ハセガワ メッサーシュミットMe262A-1a(コマンド・ノヴォトニー) 製作③

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航空機等製作記
アドルフ
アドルフ

ハセガワ社のMe262A-1aを作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は一気に組み立て作業を終えた。

今回は塗装作業となる。

レーナ
レーナ

筆者宛ての補給物資が到着したよ。

ヴァルダ
ヴァルダ

随分と大量に購入したじゃないか。

アドルフ
アドルフ

大人買いですな。

レーナ
レーナ

大人買いした大人だ!

アドルフ
アドルフ

……一気に積みが5個増えましたが、今月はまだここで完成させたキットがありませんよ。

ヴァルダ
ヴァルダ

というわけで作業を再開する。

早くしないと今月は差し引きで在庫がプラスになりそうだ。

 

 

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塗装図の確認

アドルフ
アドルフ

塗装の前に塗装図の確認を。

本キットの塗装は5種類収録されています。

内2つは前身となった通常版と同じ。

残り3つは本キットでの追加分となります。

レーナ
レーナ

今回はコマンド・ノヴォトニーの指揮官、ヴァルダー・ノヴォトニー少佐機で作る予定だったね。

ヴァルダ
ヴァルダ

初期のMe262というだけあって、比較的スタンダートな塗り分けとなっている。

詳しくは後述だ。

足周りの塗装を変えてみる

アドルフ
アドルフ

以前のB型同様、今回のA型も他のドイツ機とは違った変則的な塗り分け指示が出ていますな。

  • 主脚格納庫内→RLM02グレー
  • 主脚支柱→RLM71ダークグリーン
  • 主脚カバー裏表→RLM76ライトブルー

となっています。

レーナ
レーナ

……あれ、なんかもう1冊説明書があるね。

ヴァルダ
ヴァルダ

もう1冊のは過去に筆者が購入・組み立てた同じハセガワ社のコンボキットのものだ。

確か2010年頃に発売したもののはず。

こちらでは一般的なドイツ機同様、主脚周りはほとんどRLM02グレーの指示になっている。

今回はこちらの新しいものに合わせて塗る。

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レーナ
レーナ

こっちのほうが楽そうだね。

アドルフ
アドルフ

ハセガワ社、最近はコンボキットを発売しませんな。

筆者はわりと好んで集めていましたが……。

下地作り

ヴァルダ
ヴァルダ

というわけで下地から塗り進めていく。

最初に風防にRLM66ブラックグレーを下塗り。

その後1000番のグレーサーフェイサーを吹きつけ。

下地を整える。

アドルフ
アドルフ

その後はマスキングの必要がある細かい箇所の塗り分け。

  • 主脚周辺→Mr.カラーのRLM02グレー
  • エンジン先端→ガイアカラーのスターブライトジュラルミン
  • タイヤ→Mr.カラーGXのウイノーブラック

ですな。

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レーナ
レーナ

この機体はエンジン先端が銀色なんだ。

アドルフ
アドルフ

キットや資料によっては黄色と解釈しているものもあるようですな。

この辺りはお好みで。

 

機体色の塗装

ヴァルダ
ヴァルダ

主脚格納庫やエンジン先端をマスキングして下面色を塗る。

今回もお馴染みのRLM76ライトブルーを使用。

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レーナ
レーナ

結構ここ最近この塗料の出番が多いよね。

そろそろ残りが少なくなってきたような。

アドルフ
アドルフ

今回の機体はブルー部分の面積が少ないのでまだ消費が少ないほうです。

機体下面と垂直尾翼を中心に塗りましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

続いて上面のグリーンなんだけど……

その前に主翼部分にヒビが入っているのを見つけた。

溶きパテとヤスリで急遽埋めることに。

レーナ
レーナ

流し込み式接着剤で割ったかな?

ヴァルダ
ヴァルダ

補修作業が終わったら塗装を再開。

グリーンは2種類使うけど、まずは明るいほうから。

Mr.カラーのRLM82ライトグリーンを塗る。

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レーナ
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これもここ最近よく使う色。

……というかこれ旧ザクを塗るのに使っていなかったっけ?

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ヴァルダ
ヴァルダ

筆者は

「旧ザクのグリーンはイエローグリーン」

と認識しているらしくてね。

このRLM82がイメージに近いのだとか。

アドルフ
アドルフ

上面色を塗る際に注意したいのが塗料の回りこみ。

Me262の場合エンジン付け根や水平尾翼周りから下面に上面色が回り込みやすくなっています。

テープで土手を作り、簡易的なマスキングを適時貼り変えながら進めていくとよいかと。

アドルフ
アドルフ

今回のMe262は主翼・水平尾翼上の塗り分けが直線なので、マスキングテープでスプリッター迷彩の準備。

マスキング完了後はRLM81ブラウンバイオレットで塗ってやります。

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レーナ
レーナ

ボックスアートだともっと茶色っぽいんだけど、指定の塗料だと緑っぽいんだよね。

アドルフ
アドルフ

イメージに合わせて調色しても良さそうですな。

とりあえずエアブラシ塗装はこれで終了です。

筆で細かい部分を塗り分ける

アドルフ
アドルフ

テープを剥がして筆塗り。

タイヤなど細かい部分を塗り分けていきます。

レーナ
レーナ

Me262は銃身が飛び出ているわけでもないから、比較的塗り分けは簡単だね。

デカール貼り付け!

ヴァルダ
ヴァルダ

キット付属のデカールはこちら。

通常版のものがそっくりそのままと、「コマンド・ノヴォトニー」キット用の追加マーキングが入っている。

後者で作る場合、細かい注意書き類は通常版のものから流用する。

レーナ
レーナ

通常版のもそのままついてくるから、そっちでも作れるわけだね。

こういうのって説明書は流用でもデカールが差し替えられているから作れないパターンが多いけど。

今回の戦果

アドルフ
アドルフ

マーキング後はこんな感じに。

指揮官ヴァルター・ノヴォトニー少佐機になりましたな。

レーナ
レーナ

どんな人だったのかな。

ヴァルダ
ヴァルダ

彼はヴォルホフストロイの虎の異名をもつ258機撃墜記録をもつエースだ。

これはドイツ軍で5位の成績となっている。

1944年に訓練部隊、第101戦闘航空団の指令となりMe262の試験飛行に参加。

同年9月に彼を指揮官とした最初のジェット戦闘機実戦部隊「コマンド・ノヴォトニー」が編成される。

しかし2ヵ月後の同年11月8日、機体がエンジントラブルを起こし速度が落ちたところを撃墜され戦死する。

アメリカ陸軍のP-51(リチャード・W・スティーブンス中尉搭乗機)に撃墜されたようだけど、友軍の対空砲火に当たったという説もあるようだ。

レーナ
レーナ

早くも……。

アドルフ
アドルフ

ちなみに彼がMe262に乗る以前所属していた部隊が、以前Bf109G-2のキットで紹介した第54戦闘航空団「グリュンヘルツ」ですな。

この部隊で彼は世界初の250機撃墜の記録を立てたとか。

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ヴァルダ
ヴァルダ

キットによっては古巣のシンボルである緑のハートを描いたMe262を収録しているものもあるようだ。

今回はここまで。

次回完成予定となる。

レーナ
レーナ

続きは次回!

 

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