タミヤ 1/35 ティーガーII(アルデンヌ戦線) 製作記①

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

年末が近づいてきましたな。

レーナ
レーナ

その前に、クリスマスだよ。

アドルフ
アドルフ

筆者はまた自分用のプレゼントと称して、無駄遣いをするのでしょうか。

ヴァルダ
ヴァルダ

そういえば、筆者が数年前に自分用のプレゼントと称して購入・放置したキットがある。

ちょうどこの季節にふさわしいものだから、このタイミングで組んでしまおう。

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クリスマスはアントワープで! アルデンヌ戦線のティーガーIIを作る

ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るのはこちら。タミヤより

ティーガーIIだ。

商品名はドイツ重戦車キングタイガー(アルデンヌ戦線)

ここではティーガーIIの呼称で統一する。

ティーガーIIとは?

ヴァルダ
ヴァルダ

第二次世界大戦中頃、ドイツ軍はそれまでの戦車とは一戦を画した車輌を開発した。

それがティーガーIだ。

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レーナ
レーナ

いわゆる、タイガー戦車だね。

戦車に詳しくない人でも、名前だけは聞いたことがある・・・・・・。

アドルフ
アドルフ

筆者も幾つか作っていましたな。

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ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るティーガーIIは、そのティーガーIの後継として作られた戦車だ。

古典的な垂直の装甲を持ったI型とは違い、II型は傾斜した装甲を持っている。

主砲も同じ88mm砲でありながら、I型の56口径に対して、II型は71口径となっている。

レーナ
レーナ

口径?

アドルフ
アドルフ

正式には口径長砲身の長さのことです。

88mm砲56口径は

88mm×56口径=4928mm=4.928m

88mm砲71口径は

88mm×71口径=6248mm=6.248m

となります。

基本的に長いほうが弾の初速が上がり、攻撃力が高くなります。

ヴァルダ
ヴァルダ

砲塔はクルップ社が設計。

車体はI型同様、ポルシェ社ヘンシェル社の競作となり、それぞれVK4502(P)・VK4503(H)の名前で開発された。

結果だけいうと後者が採用され、ティーガーIIとなる。

このとき前者に搭載される予定だった砲塔が先行して50基ほど生産されてしまっていたため、最初の50輌はこの砲塔を装備している。

アドルフ
アドルフ

いわゆる「ティーガーIIポルシェ砲塔」ですな。

湾曲したデザインが特徴ですが、生産性・ショットトラップの問題が発生。

それ以降は今回作る、直線を主体としたデザインのヘンシェル型砲塔を搭載するようになりますね。

レーナ
レーナ

ショットトラップ

ヴァルダ
ヴァルダ

傾斜した装甲で跳ねた弾が別の箇所に当たる現象だ。

ポルシェ砲塔のティーガーIIの場合、砲塔前面下部に当たった弾が車体上面に跳ねる危険性があったんだ。

アドルフ
アドルフ

ヘンシェル砲塔は直線的な1枚板のため、その心配はなかった感じですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

ティーガーIIは圧倒的な火力である88mmと、最大180mmの装甲厚で遭遇した連合軍兵士を恐怖へ陥れた。

ただ戦況が悪化したからか検品やテストなどを省略

68tという過大な重量、それにも関わらずより軽量なパンターなどと同じ出力のエンジンを搭載。

戦う前に故障や燃料切れなどを起こして脱落する車輌も相当数あったとか。

レーナ
レーナ

両極端というか・・・・・・。

アドルフ
アドルフ

これはパンターD型やティーガーIにもあったことですね。

勿論、徐々に改善はされたようですが。

商品名 アルデンヌ戦線について

ヴァルダ
ヴァルダ

このキットには「アルデンヌ戦線」と名称が付いている。

1944年12月16日、フランスのアルデンヌの森においてドイツ軍が最後の攻勢となる「ラインの守り作戦」を発動。

連合軍の兵站基地となっていたベルギーのアントワープ目指して進撃した。

不意を突かれた連合軍は一時的に崩壊状態となる。

結論から言うと作戦は失敗してしまうのだけれども。

レーナ
レーナ

1944年12月16日……。

ちょうど76年前の今日じゃん!

