タミヤ IV号戦車D型 製作記④

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

タミヤMMシリーズの古参キット、IV号戦車D型を作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は砲塔や車体の一部を組み立てた。

今回は車体の残りを組んで、全体の組み立て作業を終えよう。

レーナ
レーナ

新年までもう少し。

やり残したことはないかな?

アドルフ
アドルフ

年末の大掃除がまだです。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者が製作の一大攻勢に出ていて、それどころではないというやつだ。

おそらく年明けになってからだろう。

それでは作戦を再開する。

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車体部品を選択する

アドルフ
アドルフ

今回のIV号戦車D型。

車体パーツを選ぶことで各形態を再現できるようになっています。

塗装によってここも変化するので、この段階で決定してしまいましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

内容が

  • 初期型→素のIV号戦車D型
  • 後期型→対フランス戦が終了した辺りで登場。20mm厚の増加装甲を戦闘室前面と側面にボルト留めしている
  • アフリカ型→後期型へ更に改修を施したもの。エンジン点検ハッチに冷却用ルーバーを増設し、車体後部にジェリカンラックを増設。

といったものだ。

今回はアフリカ型で作ってみよう。

車体の組み立て

アドルフ
アドルフ

というわけで部品を切り出して準備。

エンジンハッチはルーバー付のものを。

それと車体後部のジェリカンラックに、砲塔後部の雑具箱ですな。

レーナ
レーナ

増加装甲は似た見た目の部品が多いね。

間違えないように……。

ヴァルダ
ヴァルダ

ちなみにアフリカ戦線に送られたもののなかには、増加装甲がないものもあったようだ。

増加装甲なしで組んで、熱帯塗装にしてもいいだろう。

アドルフ
アドルフ

組み立てるとこんな感じに。

ジェリカンラックは板状の部品で、内側に押し出しピン跡があります。

先に削って処理するか、荷物をガン積みして隠すなりするとよいかと。

レーナ
レーナ

この段階だとまだアフリカ戦線の車輌には見えないね。

塗装までお預けかな。

別売り装備品を使ってみる

アドルフ
アドルフ

お次は細かい装備類。

発売された年代が年代なので、ややオモチャっぽく見える装備もありますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

ここは以前紹介したIV号戦車車外装備品セットを使ってみよう。

このパーツは基本的に90年代に発売されたJ型の付属ランナーを流用しているんだけど……

初期のIV号戦車に使われていたノテックライトや短砲身用のクリーニングロッドなどが新規で付属する。

他に使い道もなく余剰気味なので、ここで消費してしまおう。

レーナ
レーナ

D型は70年代のキットだから、90年代のパーツでアップデートできるという。

反対に同じ短砲身でもF型だと20年代の新しいキットだから、パーツ補修ぐらいしか出番がないという。

アドルフ
アドルフ

ベージュのパーツが車外装備セットから。

ペンチみたいなワイヤーカッターは装備セットの在庫がなかったので、キット付属のものを使いましょう。

レーナ
レーナ

初期と後期で共通の装備も多いからね。

今までの旧IV号系列で使いきっちゃったものも多いという。

ヴァルダ
ヴァルダ

車外装備セットには初期のIV号に使われた、初期型のジャッキも付属。

ただしハンドルや留め具が後期のジャッキと共用で、それらの在庫はなかった。

これらはキットの部品を使ったり、プラ板で自作することで補った。

アドルフ
アドルフ

アンテナは本体を伸ばしランナーで増設。

取り付け部分は0.5mm径の真鍮線を使うことで可動化していますな。

アドルフ
アドルフ

ここまでの状態でこんな感じに。

ほぼ組み立て完了ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

このキットは当時の他のタミヤ製品同様、様々なアクセサリーパーツが付属する。

もう少し足してみよう。

アクセサリーパーツを追加する

アドルフ
アドルフ

このキットに付属するアクセサリーパーツとして

  • 兵士(ベレー帽姿の戦車長・装填手、操縦手。操縦手のみ半身像でそれ以外は全身像)
  • ジェリカン×3
  • 予備履帯
  • 予備転輪×2

ですな。

兵士は今回アフリカ型の車輌と噛み合わなくなるので使用しません。

レーナ
レーナ

アフリカ軍服の戦車兵だとIV号戦車G型(初期型)に付属していたよね。

あれを使えばいいのかな?

