ハセガワ社の1/72スケール、MC.202フォルゴーレを作っていきましょう。
前回は組立て作業を終えた。
今回は本体の塗装を行ってみよう。
筆者がなんかゲンナリしているよ。
どうせまた例の大物キットで苦戦しているのだろう。
あまり苦戦すると記事のストックがなくなりますな……。
塗装図の確認
塗装前に再度塗装図の確認。
本キットでは2種類からの選択となる。
今回は1番の塗装図、第153グルッポ司令官機にしてみよう。
どっちの機体も下はブルーグレー系の塗装で上はイエロー系の塗装。
更にピーマンの輪切りみたいな、グリーンの細い迷彩が描かれているね。
ちなみに選んだ理由はプロペラスピナーの塗り分けだとか。
スピナー根本の塗り分けが1番では本体色なのに対して、2番は赤く塗る必要があります。
キット指定の塗料は上面がサンディブラウン、下面がライトブルー。
ただ筆者としては
「それではドイツ軍の塗装に似ているので、少し差をつけたい」
と考え変更。
上面はミドルストーン。下面はMr.カラー306番、グレーFS36270を使っている。
上の画像の右列2つがキット指定、左列2つが今回使うものですな。
どっちもキット指定より白みが強いというか。
下地の塗装に入りたいけど、先にミドルストーンで風防の隙間周辺を塗っておく。
ここはこの後ティッシュでも詰めて簡易的にマスキングをする。
後で吹き込まないか心配ですな。
下地系の塗装
とりあえずまずは機内色を主脚格納庫などに吹き付ける。
コクピット内と同じグリーンFS34227を使おう。
塗った後、脚部格納庫周りは簡易マスキングをして……。
その後は一旦サーフェイサー。
クレオスの1200番を吹き付けています。
乾燥待ちにスピナーも塗装。
面積も狭いので単純につや消しホワイトで済ませている。
本体色を塗る
ここからはいよいよ本体色。
まずは下面から塗ってみよう。
先ほど用意したMr.カラーの306番、グレーFS36270を使う。
下面色ですが、意外と使用面積は少なめですな。
胴体後部なんかはほとんど上面色になっています。
続いて上面色のミドルストーン。
胴体の他、主翼や尾翼は下部前方にこの色が回りこんでいるので注意だ。
ラジエーターとかもこれで塗ろう。
筆者は塗り分けのマスキングが面倒だったからか、ほとんどフリーハンド。
ただ尾翼周りは変なところにかかると困るから、逐次マスキングをしているよ。
一度水平尾翼下部を全面マスキングして周囲を塗装。
乾燥後、テープを剥がしてフリーハンドで水平尾翼下部前方の塗り分けをしています。
塗り分け終了後はこんな感じ。
テープを貼る時間が少なかったからか、あっという間に塗り分けられた。
これでエアブラシは終了かな?
残念、もう一仕事あるんだ。
主脚はシルバー塗装。
単純にMr.カラーのシルバーで塗ってしまいます。
これくらいの小面積なら筆塗りでもいいけど、今回はエアブラシを使っている最中だったからついでに塗ってしまう。
これで今度こそエアブラシの出番は終了だ。
迷彩を筆塗りする
問題のピーマン模様だね。
キットの指定色はMr.カラー23番のダークグリーン(2)だけど……
それ以前にどうやって塗るのかな?
今回は
- 説明書を参考に鉛筆で線を下書き
- タミヤアクリルのNATOグリーンを面相筆で2回ぐらいに分けて塗る
といった手順で進めている。
一部上面図と側面図で辻褄が合わない箇所もあるけど、そこは適当に合わせている。
珍しくアクリル塗料の筆塗りなんだ。
ここの開設以前、筆者はタミヤウォーバードコレクションの同機を作ったことがありましたが……
タミヤ版キットでこの迷彩色の指定がNATOグリーンだったのですよ。
今回もそれに合わせたようです。
アクリル塗料なのは、その際にまだタミヤのラッカー塗料が発売されていなかったというのもあります。
アクリル塗料は乾燥後同じアクリル溶剤で溶けないのが特徴だ。
なので筆で塗り重ね中も先に塗ったものが溶け出さない。
綺麗に塗り分けたいときはおススメだ。
全部塗るとこんな感じに。
それらしくなったかな。
筆者も大満足なようです。
このまま進みましょう。
今回の戦果
プロペラや翼端灯なども筆で塗り分け。
今回はこの辺で作業を中断しよう。
やっぱり塗装をすると雰囲気がガラッと変わるね。
スケールモデルは基本的に単色成型ですからね。
次回はマーキングやウェザリングを行い完成予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット