ドイツレベルから発売されていますJu52の民間型旅客機を作っていきます。
前回は機内を作って胴体内に収めた。
今回は各部を整形しつつ、主翼をくっつけてみよう。
なかなか進まないようだね。
どうしても大型の機体は部品点数が多くなったり、接合部分がズレて段差が生じやすい。
それと後述するけど、Ju52は少し特殊な構造をしているからね。
組み立てるのに時間がかかるからか、筆者の積みには双発以上の機体が何時までも残っていたり。
溶剤でラッカーパテを拭き取る
とりあえず前回は胴体で客室や操縦室を挟み込んだところで終了した。
Ju52は鋼管の骨組みに波型外板(コルゲート)を貼り付けた構造をとっている。
キットでもこのコルゲートのディティールが再現されているんだけど、その部分を潰さないようにか避けるように合わせ目が出来る。
普通にヤスリで均そうとすると波部分まで削りそうだったので、今回はラッカーパテを盛って溶剤を染み込ませた綿棒で拭いて均すことを試してみた。
やったか!?
それは(敵の)生存フラグです。
この状態ではしっかり埋まったかわかりませんね。
あとでサーフェイサーを吹き付けて確認しましょう。
というか普通の部分も合わせ目が消えているかわかりにくいね。
合わせ目部分が変色してあんまり消した感じになっていないし。
ここも成型色のシルバーの粒子が邪魔をしている感じだね。
ガンプラなんかでも、せっかく合わせ目を消しても変色した成型色のせいであんまり消した感が出ないものもある。
実は筆者がガンプラ塗装派になったのも、合わせ目消しによる成型色の変色が気になったという理由だったり。
青とか黒とか濃い色の成型色って、結構変色しやすいよね。
接着済みだった主翼も整形。
そのまま胴体とくっ付けてしまう。
・・・・・・ここも合いが悪いからか隙間が出来るね。
うーん・・・・・・
手がかかるなぁ。
ここもラッカーパテを盛った後、溶剤で拭き取っていますな。
ほんのわずかな隙間や段差はラッカーパテの代わりに溶きパテを使うのもいいでしょう。
なかなか上手くいかないというか。
ところで、このコルゲートってなんか意味あんのかな?
この頃のユンカース社の飛行機ではよく見られたもののようです。
重量を増さずに強度を出せるという利点がありますが、速度が増すと空気抵抗も増すという問題もあったのだとか。
1930年代後半には外板自体で強度をとるモノコック構造が主流になったので次第に見られなくなっていきますが。
エンジンなど小物の組み立て
本体のパテ埋めと並行して、小物類も進めていこう。
タイヤ、カウリング等を整形・・・・・・。
エンジンの詳しい組み立ては塗装後ですな。
主脚は主翼の下面には穴を開けていたけど、胴体下には特に穴を開ける指示はなかった。
ここは部品を仮留めしながら、現物合わせで開口して取り付けている。
なんかズレたのか余計な凹みが出来ているよ。
パテで埋めましょう。
エンジンは排気口部分が真っ平らだ。
ピンバイスで軽く凹みをつけておこう。
凹みを付ける前に、一度軽く先端をカットして平坦にしておくとよいでしょう。
先端が丸い状態でピンバイスを立てようとすると、滑って指に刺さることがあるので・・・・・・。
今回の戦果
尾翼などもつけて、全体図はこんな感じに。
ようやく形になってきたかな。
ずいぶん大きいね。
筆者は置き場所とか大丈夫かな?
ちなみに筆者はまだイタレリのマインスイーパー型と、KPモデルの輸送機型を積んでいたり。
今回はここまで。
次回には組立てを終わらせたいところ。
続きは次回!
この記事で作っているキット