アドルフ
アドルフ

パンツァーリート合唱シーンで有名な映画「バルジ大作戦」

これはその戦闘を題材にした映画でしたな。

史実とは大幅に異なるようですが。

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レーナ
レーナ

あのM47パットンのティーガーが出てくるやつだっけ。

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ヴァルダ
ヴァルダ

今回のキットはこの戦いに投入されたティーガーIIを題材にしたものとなっている。

長々と話していたが、早速キットを開封してみよう。

中身の確認

アドルフ
アドルフ

中身を確認します。

 

レーナ
レーナ

ランナーは7枚。

他には車体上下があるね。

ヴァルダ
ヴァルダ

このキット、2002年に発売されたものだ。

けれども完全な新規金型ではなく、既存のティーガーIIとDKW NZ350オートバイに、新規部品を追加したキットなんだ。

タミヤ(35241) 1/35 ドイツ軍用オートバイ(DKW NZ350) 野戦伝令セット 兵士(2体)/道標付
ノーブランド品

アドルフ
アドルフ

写真右下のX・Zランナーがその新規金型。

オートバイを後期型にするための部品とティーガーIIの段なし防盾、そして戦車長と装填手の人形が収まっています。

レーナ
レーナ

その他は説明書2枚

塗装図

注意書き

ナイロンメッシュ

両面テープ

ポリキャップ

ナット

ビス

デカール

ベルト式履帯・・・・・・。

アドルフ
アドルフ

既存のキットとほぼ同様ですが、塗装図とデカールはこのセットオリジナルのものとなっています。

塗装を選ぼう

ヴァルダ
ヴァルダ

さて、このキットは塗装が4種類。

防盾の選択があるので、作る前にどの車輌で作るのか選んでおこう。

レーナ
レーナ

AパターンとBパターンは新金型の段なし防盾を使用だね。

どっちもアルデンヌ戦線の戦いに投入された、第501重戦車大隊所属。

アドルフ
アドルフ

正式にはSS第501重戦車大隊ですね。

かつてミヒャエル・ヴィットマンが所属していた、第101SS重戦車大隊が前身となっています。

第501重戦車大隊といえば、アフリカでロンメル将軍らの援護に向かった部隊が有名ですが・・・・・・

あちらはこの頃、第424重戦車大隊と改名していたようです。

ヴァルダ
ヴァルダ

ヨアヒム・パイパー中佐率いるパイパー戦闘団

本作戦の先鋒として活躍したこの部隊に、SS第501重戦車大隊は配属されていたんだ。

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レーナ
レーナ

CパターンとDパターン。

こちらは段あり防盾を使う車輌のようだね。

アドルフ
アドルフ

Dパターンのみ東部戦線の車輌。

こちらも502重戦車大隊とありますが、正式にはSSの502重戦車大隊のようです。

エースのオットーカリウスも所属していた国防軍の同名部隊は、この頃第511重戦車大隊と改名しているようです。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はCパターン、SS第501重戦車大隊所属の008号車で作ってみよう。

・・・・・・AパターンとBパターンは筆者が以前作ったことがあるというのが理由だけど。

少し進めてみよう

アドルフ
アドルフ

それでは、作戦を開始します。

・・・・・・なのですが、パーツが欠けていますよ。

ヴァルダ
ヴァルダ

実は筆者が別のティーガーIIを以前作っていたんだけど……

そのときにこのクランクのC53パーツを紛失してしまってね。

ある理由で急ぎのものだったため、その時にこのキットがパーツ取りになったんだ。

レーナ
レーナ

それで現在に至る感じかな?

ヴァルダ
ヴァルダ

探しても見つからなかったので、ジャンクパーツから代用品を持ってきた。

今回はこちらを使用して進めることになる。

アドルフ
アドルフ

まずは合わせ目消しから。

主砲、排気管、砲尾ぐらいですかな。

レーナ
レーナ

砲尾はハッチを閉めるとほとんど見えなくなるから、無理に消さなくてもいいかも。

合わせ目消しについては、過去記事を・・・・・・。

https://letztbatallion.com/%e5%88%9d%e5%bf%83%e8%80%85%e5%90%91%e3%81%91%ef%bc%9fhguc%e3%82%b0%e3%83%95%e3%81%a7%e5%ad%a6%e3%81%b6%e5%90%88%e3%82%8f%e3%81%9b%e7%9b%ae%e6%b6%88%e3%81%97/
アドルフ
アドルフ

転輪は片側9枚が2枚重ね。

数が多いですが、プラ質が固めなので整形は容易です。

誘導輪、起動輪は内部にポリキャップを仕込むのを忘れずに。

ヴァルダ
ヴァルダ

サスペンションはトーションバー方式。

ここは完成後、ひっくり返さない限りは見えなくなる。

ので、ゲートやパーティングラインは整形しない。

レーナ
レーナ

時短モデリングだね。

アドルフ
アドルフ

転輪を取り付けます。

今回はロコ組みを行わないので、転輪は完全にサスペンションへ接着固定してしまいます。

レーナ
レーナ

見た感じ、後でフェンダーが足回りを覆ってしまうからだね。

ヴァルダ
ヴァルダ

とりあえず今回はここまでで中断しよう。

次回は車体組み立ての続きとなる。

このキット、ちょこちょこ手を加えて作ることになりそうだね……。

この記事で作っているキット

 

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