アドルフ
アドルフ

同じIV号ですから微調整で使えそうですな。

ベレー帽戦車兵も多少ずんぐりしていますが、なかなか出来がいいので捨て難いです。

ヴァルダ
ヴァルダ

ベレー帽戦車兵は大戦初期、フランス戦辺りまでで見られたようだ。

頭部を保護するためにクッション入りのベレー帽になっているんだけど……

嵩張って持ち運びに不便な上に、ヘッドフォンとの併用がしづらかったようだ。

なので以降は廃止され、頭部保護は車輌のハッチ側のクッションが担うことになっている。

予備履帯を取り付ける

アドルフ
アドルフ

まずは予備履帯。

説明書にも描かれていた、牽引用金具に引っ掛けた状態にして見ましょう。

金具の棒部分に履帯の穴を通して固定しているようですが、このキットは棒と金具が一体成型されています。

なので履帯を一部切り欠くことで着脱式にしてみることに。

ヴァルダ
ヴァルダ

他の人の作例ではS字シャックルを通すなどして取り付けているものも見かけた。

筆者はシャックルを接着固定済みだったので、今回はそのパターンの採用を見送った。

アドルフ
アドルフ

履帯をカーブしつつ固定し、こんな感じに。

実際の画像などでここに予備転輪を乗せているものがありますが、スルっと抜けてしまいますな。

レーナ
レーナ

もう少し枚数を減らしたほうがよかったかな?

それとも履帯を反対向きにして、カーブ半径を小さくするとか。

ヴァルダ
ヴァルダ

それも考えたけど……

この予備履帯は接地面側に押し出しピン跡がかなり目立つように設けられていて、処理が大変そうだった。

なので今回はセンターガイド側が外を向くようにした。

後部のラックに荷物を載せる

アドルフ
アドルフ

続いて後部ラック。

ジェリカンラックですが、載せ損ねた予備転輪もここに載せてしまいましょう。

ほぼぴったりですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

実際のアフリカ型は車体側面後部に増設した予備転輪ラックに載せていたことが多かったようだ。

この転輪ラックは付属するものの、先にクリーニングロッドをラックの位置に完全固定してしまったので、今回は使用しなかった。

レーナ
レーナ

あらら。

そういえばなんか予備転輪になんか問題があったんだっけ。

ヴァルダ
ヴァルダ

思い出した。

この予備転輪、どういうわけかハブキャップ部分がF型以降の転輪で用いられていた後期型キャップになってしまっている。

気になる人は盛ったり削ったりして形状を足周りに装備されている転輪同様の初期型ハブキャップにしよう。

アドルフ
アドルフ

3つ付属するジェリカンも年代ものだからか、肉抜き穴の存在するハリボテですな。

筆者の手持ちにはカーゴトラックの余剰品である新しいジェリカンパーツがあるので、それを使ってしまいましょう。

新パーツはガソリン用と水用が区別されていますが、ここはアフリカ戦線なので飲料に使える水缶のチョイスです。

ヴァルダ
ヴァルダ

トラック付属のジェリカンは今までも何度か触れているけど、ドラムカンセットという名前で別売りされている。

トラックがない人でもこれを使えば安価に揃えられるので安心だ。

レーナ
レーナ

後はキット付属のバケツも用意。

これもラックの角に引っ掛けておけばいいかな。

今回の戦果

アドルフ
アドルフ

アクセサリーパーツを乗せてこんな感じに。

これで今度こそ組み立て完了にしましょう。

レーナ
レーナ

荷物を積載してにぎやかな感じに。

米軍のイメージが強いけど、ドイツ軍もアフリカ戦線だとこんな感じだよね。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

次回は塗装作業に入る予定だ。

レーナ
レーナ

続きは次回!

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