タミヤイタレリの装甲車、Sd.Kfz.234/1を作っていきます。
前回は塗装やマーキングを済ませた。
今回はウェザリングや冬季迷彩を施して完成させよう。
やっと完成かぁ。
ノタノタ作業をしていたらもう今月も下旬です。
反対にこの1月だけで大幅に積みが増えてしまいましたが。
月末の集計が怖いなぁ。
エナメル塗料を使ったウェザリング
まずは手始めにいつものウェザリングから。
最初にタミヤエナメルを使った作業をしていきましょう。
ウォッシングにドライブラシに・・・・・・。
ウォッシングは今回タミヤのスミ入れ用ブラウンを平筆にとって全体に塗っている。
ドライブラシは明るい黄色系の色ということでバフを使用。
この辺り詳しくは過去記事参照だね。
過去記事ではバフでウォッシングしているけど今回はダークイエロー単色の車体なのでバフでは効果が薄いと判断、ブラウンにしている。
どっちにしろ後で冬季迷彩を施すからほどほどに・・・・・・。
ウェザリングカラーを使ったウェザリング
続いてクレオスのウェザリングカラーを使った汚し。
主に装甲板角の傷や排気管のサビですな。
傷に関してはグランドブラウンを使っています。
サビは過去記事に・・・・・・。
しかし筆者の作る車輌の工具類はガビガビにサビているねぇ。
以前は部分塗装してその上からサビさせていたんだ。
ただ地の金属色がサビでほとんど見えなくなるから
「金属色を塗らないで全面サビで隠してしまおう」
的な発想になったようでね。
頻繁に使う工具類でしたらもう少しサビを控えてもいいかもしれませんね。
冬季迷彩を施す
この辺りで一旦冬季迷彩を施してみましょう。
いつもなら筆者はクレオスのウェザリングカラーを使っていますが・・・・・・
今回はタミヤエナメルを使って作業をしてみます。
フラットホワイトにスミ入れ用ブラウンをわずかに入れて・・・・・・。
今までに作った冬季迷彩は全部ウェザリングカラーだったよね。
一個だけザクが混ざっていますな。
塗料を適当に筆でペタペタ塗っていきます。
実際の冬季迷彩は雪解けと同時にすぐ洗い流せるように水性塗料や石灰を使っていたようだ。
なので塗り方もかなり雑。
透けやムラも気にせず塗っていこう。
ひたすら塗ってこんな感じに。
ムラや透けは気にせずとも言いましたが、なんか雑ですな。
遠くからみれば問題ない問題ない。
ハッチ周辺の可動箇所や装甲角、ジェリカンなどの後付け装備部分といった場所を避けるように塗っていくとそれらしく。
見た感じタイヤ部分は塗られていないようなので、ここはそのまま。
資材に余裕が無く車体上面だけにに塗っていたか、それとも泥とかの水分で先に色落ちしてしまったか・・・・・・。
最後の仕上げ
その後は付着した雪のようなものを。
タミヤの情景テスクチャーペイントを使い、足回りに雪を付けていきます。
この資材では筆が傷みやすいので、作業時には既にボロボロの二線級になった筆を使うといいでしょう。
筆者は最初泥交じりの雪を表現するため、これにタミヤアクリルのフラットアースを混ぜていたけど・・・・・・
混ぜすぎたのか茶色くなったようだね。
なので後にそのままのテスクチャーペイントを塗っている。
最初からそのままで良かったかもしれない。
なかなか加減が難しいね。
ついついたくさん盛りたくなるけど、そうするとせっかくのディティールが見えなくなるし。
筆者はとりあえず擦れて落ちやすいような、サスペンション等の可動部分は避けるようにしていますな。
雪が詰まって残りやすい、奥まった部分を中心に盛ってみるとそれらしくなります。
ちょっと長引いてきたので筆者のモチベーションが危うくなってきましたな。
放置品ルートに入る前に完成に持ち込んでしまいましょう。
車体にタミヤエナメルを混ぜて作ったオイル色をばら撒き、上からアクリル塗料のつや消しクリアー(フラットクリヤー)を吹き付けてしまいます。
オイル汚れに関しては過去記事参照。
ガイアノーツからもそれらしいエナメル塗料が発売しているけど、今回は過去記事でも紹介したタミヤエナメルの混色を使っているよ。
つや消しによってざらついたところにいつものウェザリングマスター擦りつけ。
今回は雪っぽさを出すために、Bセットのスノーを使っています。
なんかこの色も冬季迷彩に使えそうな・・・・・・。
筆者の気が向いたら使うかもしれないね。
最後にタイヤやメッシュカバーを装着。
タイヤは回るように接着。
粘度の高いゼリー式瞬間接着剤を使用しています。
カバーはピットマルチ君で軽く留めています。
これでSd.Kfz.234/1が完成。
以下、ギャラリーだよ。
タミヤイタレリ 重装甲車Sd.Kfz.234/1 完成!
