
タミヤの旧製品、IV号駆逐戦車ラングを作っていきます。

前回は車体上部の外装を組み立てた。
今回はその外装に吸着地雷避けのツィンメリットコーティングを施していこう。

何をするのかと思ったら、なんか怪しい単語が・・・・・・。

過去に解説記事を作りましたが・・・・・・
レーナ殿はその時まだいませんでしたな。
詳しくはそちらの過去記事参照です。


2021年9月現在、本ブログの人気記事となっているんだ。
車体上部へのツィンメリットコーティング

さて、そのツィンメリットコーティングを施していこう。

約1年ぶりですかな。
最後に行ったのは確か黒騎士中隊のパンターGでしたね。
放置品のティーガー達は最初から施されていたのでノーカンですな。




なんかギザギザしているね。

歩兵が装備する対戦車兵器としてドイツ軍は磁石で戦車の装甲板に貼りつく爆弾、吸着地雷を開発した。
これを連合軍がコピーして使ってくると考えたドイツ軍はある時期にこのような謎の物体を自軍の車輌に塗り、磁石がくっ付かないようにしたんだ。
もっとも、連合軍がコピーしてこなかったのでしばらくして廃止されてしまったけどね。

このコーティングは1943年8月から1944年9月に生産された車輌に施されたのだとか。
今回作っているこの初期型のラングは1944年の8月(7月という資料も)から9月までに生産された車輌のようですので、今回は施してみましょう。

キットのボックスアートや完成見本には施されていないようだけど・・・・・・。

幾つか考えられるね。
- 資料が少なかったので後期のラングとごっちゃになっている
- コーティングを施すための資材が当時は揃っていなかった
- 初心者が敬遠しないようにあえて施さないようにしている
- 筆者の情報が間違っていて、コーティング無しの初期型ラングがいる
とかかな。

あくまでこれらは推測なので・・・・・・。
とりあえず作業を行いましょう。
今回はモデルカステンのローラーとエポキシパテを使った方法のコーティングを施しています。
詳しくは冒頭に載せた過去記事を参照に・・・・・・。

全体に施すとこんな感じに。
車輌によってコーティングの面積が違ったり、ギザギザの進行方向が違ったりすることもあるようだね。
今回はそこまで深く考えず、それらしくしておこう。

防盾の裏にくるコーティングが厚みで少し干渉しますな。
ここは施さなくてもよかったかもしれません。
車体下部のツィンメリットコーティング

やっとこさ穴埋めのポリパテが乾いたので、ヤスリで平らにする。
ここもコーティングを施すので、あまり神経質に整形しなくて大丈夫だ。
ついでにサスペンション等も接着してしまおう。

コーティングを施すならあとで接着すれば?
避けながらやるの大変じゃん。

それも考えたけど。逆に接着部分を残してコーティングを施すほうが大変だと考えてね。

ここもエポパテとローラーでコーティングしていきます。
車体上部と下部の噛み合わせ部分に塗らないように、上下は先に合わせながら作業をします。

ローラーパターンはあまり深く考えない感じかな?
それとサスペンションの裏とか、あまり細かくはやらない感じで・・・・・・。

どうせウェザリングするし、なによりこんな狭いところに吸着地雷なんてセットできないはず。

後部パネルはこんな感じ。
過去に作ったIV号突撃砲とかに習って、コーティングしない部分を残して・・・・・・。


上部のパネル部分は後で履帯ラックを取り付けるよ。
ここは厚くコーティングをすると履帯を取り付けられなさそうだから注意かな?
今回の戦禍

ここまでで全体像はこんな感じ。
エポパテをこねて延ばすのに時間がかかったから、今回はこれで終了だ。

比較的直線的なデザインなので、ポリパテ&コーティングブレードでも良さそうですな。

勿論、面倒だったら施さなくてもいい。
ゲームとかに登場する車輌はコーティング無しのものも多いからね。

続きは次回!
この記事で作っているキット
↓タミヤの公式オンラインショップはこちら↓