
ハセガワより発売されています、ICM社製パーツのティーガーIIを作っていきましょう。

前回は車体を組み終えた。
今回は砲塔を組んで、全体の組み立て作業を終えよう。

何か面白いことない?

ないですね。

つまんないなぁ。

特にないようなのでティーガーIIの続きにしよう。
それでは作戦を再開する。
砲塔内部の組み立て


確か砲塔のパーツは……
主砲周りを接着して、それっきりだったね。

砲身は反っているので、貼り合わせ時はクリップなどで留めておくとよいかと。
ICM製ティーガーIIは防盾の一部と砲身が一体成型になっているのが特徴です。


……んで主砲内部の組み立て。
なんか画像が飛んでいるような。

砲尾周りのパーツとかを揃えた画像とかがあったはずだけど……
どうも筆者が撮り忘れたか、撮った直後に間違えて削除したらしい。
画像フォルダにも番号が飛んだ形跡がない。

またはカメラ側でエラーが発生して保存されなかったか、ですな。
ここは以前組んだ同じハセガワ/ICM製の「ラインの虎」版を参考にしていただければ幸いです。

主砲の可動軸はプラ同士の接合。
パーツのプラ質も軟らかく、砲身も軽いので特に改造などはせずそのまま組み立てている。


ここで気になったのが主砲外装の上下合わせ目。
以前の「ラインの虎」版以上に合いが悪く、前側が干渉して外装上部が浮いてしまいますな。

車体上下だけでなく、前面も別パーツなんだよね。
接着位置が悪かったかな?

とりあえず画像で赤く示した外装下側の一部を削り取った。
これで接合部分が薄くなって、うまく外装内部に収まるはず。
ハッチ類の組み立て


続いてハッチ。
車長用、装填手用、そして背面のエスケープハッチですな。
装填手用以外は軸で可動します。
……エスケープハッチの取っ手が一つ足りませんな。
これは単なる写し忘れで、部品自体は存在しますが。

装填手用ハッチは表裏でパーツが分割されていたり、ダンパー部分も再現されている。
別パーツなので裏面に押し出しピン跡が発生せず、開いた状態でも見栄えがいいのが利点だ。


組み立てるとこんな感じに。
車長ハッチはやや軸がキツめです。
ピンバイスで取り付け穴を一度さらっておくと良いかと。

このキットはパーツが軟らかめだから、元々粘りがあるんだよね。
ほとんど上から被せているだけだし、多少緩めにしても大丈夫そう。
更に細かい部品の取り付け


更に細かい部品を取り付けていきましょう。
予備履帯ラックなどですな。

ベンチレーターは防水カバー付きのみとなっている。
今回は手を加えず、そちらを使用。
対空機銃架もレールと一体成型された、キットのものをそのまま使ってみよう。

以前の「ラインの虎」版はその辺りを改造していたね。
劇中車とは異なる見た目だったから……。

今回はサイドフェンダーが一体化されているという理由で、黒騎士物語版を通常のドイツ軍版として組んでいます。
ただこのベンチレーターと対空機銃架も、黒騎士物語登場車とは異なる仕様となっていますね。
やはりマークをやりくりして正解だったような。


組み立てるとこんな感じに。
ティーガーIIで一般的な、ヘンシェル型砲塔ですな。

対空機銃架はなんか引っ掛けないか心配なんだよね。

この対空機銃架は確かIV号やパンターなど、他のドイツ軍戦車のものと共通だったはずです。
実際に試したわけではないですが、破損した際はタミヤのIV号戦車車載装備セットなどで交換出来そうな……。

メーカーとか開発された年代が異なるから、細かい寸法とかが気になるけど。
装甲面に一手間加えてみる


ここで筆者が装甲面に少し変化をつけたくなり、追加作業。
- 防盾部分→溶きパテを使って鋳造表現
- 砲塔の前後側面装甲→タミヤリモネンセメントを塗った後、歯ブラシで叩いて凸凹をつける
といったことをしている。
詳しいやり方は過去記事を参考にしてほしい。

装甲面の荒れは車体同様にしつつ、防盾のパテの鋳造表現とは違った雰囲気に。
そういえば以前M10パンターにリモネンセメントを塗ったときは、うまくいかなかったような。

どうもその時使ったリモネンセメントは経年劣化が原因か、溶着力が落ちていたようだ。
今回のは先々月に補充したばかりのものなので、問題なく使用できた。

あの時使用した古いリモネンセメント、確かここの開設以前に購入してまだ使い切れていないものですな。
となると少なくとも6年以上は経過しているはずです。
流用した戦車兵を乗せる


ここで筆者が珍しく、このキットに人形を乗せたがった。
丁度いいものがないか探していたところ、以前組んだMONO/DRAGONのT-34/76に付属していたおまけフィギュアを発見。
腕の角度がティーガーIIのキューポラにピッタリ合ったので、今回はそれを流用することにした。

どうもこの兵士、元キットはドラゴンの品番DR6655
「ドイツ軍 第10装甲師団 第7戦車連隊 戦車兵 スモレンスクの戦い 1941」
に収録された戦車兵のようですな。
手は本来III号戦車のキューポラに合わせたもののようです。

年代とか大丈夫かな?
1941年の服装の兵士を、1945年頃の戦車に乗せることになるわけだけど。

生き残りの古参兵士ということにしよう。
筆者の手持ちにIII号戦車の在庫も見当たらないし、ここで復活だ。
ヘッドフォン基部だけ付属しないので、そこは適当なエッチングの端材で自作。
どうも大元のフィギュアセットだとそれがエッチングパーツで付属するみたいだけど、今回のおまけ版は省略されているみたいだね。


今回のキットは砲塔内に座席などがないため、ジャンクパーツにあったタミヤのティーガーII用の座席を追加。
そのままでは高さが合わないので、適当にプラ板を継ぎ足して嵩増ししている。

砲尾部分に干渉しないように注意ですな。
今回の戦果


砲塔を車体にセットし、これで組み立て完了です。
お馴染みのティーガーIIになりましたな。

兵士が乗ったから、より巨大感が出るんだよね。
筆者は今までいくつかティーガーIIを作ったけど、兵士付きのは今回初めてかな?

どうしても筆者は車輌メインで作りたがるからね。
今回はここまで。
次回はいよいよ塗装となる。

続きは次回!
この記事で作っているキット