続いてほかの車輌と比較。
まずは同じ重装甲車であるSd.Kfz.231(6rad)と。
今回作ったSd.Kfz.234はSd.Kfz231の後継ともいえる車輌ですな。
偶然にも両車ともにタミヤイタレリ製品です。
231は暫定的な6輪車から始まり、その後本格的な8輪車になる。
231は通常の偵察車型だけど、6輪8輪ともにフレームアンテナを装備した指揮車型のSd.Kfz232が存在する。
Sd.Kfz234は装備が変わっても基本の特殊車輌番号は変わらないで、後ろの数字が変わるだけなんだよね。
続いて同じ冬季迷彩のティーガーと。
今回の234がタミヤエナメルで冬季迷彩を施したのに対して、ティーガーはウェザリングカラーで冬季迷彩を行っている。
ウェザリングカラーは定着力が弱いので、擦って剥がしたりうっすらとぼやけた表現がしやすいのが利点ですな。
タミヤエナメルは定着力がしっかりしているので、作業中にうっかり触れても指紋が残る事故が発生しにくいというか。
作ってみた感想のコーナー
組み立てに少し時間がかかったかな?
構造上どうしても足回りが複雑な部品構成になっているからね。
それ以外はそんなに部品が多くないから、そこさえ超えてしまえばエッチング製のジェリカンラック以外は難しくないかな。
後は主砲基部など一部パーツのはめ込みがキツめの箇所がある。
筆者は流し込み式接着剤を浸透させて割ってしまったりしている。
軸部分を調整したり、流し込みじゃない接着剤を使ったほうがいいね。
このキットは指定では車輪が回転するように接着するようになっています。
難しいと感じる方はキャップパーツを先に車輪に接着。
回転機能をオミットしてしまうのもアリかと。
装輪式車輌の割にはボリュームがあるので、単品でも様になる。
今回は作らなかったけど、キットにはバイクや兵士、装備品類も付属する。
ジオラマの主役としても十分見栄えするね。
最もバイクと兵士はタミヤのアルデンヌ戦線版ティーガーIIに付属するものと同一です。
それらが目的ならティーガーのほうが入手難易度が低いので、そちらを購入するのが良いかと。
装甲車自体は多面的なドイツ軍車輌らしいカッコいい車輌だね。
こうなると同じタミヤイタレリのプーマも欲しくなるけど・・・・・・。
今回の2cm砲搭載型同様、タミヤイタレリ製品も再生産の可能性があるようなので、それを期待しましょう。
何時来るかわからないけど、来るべき時に備えて積みを減らしておこう。
手首を洗って待っていろよ!
積みモデラーめ!
それを言うなら「首を洗って」です。
感染症対策なら手首を洗っていたほうが良さそうですが。
今回はここまで。
次回はまた別のキットに手を付ける予定だ。
次回も、お楽しみに~
この記事で作っているキット
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