
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回は可動履帯を投入した黒森峰のIII号戦車が無事完成しましたな。
今回は……。

最近暑い日が続いた。
なので筆者が
「涼しそうなものを作りたい」
とか言い出した。
北欧の戦闘機でも組んでみよう。

そういえば7月になったんだっけ。

筆者は逆に暑そうなものを作りたくなることもあるのですけどね。
DAKの戦車とか。
今回のお題 ハセガワ モラーヌ・ソルニエM.S.406(フィンランド空軍)

今回作るのはこちら。
ハセガワより
モラーヌ・ソルニエM.S.406(フィンランド空軍)
だ。

なんかブサ可愛い顔が描かれているね。

シャークマウスの一種らしい。
モラーヌ・ソルニエM.S.406とは?

この航空機は第二次世界大戦期に活躍したフランス製戦闘機だ。
原型となったM.S.405が1935年に初飛行。
M.S.406はそれを改良して、1938年から量産された。

フランス兵器……
模型の中だとあんまり見かけないんだよね。
早々とドイツ軍に占領されたからというか。

- 最高速度は480~90km/h
- 武装はモーターカノンの20mm砲1つと主翼の7.5mm機銃が2つ
- エンジン出力は860馬力
残念ながらドイツ軍のBf109Eよりは劣勢に見える。
とはいっても1940年6月8日にはロベール・ウィヤム大尉が15秒でBf109を3機撃墜する記録を残したりしているけどね。

Bf109はE-3型で
- 最高速度は570km/hほど
- 武装は機首に7.92mm機銃が2つ、主翼に20mm砲が2つ
- エンジン出力は1100馬力
ですな。


M.S.406はフランスの他、いくつかの国に輸出されて使われている。
その1つがフィンランド。
1939年に勃発した冬戦争の際中にフランスから30機ほどの本機を受け取った。
後にドイツ軍がフランスを占領した際に、戦利品として手に入れた本機(と改良型のM.S.410)を追加で受け取っている。

この国……なんかあちこちから武器を分けてもらっていなかったっけ。

いろんな国からいろんなものをもらったり買ったり奪ったりしていますな。
ここでは過去にBf109G-6(独)とバッファロー(米)を作っています。



さすがに大戦後期は旧式化してしまうけどね。
ただソ連軍から鹵獲したクリモフM-105Pエンジン(1100馬力)を搭載し、強化した「メルケ・モラーヌ」として復活。
少数が短期間だけ活躍した。

陸のBT-42みたいに、とんでも改造を……。


第二次世界大戦序盤で奮戦したフランス製戦闘機M.S.406。
北欧フィンランド軍が運用した機体を作ってみよう。
箱の中身を確認しよう

それでは箱を開ける。
中身はこんな感じ。

……作りかけだね。

整理しますと
- 筆者がここの開設以前に手を加えて放置
- 3年前に再開しようとしてこれらの画像を撮影してさらに放置
- 最近になって、ようやく作業を再開
といった流れのようです。

時期的にも、前回のIII号戦車と同じじゃん。


とりあえずパーツを確認。
筆者が切り出して、コクピット内部を塗って放置していた。

内部色はMr.カラーのニュートラルグレーを使っていますな。
パーツは次の画像である塗装図の右側に一覧が載っていますので、そちらを参考にしていただければ幸いです。

実際はプラランナー3枚、クリアーランナー1枚で構成されている。

塗装図は2枚の紙に分かれて印刷されている。
塗装自体は全5種類収録されている。

それぞれ
- MS-311号機 第14飛行隊 第1中隊 1943年7月
- MS-317号機 第28飛行隊 第1中隊 1942年夏
- MS-327号機 第28飛行隊 第2中隊 1941年9月
- MS-328号機 第28戦闘機隊 第1中隊 1943年4月
- MS-328号機 第28戦闘機隊 第1中隊 1943年夏
となっていますね。
MS-328号機は冬季迷彩と通常迷彩で同一機が収録されていますな。

今回はボックスアートにも描かれたシャークマウスが特徴的なMS-311号機で塗ってみよう。
次回、製作開始!

今回はここまで。
次回から作業になるだろう。

見た感じ、一昔前のハセガワキットだね。
そんなに苦戦しなさそうな。

筆者はここの開設以前にハセガワのフランス戦闘機をいくつか作っていますな。
おそらくそこまで苦戦しないかと。

中古品店で確保したものだから、デカール次第だね。

続きは次回!