ドラゴンのドルニエDo335A-1プファイルを作っていきましょう。
前回は塗装を済ませたところだった。
今回はマーキングやウェザリングをして完成にしよう。
……なんか最近筆者の作業速度が落ちていない?
後はデカールを貼り付けてチャチャっとウェザリングをして完成だよね。
いつもなら速攻をかけて完成するのですが……
このパートでトラブルが3つも発生しましてね。
どのようなものかはこれから語ろう。
それでは作業を再開する。
流用デカールや塗装でマーキングを行う
とりあえずデカールを貼り付けていきましょう。
付属のデカールはこちら。
鉤十字は付属しませんので、ほかのところから持ってくる必要があります。
ヨーロッパの会社は規制で付属しないことがあるけど……
ドラゴンは香港の会社だっけ。
欧州をメインの顧客ターゲットにしているから……という可能性もありますね。
ここで最初のトラブルが。
小さいマークは多少崩れるだけでしたが、大判デカールは完全に貼りついて剥がれず。
かなり古い製品だから、完全に貼り付いちゃっている感じかな?
これは……。
余剰デカールを探したけど、主翼上と胴体側面の白い鉄十字は丁度いいものがなかった。
なのでここは塗装で再現することに。
元のデカールを参考にしてマスキングをする。
一部先に貼り付けたマークにテープがかぶりそうになりますな。
ビニールや紙を噛ませてテープがデカールに貼り付かないように……。
そして吹きつけ。
使ったのは水性ホビーカラーのつや消しホワイト。
マスキングを剥がすとこんな感じ。
多少マスキング漏れしているが、これで進もう。
筆者の気力がなくなりかけているので、これ以上時間をかけるわけには……。
主翼下の鉄十字。
こちらは以前作ったタミヤのBf109E-3付属の余剰デカールがサイズ的に近かった。
なのでそれを利用する。
尾翼の数字は面相筆による手書き。
筆者にしては上手く書けたようですな。
鉤十字はここの開設以前に作った、タミヤのFw190A-3型の余剰品を使います。
タミヤのフォッケウルフはここではまだ作っていないんだっけ。
何機か作っていますが、全てここの開設以前ですな。
その後は細かいところの筆塗り。
タイヤなどだね。
ここはトラブルがなかった。
ここは順調そうだね。
いつものウェザリング3点セットを済ませる
その後はいつものウェザリング3点セット。
- スミ入れ
- 銀剥げ
- 排気管汚れ
ですな。
詳しくは過去記事を……。
なんかあっという間に。
ここも大きな問題はありませんでいたからね。
仕上げはつや消しのクリアー。
これで後は窓のマスキングを剥がせば完成なんだけど……。
そういえば冒頭で
「このパートでトラブルが3つ」
とか言っていたね。
まだ1つしか発生していないような。
オモリが足りない!
そのトラブル2つ目がこちら。
オモリが足りず機体が尻餅をついている。
主翼や機首に、結構オモリは入れていなかったっけ?
それでも足りなかったようです。
というわけで機首を取り外し、エンジンも切断。
細切れにした割りびしをひたすら突っ込む。
機首は反っていたものを接着して矯正しているから、変なところに力を加えないよう慎重に取り外そう。
割りびしって細切れにできたんだ。
やわらかい鉛製ですからね。
ランナー切断用の古いニッパーで細切れにしています。
重心変更に成功したので機首を再接着。
一部塗装が剥がれたけど、これは銀剥げでごまかす。
もう一箇所のトラブルは……。
逆向きの吸気口を修正する
トラブルその3は後部エンジン吸気口ですな。
筆者が後ろ向きに接着していました。
説明書で確認したら、吸気口が前を向いているのが正しく表記されていたね。
これは完全に筆者の見落としというか。
とりあえずまずは前後を逆にして接着し直す。
前後非対称の形なので、未塗装部分が表に出てきた。
塗装はエアブラシで上から吹きつけ。
機体色→つや消しクリアー
の順で塗っていく。
違和感ない感じに修正できたかな?
今度こそ完成にしましょう。
以下、ギャラリーです。
ドラゴン ドルニエDo335A-1プファイル 完成!
組み立てに手こずっていたけど、いざ完成したものを眺めるとよくできているというか。
筆者が昨年組み立てたホビーボス製品と比較するとこんな感じに。
左がホビーボス
右が今回のドラゴンですな。
ホビーボス製品は組み立て簡単だけど、こうして並ぶとモールドが浅めというか。
脚周りとか省略されているところも目立つね。
組みやすさのホビーボスか、ディティールのドラゴンか。
といったところですな。
作ってみた感想のコーナー
トラブル続出だったようだけど……。
- デカールに関しては中古品だったから
- 吸気口は筆者の凡ミス
なのでそれらはキット自体の問題ではない。
キットとしては反っている胴体を合わせるところが難しく感じたかな。
エンジンの内部再現はうれしいところですが、その分パーツが薄くなり胴体の貼り合わせが難しいというか。
そのエンジンが原因で機首のオモリ入れも難しく。
エンジンは外からほとんど見えなくなるので、最低限の骨組み部分だけで組んでしまってもよさそうだ。
筆者としては
「はっきりしたモールドとかはホビーボス製品より好み」
とのこと。
組むのは少し難しいけど、完成するとかっこいいよ!
……的な。
ドラゴン社黎明期のキットですからね。
同社のAFVも多少組みにくいところはありますが、陸戦兵器は多少雑に組んでもそれらしくなるので飛行機よりはまだマシです。
ちなみに2023年3月現在ドラゴンの輸入代理店となっているプラッツから、本製品をベースにした製品が発売されている。
今回はオモリが足りず尻餅をつくトラブルが発生したが、プラッツ版では最初からオモリが付属するようだ。
筆者はこっちは作らないのかな?
反った部品の時点で筆者の気力がなくなってしまったので、しばらくは作らないかと。
それに同社製別飛行機の在庫もありますし。
今回のDo335と違って組みやすいものだといいんだけどね。
どうなるか……。
今後登場するかな?
筆者の気力が回復してからになるだろう。
今回はここまで。
次回はもっと簡単そうなキットで息抜きをしよう。
次回も、お楽しみに~。