑色ではなく、川崎系の濃緑色を塗ってみます。
普通の濃緑色に比べて、川崎系のは黄色みが強いように見えるね。
今回の戦果
ここでエアブラシはお片づけ。
筆でタイヤとか翼端灯を塗り分けてこんな感じに。
日本機らしからぬスマートな外見がこの段階でわかりますな。
日の丸がないのでイタリア軍機にも見えます。
飛燕のTONY(トニー)というコードネームも、当時のイタリア系アメリカ人に多い名前だ。
当初イタリア軍のMC.202フォルゴーレのコピーだと認識されたからそのコードネームが付けられたと言われているね。
今回はここまで。
次回はマーキング作業から再開することになるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット
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