タミヤのIII号突撃砲G型(フィンランド軍)を作っていきます。
前回は塗装とマーキングをした。
今回はウェザリングなどをして完成させよう。
なんとか完成するようだね。
今月は筆者が急速に積みを増やしています。
作って戦線を押し返していきましょう。
それでは作戦を再開する。
兵士の塗装
ウェザリングの前に、前回できなかった兵士の塗装を済ませてしまいます。
とはいっても、過去記事の手順そのままなんですけどね。
服の色は
- 上着と帽子→水性ホビーカラーのニュートラルグレー
- ボトム→タミヤアクリルのジャーマングレイ
にしている。
エナメル塗料を使ったウェザリング
ここから車体のウェザリングに。
まずはスミ入れ兼ウォッシング。
ガイアノーツエナメルの埃色と、タミヤエナメルのフラットブラウンで行います。
フラットブラウンを凹んだモールドとかに流し込み。
埃色は薄めて全体に塗布。
その後に溶剤で拭き取りだね。
以前はバフ1色で済ませたけど、今回は2色で……。
最近の筆者はドッティングなるものを試していましたが……
今回の突撃砲は迷彩塗装で、元々カラフルなのでそちらは行わず。
お次はドライブラシとオイル染み。
これは過去記事を参照にしていただければ幸いです。
使用している各塗料も、そちらと同様ですな。
今回の突撃砲はグリーンがベースの色の車輌だけど……
グレーやブラウンなど、茶色系の色の面積が広い。
なのでドライブラシも明るいブラウン系であるバフを使用した。
丸太をウェザリングカラーで塗ってみる
そういえば筆者は丸太をバフ1色で塗っていたね。
でも樹皮は茶色とかグレーとか、そういう色の気がするけど。
なのでここで塗り分けてしまいます。
使用したのはクレオスのウェザリングカラー、ステインブラウン。
これを丸太と平行方向に筆を動かして塗っていきます。
下地のバフが透けている上に筆の跡が残るんだけど……
これが逆に木目っぽく見えるんだ。
いつもは車載工具類の柄でやっているけど、今回はそれをこの丸太で試してみた。
ステインブラウンはここのほかにも後部のマフラーの錆に使用しています。
詳しくは過去記事でやり方を解説していますので、そちらも参考にしてください。
傷系のウェザリングを施す
車体各部の間延びしそうな場所はチッピングや雨だれを施し変化を加えます。
これらも過去記事にまとめていましたな。
前面装甲はコンクリートを盛っている。
また後部の雑具箱は木製という情報を得た。
なのでこれらには錆などを施していない。
足周りのウェザリング
足周りは……
これも以前過去記事で紹介したとおりですな。
強いて違いを挙げるなら、ウェザリングペーストのマッドブラウンを追加したぐらいですか。
結局過去記事のコピペだらけじゃん。
というか過去記事のコピペがないと、毎回同じようなことを書くことになり……。
最後の仕上げ!
最後は全体につや消しクリアーを吹き付ける。
その後は最終組み立て。
後部の予備履帯ラックは履帯のセンターガイドがラックの下に来るようにセットする。
なので一度ラックの接着を外し、セットしてから再接着した。
最初から履帯をセットすると塗り分けが難しくなるから、妥協案というか。
履帯は転輪に接着し弛みを出す。
タミヤのIII号シリーズの履帯は少し緩めなので、比較的弛みをつけやすいのが魅了だ。
これで完成としましょう。
以下、ギャラリーです。
タミヤ III号突撃砲G型(フィンランド軍) 完成!
3色の迷彩もばっちり決まっているね。
ウェザリング前はレッドブラウンが少し浮いた感じがしたのですが……
ウェザリング後はかなり落ち着いた感じになりましたな。
筆者はクレオスやガイアノーツのレッドブラウンのイメージがあるからね。
あれらはやや黒っぽい色味をしていた。
対するタミヤのレッドブラウンはやや赤みが強い。
逆に普通のブラウンはタミヤが黒っぽくて、クレオスは赤っぽいんだよね。
オリジナルのドイツ軍版III号突撃砲G型と。
今回のフィンランド軍版は後期改修型なので、戦闘室前面に大きな変化が見られますな。
ドイツ軍版はシュルツェンや10.5cm砲が付属するのが特徴だ。
ちなみにドイツからフィンランドに到着してから前期改修までの間、フィンランド軍のIII号突撃砲もシュルツェンが装備されていたようだ。
組み合わせてその姿で作るのもいいかもしれない。
森の中での行軍の邪魔になるから、前期改修時に撤去されちゃったってやつだね。
前任であるBT-42突撃砲との比較。
シルエットが大きく異なりますな。
BT-42は廃品の再利用的な意味合いが強い車輌だ。
装備しているのも榴弾砲なので、対戦車戦では苦戦した様子。
作ってみた感想のコーナー
ドイツ版に続き、フィンランド版の突撃砲を作ったわけだけど……。
筆者がこのキットに対して感じたことは……
- 部品が少なめで合いもよく、いい意味でいつものタミヤクオリティを感じさせてくれる
- 前期改修型・後期改修型と2種類の形態を収録している上に、マーキングパターンも4種類収録。計8種類の形態から選んで作ることができる。
- 元が90年代の製品なので、牽引ロープの留め具やジャッキの4つ足など一部省略された箇所がある
- 元のキットから時間を置いて発売されたからか、フィンランド軍版の追加パーツはガイドのないイモ付けがほとんどで少々位置決めに迷う
……といったところ。
塗装を含めてドイツ軍版とは大きく異なる印象が特徴的だ。
フィンランド軍好きにはたまらないアイテムといえるだろう。
特徴的な迷彩は筆塗りで境界線をはっきりさせたものにしてみました。
筆塗り迷彩の練習用としてもいいですな。
今回はタミヤラッカーの下塗りとタミヤアクリルの迷彩だったね。
ベースのグリーンはそんなに面積が広くないから、全部アクリル塗料で筆塗りしてもいいかも。
その内前期改修型も作って並べたいところですな。
元のドイツ軍仕様も形態が選べたので、いい意味でその要素を引き継いでいます。
新しく仕入れる前に、積みを処理しないとね。
ただでさえ今月は筆者が無駄に積みを増やしている。
そんなわけで今回はここまで。
次回は別のキットを紹介予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット
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