ドイツレベル社のハインケルHe70を作っていきましょう。
前回は風防などを取り付けて組み立てを終了した。
今回は塗装とマーキングとなる。
10月が終わりだね。
今年も残り2ヶ月。
月末なので作ったものの集計が必要ですな。
集計は記事の一番最後に掲載する。
それでは作業を再開しよう。
塗装図の確認
収録されている塗装図はドイツ空軍所属機の1種のみ。
選択の余地はありませんな。
ここはちょっと寂しい感じだね。
塗装自体はブルーの下面に、グリーン2色の上面。
ドイツ軍の爆撃機・攻撃機・偵察機なんかでよく見られるパターンというか。
塗装図によると場所は1941年のドイツ国内バート・ツヴィッシェンアーン。
おそらく後方での連絡・訓練用の機体だろう。
下地を塗る
まずは下地から。
- 風防下塗り→Mr.カラーのRLM02グレー
- 全体の下塗り→Mr.サーフェイサー1000
- 主脚周り→Mr.カラーのRLM02グレー(2回目)
と塗っていきます。
なんか同じ色を2回に分けている。
いつもならそのまま吹いているのですが、今回は脚周りのRLM02グレーを吹く前にサフを挟んでいますな。
水性ホビーカラーで下面色を塗ってみる
今回の塗装は帯などを塗り分ける必要がないので、いきなり機体色に進みます。
まずは下面のブルー。
ドイツ軍ではおなじみ、RLM65ライトブルーを塗りますが……
今回はMr.カラーではなく、水性ホビーカラーの同色を使ってみましょう。
筆者はラッカーメインと思いきや。
補給の都合でこちらを試すようだ。
店によってはMr.カラーの100番台以降を置いておらず、補給が難しい場合があるということでね。
製作速度が上がって塗装時間が増え、臭いが気になってきたというのもあるけど。
ただ2023年10月現在、水性ホビーカラーのRLM各色はラインナップが中途半端ですな。
大戦初期の色は大体そろっていますが、末期のグリーン系の色は存在しなかったり。
下面のライトブルーもRLM65はありますが、76と78はなかったり。
筆者が作っているのを見ていると、比較的面積が広くて使用機体も多いRLM76ライトブルーの消費が激しいんだよね。
とりあえず下面にべた塗り。
今のところ問題はないようですな。
水性ホビーカラーも改良されているように見えるね。
筆者が模型を始めて間もない頃使っていたのは
- 乾くのが極端に遅い
- 乾いているはずなのに触れると指紋がつく
- 他の塗料や資材で簡単に侵食する
と、かなり使いにくいものだった気がするけど。
筆者の手持ちには使いきれていない旧製品の水性ホビーカラーがたくさん……。
ブルーの乾燥待ちにタイヤの黒を塗ります。
ここはタミヤアクリルのセミグロスブラックですな。
上面の塗装
下面に上面色が回り込まないようにマスキングし、上面色を塗ってしまいます。
まずは一色目。
Mr.カラーのRLM71ダークグリーンを塗りましょう。
こっちは水性じゃないんだ。
RLM71はMr.カラーの17番だから比較的どこの店でもよく見かける。
なので筆者もストックを大量保有していてね。
RLM65とは違い余剰気味だ。
アクリル塗料である水性ホビーカラーの上にラッカー系であるMr.カラーは侵食するので、基本的に塗ってはいけないとされていますが……
今回は問題なかったようですな。
エアブラシでサッと吹いただけだからね。
薄めたものを長時間筆で擦ったりと、乾燥に時間がかかるようなことをするなら話は別だろう。
マスキングをして2色目。
こっちも同じMr.カラーより、RLM70ブラックグリーンだね。
これも筆者の手持ちに在庫がいくつか。
この色は迷彩のほかに、プロペラの色でもよく指定されていますな。
後期の機体でも使用することが多いので、ドイツ機好きは常備しておくとよいでしょう。
これでエアブラシ塗装は終了です。
テープを剥がして迷彩が塗り分けできたか確認しましょう。
特に問題はなさそうだね。
このまま進もう。
マーキング
付属デカールはこんな感じです。
5、10、14番の計器は使用済みですな。
品質的には問題なさそう。
ただ海外メーカーだからか、鉤十字が省略されているんだよね。
ここで問題になるのは下面の機体コード。
一部が主脚カバーにかかるように描かれていますな。
当然、キットではカバーが展開状態なので、それに合わせてマークを分割する必要がある。
先に主翼側にマークを貼り付けて、その後ナイフで分割して残りをカバーに貼り付けよう。
「8」の字がかかる右主翼側は3分割。
主翼→翼端側カバー→胴体側カバー
の順に分割・貼り付けているよ。
コードは黒1色です。
最悪筆塗りで補えばどうにかなるかと。
付属しない鉤十字は前回作ったタミヤのFw190A-3のものが余っていたので、それを流用する。
調べたところ、サイズや位置は多少個体差があるようだ。
今回はラダーにかかるよう、少し後ろ寄りに貼り付ける。
機体によってはラダーにかからない前寄りに描かれているものもあるみたいだ。
ラダー?
ハシゴ?
ラダーとは垂直尾翼の後部にある方向舵のことですな。
これを左右に振ることで、飛行機の向きを左右に変えることができます。
今回の戦果
マーキング後はこんな感じ。
ついでに筆塗りも済ませてしまいました。
だいぶそれらしくなってきた感じ。
今回はここまで。
さて、月末集計をしよう。
月末恒例 今月の戦果
2023年10月の戦果は……
- 購入 2(ティーガーI後期型、M4シャーマン)
- 完成 6(屠龍甲×2、屠龍丁、トゥラーンII、Fw190、He70F-2)
ですな。
今月はずっとトゥラーンを作っていたイメージしかないというか。
あれは大長編になりましたからね。
っていうか、He70がもう完成しているし。
実際は昨日完成したところだ。
記事と作業で多少ズレがある。
次回はそのHe70の完成品お披露目となるだろう。
来月も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット