ハセガワの九九式双発軽爆撃機を作っていきましょう。
前回は風防を取り付け、そのまま塗装とマーキングも済ませた。
今回はウェザリングで仕上げを行い完成させよう。
筆者が何か見つけてきたんだけど。
これは以前紛失したオチキスの車体左側面U字フック!
というわけで双軽の裏側で進め、無事取り付けに成功した。
これで完全体として完成だ。
筆者は作業台の右側に落としたと思っていたけど、実際は左側で見つかったという。
部品を落とすこと前提に、作業台の下は特に片付けておいたほうがいい。
それでは双軽も完成目指して、作業を再開しよう。
スミ入れ!
まずはスミ入れ。
タミヤのスミ入れ用ブラックで色を流し込み、ガイアノーツのフィニッシュマスターでふき取ります。
……そろそろフィニッシュマスターのスポンジ部分が限界ですな。
塗料をきれいにふき取れなくなってきました。
筆者はケチだから、これを購入してから一度も交換していなかったような……。
ここでも換えた記録が残っていないし、少なくとも同じスポンジ先端を5年は使っているよね。
フィニッシュマスターは換えの先端スポンジが12個含まれています。
さすがにそろそろ交換が必要ですな。
銀剥げと排気管汚れ
続いて銀剥げと排気管汚れ。
この辺りは過去記事を参考に……。
機体が灰緑色だから、銀剥げはあんまり目立たないという。
今回は控えめでいいかな?
最後の仕上げ!
後は全体につや消しクリアーを吹きつけ、最終組み立て。
胴体下部の銃座は斜めにしながら機内に入れ、機内から外に引っ張るようにして取り付け穴にセットします。
取り付け穴部分がCの字状になっているので、ガンプラ感覚でカチッとセットできますよ。
ただ胴体と銃座部分が干渉するらしく、銃座側面の塗装が少し剥がれた。
筆者は銀剥げで隠しているけど、あらかじめ削って調整しておいたほうがよかったかも知れない。
窓と主翼と部分のマスキングを剥がして完成となります。
ここでは初めての機種となりますな。
以下、ギャラリーだよ。
ハセガワ 九九式双発軽爆撃機II型(鉾田飛行学校) 完成!
双発機だけあって、セットになっていた単発の九九式襲撃機と比べると少し大柄。
ただ他の中型爆撃機とかよりは小さい感じかな?
運動性を重視したので、その分爆弾搭載量が双発機としてはかなり少ない。
キットの説明書によると、この九九双軽II型では最大500kgとのことだ。
単発の九九式襲撃機は250kgぐらいのようですな。
他国の双発爆撃機だとポーランドのPZL.37ウォシやドイツのHe111H-6が大体2500kgだそうですな。
九九式双「軽」だから、双発機だけど寧ろ単発の爆撃機に近い性格というか。
作ってみた感想のコーナー
襲撃機と違ってこっちは初めての製作だったけど……。
筆者がこのキットを組んだ感想としては……
- 初版が70年代のキットのはずだが、充実した機内と凹のモールドでかなり先進的。これは九九式襲撃機など他の旧マニアホビー系列同様。
- 外装はシンプルな部品構成。下記のいくつかの点以外は全体的に組みやすい
- 本キットはI型が基本らしく、II型にするにはカウリングなどに穴埋め・穴開けの加工が必要。加工箇所がそれなりにあって少し手間となる
- 主翼のエンジン付け根部分に大きな隙間ができやすい。筆者は伸ばしランナーを溶着して隙間埋め
といった感じ。
穴埋めとか隙間埋めがいくつかあるが、それ以外はすんなり組めるように見える。
他にこの機体のキットもあまり見かけないので、必然的に作るならこのハセガワ製品になるだろう。
九九式双軽のキット自体あまり見かけないという。
2024年4月現在、スケール違いでも1~2社ずつしか出していなかったような。
1/72はこのハセガワ(旧マニアホビー)ぐらいってことかな?
ただキットの組み立て難易度よりも入手難易度のほうが高いという。
今回のキットも2016年ごろに発売された定番品外のデカール変更品だ。
九九双軽は2024年4月現在、定番品に含まれていないので中古品で探すことになるだろう。
過去にはダイブブレーキを装備したII型乙や、起爆信管付きの特攻仕様も発売されていたようだ。
筆者も一時期中古品漁りをしていましたな。
そのとき散々買い漁ったものを、現在になってせっせと作っているわけですが。
今回はここまで。
次回はまだ別のキットとなるけど……
今回のものと少し関連性のあるものになる予定だ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット