
タミヤから発売されています、MMシリーズNo88のラングを作っていきます。

前回は塗装作業をメインに行った。
今回はウェザリングなどを行って完成させよう。

やっと完成かな。

今月3つ目の完成となります。

思ったより時間がかかっているね。

今月最初のJu52で時間を使ったようだね。
問題はその機種が後2機も残っていることだ。


古参の作りにくいキットが何時までも残されて、買ったばかりの作りやすそうなキットがどんどん追い抜かしていきますな。
ウォッシング作業

まずはスミ入れ兼ウォッシングの作業から。
今回は凸凹したツィンメリットコーティングを施しました。
なので凹み部分を強調すべく、暗めの色を使用します。
タミヤエナメルのフラットブラウンを溶剤で薄めてから全体に塗布・拭き取ります。

筆者はスミ入れ用のブラウンを持っているけど、今回は車体全体に塗布するので、通常のを薄めて塗っているよ。
変化をつけさせるため、天板などのコーティングがない水平面はバフを塗布。
ドライブラシで凹凸を強調する

続いてドライブラシ。
ここもツィンメリットコーティングの凸凹を強調するため、いつもより粗めに。
使用したのはさっきも使ったバフ。

ドライブラシについては過去記事を参照に・・・・・・。

ダメージ系の加工を行う

その他ダメージ系の加工を。
非コーティング面はウェザリングカラーのグランドブラウン。
コーティング面はモデリングチゼルで一部剥がした後、タミヤエナメルのハルレッドを塗っている。

本当はコーティング面のダメージはやらない予定だったのですが、作業中に数箇所剥がれたので、それを不自然に思わせない目的で・・・・・・。
錆汚れを施す

各種装備の金属部分は錆表現。
ついでにオイルも撒き散らしたり。
ここも詳しくは過去記事を参照に・・・・・・。


足回りを汚す

足回りは主にウェザリングカラーのグレイッシュブラウンですな。
履帯や起動輪の凸部分はドライブラシの要領でエナメル塗料のクロームシルバーを。
シルバーは今回いつもより強調気味で塗っています。

足回りの汚れはとりあえず迷ったらグレイッシュブラウンで。
・・・・・・といった感じだね。

最後につや消しクリアーを吹きつけながら、タミヤウェザリングマスターを各部に擦りつけ。
Aセットの砂系の色は足回りに。
B・Cセットの錆やススは砲や装備品に擦りつけます。

ここも各部違いを見せるためにやや強めに擦り付ける。
擦った後に再度つや消しを吹くのを忘れずに。

そして履帯を取り付け、接着。
プライマーを吹いたので瞬間接着剤で貼りつきます。
ただ流石に元から接着可能素材に比べると接着性は劣ります。
履帯の弛みはほどほどに・・・・・・。

ようやく完成だね。
以下、ギャラリーだよ。
タミヤ IV号駆逐戦車ラング 完成!

ツィンメリットコーティングのおかげで、だいぶ素のキットとは印象が変わった感じ。

ただコーティングが厚めなので、車体前面のハッチ類が埋まりかけているのが気になりますな。
激突!新旧ラング

ここで以前に完成させた新キットのほうのIV号駆逐戦車と比較してみよう。


転輪・マフラー形状が大きな違いですな。
旧IV号系列は動力を搭載していた都合上やや車幅が広いとは聞いていましたが、想像していたよりは・・・・・・。

さすがに部品の精度は1976年発売と2014年発売じゃだいぶ違う感じ。
旧製品は車長ハッチ前のカニ型眼鏡が付属していないっぽいね。
そういえば旧製品はシュルツェンが付属していたような・・・・・・。

残念だけど今回は作っていない。
しかし筆者は救済措置を用意しているようで・・・・・・。

なんだろう。

詳しくは後日だ。
作ってみた感想のコーナー

さて、新旧ラングを作り比べてみましたが・・・・・・。

古いキットなので新しいキットに比べるとやはり細かい部分の精度では劣る。
筆者的には装備、特にクリーニングロッドが48口径用しか入っていなかったのが気になるところだったとか。

筆者は今回装備面はIV号戦車車外装備品セットでアップデートしているね。
そのクリーニングロッドは70口径型用のが手配できなかったけど。

筆者曰く
「大まかな雰囲気は気に入っている」
とのこと。
タミヤMMシリーズ旧製品らしく、部品は少なめで値段は安め。
2021年9月現在新キットが税込み4180円なのに対して、この旧製品は2420円。
安価でボリュームのある車輌が楽しめる。

安さを生かして手軽に楽しむのもいいですし、新キットとは違う仕様である点を生かして手を加えつつ楽しむのもよいですな。
今回みたいにツィンメリットコーティングの練習にも適しています。

古いキットにも古いキットなりの良さがあるんだ。
・・・・・・今回はここまでにしよう。
次回は少し筆者が迷っているようだけど、どうなるかな。

次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット
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