ハセガワのハインケルHe111P爆撃機を作っていきましょう。
前回は風防などクリアーパーツを取り付けた。
今回は主翼などを組み立てる。
なんか急に暑くなってきたような。
夏が近づいてきましたな。
そういえば今月の戦果もそろそろまとめないといけませんな。
月末にまた集計をとることになるだろう
それでは作業を再開しよう。
主翼の組立て
接着中だったエンジンナセルを整形し、他の部品と組み合わせてプロペラ周りを作ります。
塗装によってはプロペラスピナーを異なる色で塗り分けますので、その場合は接着せずにしておくと良いでしょう。
今回作る塗装図1番(P-6)型はプロペラ全体がブラックグリーン塗装だから、スピナーは接着して組み立てるよ。
排気管パーツは余剰品に違う形のものが複数個含まれている。
間違えないようにしよう。
また今回は塗装の都合上、排気管を接着せずに進める。
この排気管、左右で部品番号が違うね。
取り付ける際に間違えないといいんだけど。
J14・15番パーツだね。
排気管の上下の形が微妙に異なる。
排気管が平らになっている方が上で、三角形状になっているのが下になる。
心配なら接着面に部品番号を書くなり刻むなりしておくといいだろう。
以前も少し触れましたが、右主翼下面にはディティールを埋める指示が出ています。
ラッカーパテを盛って削って処理しましょう。
この指示は全ての塗装パターン共通のようだね。
主脚は細いので折らないように注意です。
角度がついており、左右で似たような外見の異なる部品を使います。
混ざらないよう、片側ずつ組むと良いでしょう。
例によって主脚パーツだけで組み、本体には接着しない。
タイヤも接着せずはめ込んでいるだけだ。
主脚カバーは内側に押し出しピン跡が。
多少リベット部分が削れますが、ヤスリで処理しましょう。
ここのパーツも似たようで全部違う番号の部品だね。
向きや幅が微妙に違うんだ。
主翼には着陸灯が。
このキットではクリアーパーツを被せることで再現されています。
先にRLM66とシルバーで内部を塗り分け、その後クリアーパーツを被せる。
戦闘機のキットとかだと一体成型で省略されていたりするけど、このキットはリアルに再現してくれている。
尾翼は単純に整形だけ。
これで主翼・尾翼が揃ったね。
後は取り付けるだけですな。
その他の組み立て
出来上がった主翼と尾翼を取りつける。
接合部分がかなり頑丈なのでカチッとはまる。
収納とかを考えて、あえて接着しなくてもいいかもね。
後はこまごまとしたところを……
機体底面の爆弾倉扉は一体成型。
開いた状態にしたい場合は部品を切り離して、扉を開いた状態にしてから本体に接着します。
今回は開いた状態にする。
先に押し出しピン跡を削ってから、扉の真ん中で分割。
機体内側のはそのまま4枚のを一体の状態で本体に接着。
外側に来る扉は更に4分割してバラバラにしてから本体に接着する。
垂直尾翼のJ4番パーツ。
これは前後に接着箇所がありますが、後部のみ接着しておきます。
ここはあとで鉤十字のデカールを貼るからね。
デカールを横から滑り込ませられるようにしておこう。
最初から接着しないで進めたら?
丁度ここは塗装の微妙な塗り分け箇所でね。
接着しておいた方が尾翼本体と色調を合わせやすいんだ。
マスキング
さてあらかた部品が組み終わったので、風防類のマスキングを始めましょう。
He111は銃座や視界の良いガラス張り風防を持っています。
その分マスキングが非常に面倒なことに。
基本的には細切れのマスキングテープを使うけど、円形の箇所はマスキングゾルを使う。
ここはテープだと面倒そうなのでね。
ひたすらテープ貼り……
地味な作業が続くね。
マスキングゾルは円形箇所のほか、テープの継ぎ目部分にも使う。
特にHe111の機首のような曲面部分だとテープが浮いて隙間が出来やすいからね。
今回の戦果
何はともあれ、これでマスキングが完了。
全体の組み立ても終了です。
画像と文字だけだとすぐに終わっているけど、実際は何時間もかけて作業しているんだよね。
これは筆者が爆撃機を作らないで先送りするのもわかるね。
今回はここまで。
次回はいよいよ塗装作業だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット