ドイツレベルより発売されています、マッキMC.200サエッタ戦闘機を作っていきましょう。
前回は中身を紹介して、組み立ても終わらせた。
パーツは直前に作ったツクダホビー版を同一だけど、収録された塗装が異なる。
今回はその塗装やマーキングを進めてみよう。
12月も後半に突入。
今年はどれくらい積みを崩せるかな?
本日12月16日はバルジの戦いが始まった日です。
ただアルデンヌ戦線の車輌は、今月頭にM10パンターを作ったばかりでしたな。
季節とか関係なしに、サエッタを進めていこう。
それでは作戦を再開する。
塗装図の確認
このキットに収録された塗装は2種類。
イタリア空軍所属機とドイツ空軍所属機となっています。
いずれもイタリア軍機によく見られる迷彩塗装ですな。
ドイツ軍機は元のイタリアマーク部分に塗り潰されたような跡があるね。
今回は本家イタリア空軍機で作るけど。
特徴的な迷彩をどうするかがポイントだ。
下塗り
まずは下塗りから。
ついでに細かい部分も塗り分けてしまいましょう。
- 風防の下塗り→Mr.カラーの312番、グリーンFS34227
- 全体の下塗り→クレオスのMr.サーフェイサー1000
- 脚→Mr.カラーのシルバー
- 機首のオイルクーラー部分→Mr.メタルカラーのカッパー
- エンジン→Mr.カラーの黒鉄色
- 白帯やプロペラスピナー、黄色帯部分の下地→Mr.カラーのグランプリホワイト
- カウリングの黄色帯→Mr.カラーのRLM04イエロー
ですな。
前回のツクダ版とほぼ同じ流れだけど、機首のイエローが違うポイントだね。
基本的には隠ぺい力が弱い白や黄色を先に塗りますが……
機首周りは先に黄色を塗ってしまいますと、カウリングの凸凹面にマスキングをしてカッパーを塗ることになってしまいます。
それではやりづらいので、先にカッパーを塗ってから白・黄色を塗ることに。
スピナー部分はキットでは下面色と同じ色の指示。
今回は他のイタリア機キットに合わせて、白にしてみた。
本体の塗装
続いて本体の塗装。
- 下面→Mr.カラーの306番、グレーFS36270
- 上面→タミヤラッカーのNATOグリーン
ですな。
ここも直前のツクダ版と同一です。
主翼や水平尾翼の下面前側にも、上面色が周りこむので忘れずに。
以前のレジアーネRe.2000GAの時は黄色ベースだったよね。
今回はグリーンベースなんだ。
イタリア機は黄色ベースだったり緑ベースだったりするけど……
直前のツクダ版同様
「今回のMC.200は緑ベースなのでは?」
と判断してね。
塗装図も3色の迷彩塗装がほぼ均一なので、どれがベースかわかりにくいですな。
MC.200の派生型である、MC.202は黄色ベースのイメージが強いですが。
迷彩色を塗る
とりあえず、迷彩色を塗っていきましょう。
細かい斑点が特徴的なイタリア軍の迷彩、
まずは黄色を吹き付けます。
使用したのは今までのイタリア機でも使用した、Mr.カラーのミドルストーン。
ビンの表記によると、本来は英軍機イメージの色のようですが。
各国の砂色塗料でもかなり黄色味が強い色というか。
粒子が飛び散らないように、いつもより薄めて吹き付けて……
筆でペタペタ斑点を乗せてもいいかも。
続いて茶色。
以前のRe.2000同様、Mr.カラーのレッドブラウンを吹き付けていきます。
塗装図が細かすぎて付き合い切れないので、それらしく適当に色を乗せて……。
ちょっと暗い色かな?
タミヤのレッドブラウンみたいな、もう少し彩度のある茶色でもよさそう。
この辺りはお好みで……。
細かい塗り分けとマーキング
その後は細かい塗り分けをしつつ組み立て。
この状態ですと、1940年前後によくある戦闘機の形ですな。
単葉引き込み足という近代的なスタイルと、開放式風防という旧式スタイルの合わさった姿が特徴的だ。
こちらが付属するデカール。
ドイツ軍マークも付属しますが、例によって鉤十字マークは付属しないので注意です。
こちらで作る方は別途用意していただくことに。
今回はイタリア軍機にするけどね。
2012年印刷の比較的新しい物っぽいし、貼り付けには問題なさそうかな。
今回の戦果
貼り付けるとこんな感じに。
ほとんど崩れませんでしたが、やや台紙から剥がれにくかったですな。
むしろ以前のツクダ版のほうが剥がれやすかったような……。
変色していたし、あっちのほうが古いはずなのに……。
乾燥待ちも兼ねて今回はここまで。
次回は仕上げのウェザリングを施し、完成品のお披露目予定だ。
続きは次回!