
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回は筆者が10年近く放置していた、ホビーボスのトルディIIaを完成させました。
今回は・・・・・・。

AFVキットを作る。
ただし今回は放置品ではなく、先日仕入れたものを作ろう。

最近大量に仕入れていましたからね。

なんかポチりまくっていたよね。

おかげでせっかく崩した積みが元通りだ。
今回のお題 タミヤイタレリ ドイツ軍重装甲車Sd.Kfz.234/1(2cm砲搭載型)

今回作るのはこちら
タミヤイタレリシリーズより
Sd.Kfz.234/1だ。
正式な商品名はドイツ重装甲車Sd.Kfz.234/1(2cm砲搭載型)

久々のタミヤイタレリ。
セモベンテ以来かな?


この装甲車は最初2015年に発売されたものですね。
それが先日再販されたという。

タミヤイタレリシリーズは限定生産品だと思っていたけど、どうも近年は時々再販されているようだね。
今回は同時にイタリアのCM508コロニアーレも再販されている。
こちらも筆者が確保していたね。
Sd.Kfz.234/1とは?

Sd.Kfz.234装甲車は第二次世界大戦後期の1943年末から生産されたドイツ軍の8輪装甲車だ。

愛称がないから名前が覚えにくいんだよね。

Sd.Kfzは特殊車輌といったような意味ですな。

元々ドイツ軍は6輪や8輪の装甲車としてSd.Kfz231系列を使用していた。
今回の234はそれらの後継として開発されたものとなっている。
当初は冷却水の入手が難しい熱帯地方(アフリカ戦線)向けを意識していたらしく、チェコのタトラ社製の空冷式ディーゼルエンジンを搭載しているのが特徴だ。

しかしアフリカ戦線は1943年5月に終わっていますな。

なので1943年末に生産開始された本車は間に合っていない。
また他の装甲車やハーフトラック同様、特殊車輌番号の後ろに/と数字で区分がされており、それで装備や用途が区別されていた。
今回作るのは「/1」
これはオープントップ式の砲塔に2cm砲を装備した偵察車型となっている。
/1とはなっているものの、方針の転換により2番目の派生種だったりする。

逆に「/2」が最初に生産されたようですな。
こちらは5cm砲を装備した密閉型砲塔を搭載。
正式名称ではありませんが、プーマの愛称で知られていますね。

なんか戦車みたい。

このプーマの砲塔、元々は偵察戦車Vk16.02レオパルトに使われるはずだったそうです。
この戦車が開発中止になった後、Sd.Kfz234に流用されたという。

その後も装備違いや現地での改修を受けて、幾つかバリエーションがある。
今回はそんな個性的な面々の中、当初の予定であった2cm砲搭載型を作ってみよう。
中身を確認する

それでは箱の中身を見ていこう。
タミヤ製の部品とイタレリ製の部品で分かれてパッケージされている。

・・・・・・なんか不自然に分かれているパーツがあるね。

「B38はこのパーツをお使いください」
と同封の紙に書いてありますな。

どうもアップデート前のパーツとアップデート後のパーツが入っているようだね。

まずは車輌本体のイタレリ製パーツ。
前述の追加パーツ含めて5枚のランナーが入っている。

1/35スケールとしては比較的少なめの部品数だね。

続いてタミヤ製パーツ。
色違いで3枚入っているけど、いずれも既存品の流用だ。
まずサンドイエローのランナー2枚にはバイクと兵士が入っている。
タミヤのドイツ軍戦車を作っている人なら何となく察しがつくと思うけど・・・・・・
このランナーは同社のアルデンヌ戦線版のティーガーII(キングタイガー)に付属するものと同一だ。
ただし後述する装備品セットのヘルメットを使うことで、バイク兵は変化を付けることができる。


筆者も以前この戦車は作りましたな。
肝心の人形は作っていませんが。

通常版のヘンシェル砲塔とさほど値段が変わらない状態で売っていることが多いから、2つ並んでいるとアルデンヌ版を買うことが多くて兵士が多数貯まっている。
もう1つのダークイエローの装備品ランナーはドイツ歩兵装備品セットB(大戦中・後期)から。
単品で品番35205としてもラインナップされているけど、ランナーには35196の刻印もある。
こちらはMMシリーズ第196弾の「ドイツ歩兵アタックチームセット」のことのようだ。

後期の迷彩服を装備した歩兵たちのセットですな。
見た感じ、直前に発売されたハノマークD型と組み合わせられるようですね。

兵士たちに関して今回はちょっと保留になると思うけどね。
そのうち兵士の塗装で何か記事を作りたいところ。

付属デカールとエッチングパーツ。
刻印やマークからみたところ、デカールはタミヤ製でエッチングパーツはイタレリ製だ。

大丈夫かな。
筆者は細かいエッチングパーツは苦手なんだよね。

説明書を見たところ、ジェリカンラックのバンド部分はジェリカンの有無で選択式となっている。
なので見かけよりも実際使う部品数は少なくなる。

塗装は2種類。
Aパターンは所属不明部隊の車輌で1944年から45年にかけて東部戦線にいたもの。
こちらはボックスアートに描かれているものと同一で、ダークイエローの単色塗装の上から白い冬季迷彩が施されている。

もう片方のBパターンは第2戦車師団所属車で1944年夏のノルマンディ戦線にいた個体。
こちらはダークイエローの単色ですな。

今回はAパターンで組み立てる予定だ。
組み立て途中で車体に装備されたアンテナの有無を選択する必要があるので、先に決めておこう。
次回、製作開始!

今回はここまで。
次回から組み立て作業に入る。

エッチングパーツが気になるかな。
筆者は細かい金属部品が苦手みたいだけど・・・・・・。

迷っている時間で組み立てる。
それがよいかと。

その前に8輪車である以上、足回りの組み立てに時間がかかりそうだけどね。
とりあえず、どうなるかは次回以降お届けしよう。

お楽しみに~。
この記事で紹介しているキット
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