模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はドラゴン社のT-34が完成しましたな。
今回は久々に航空機のようですが……。
うむ。
筆者の積み山から掘り出した戦闘機を紹介しよう。
ここ最近は積み崩しが順調に。
早くしないとまた積みが増えるので……。
ハセガワ メッサーシュミットMe262B-1a/U1(第11夜間戦闘航空団)
今回作るのはこちら。
ハセガワ社よりメッサーシュミットMe262B-1a/U1だ。
ジェット機!
今回は複座型ですか。
単座型は以前ベルリンの黒騎士版を作りましたな。
メッサーシュミットMe262B-1a/U1とは?
この航空機は第二次世界大戦末期にドイツ軍が運用した世界初の実用ジェット機だ。
ドイツ第三帝国の秘密兵器というか。
当時の一般的なプロペラ機より
- 最高速度870km/hという優れた速度(連合軍のP51ムスタングが最高速度約700km/h)
- 機首に集中した30mm砲×4の重武装
など優位性もあったけど
- 加速性能や旋回性能が低いので一撃離脱に徹する必要がある
- エンジンが異物を巻き込むと故障するので舗装された滑走路でないと運用出来ない
などといった欠点もあった。
なにより燃料の少ない大戦末期では……。
そんなMe262だけど今回作るのはB-1a/U-1。
A型は単座だけど、B型系列は複座になっているのが特徴だ。
B-1a/U1型は練習機型であるB-1a型の機首にレーダーを搭載した夜間戦闘機型だ。
この先端についているツノみたいなのだよね。
レーダーを搭載した都合上か、機首の武装が20mm機関砲×2となっている。
またそのレーダーが空気抵抗を発生させるため通常型よりも最高速度が落ちている。
説明書に掲載されたデータによると最大速度は高度6000mで760km。
それでもプロペラ機に比べれば十分速いほうだけどね。
一般的には速度が30km/h勝れば十分有利だと言われているようです。
大戦末期に現れたドイツ軍ジェット夜間戦闘機。
ハセガワ社のキットで作ってみよう。
箱の中身を確認する
それでは箱を開けてみよう。
中身はこんな感じ。
プラパーツは普通のランナー3枚にクリアーランナーが1枚。
……なんか塗られているね。
筆者がここの開設以前に他のMe262を作るついでに塗ったものです。
塗ったままそれっきりだったというやつですな。
プラパーツ以外の付属品は
- デカール
- 金属棒(レーダーを作るのに使用)
となっている。
デカールの日付は2001年01月のようだね。
21年前……。
見た感じデカール変えの限定生産品ですから、その日付通りの初版かと。
塗装図は説明書内に記載されたものと別紙のものが付属。
前者はこのキットの元となった製品番号AP50のもので、こちらのマーク類は付属しない。
後者のみとなっており、商品名通り第11夜間戦闘航空団所属機2種が収録されている。
説明書だけ元になった製品の流用品ってことだね。
混ざらないように注意しないと。
調べたところハセガワ社の1/72スケールMe262は1985年ごろが初出とのこと。
2022年9月現在に至るまでに発売された同社同スケールのMe262系列は、基本的にそのときのキットをベースにしているようですな。
次回へ続く
今回はここで終了。
次回から組み立て開始となる。
開設以前に組み立て云々って言っていたから、筆者は何回か同じようなのを組んでいたわけだね。
なら大丈夫かな。
大半は単座型で、複座型は1機のみのようですが。
座席が増えた分、少々部品が増えますな。
1/72の大戦機だからそこまで苦戦はしないはずだ。
詳細は次回以降語ることにしよう。
続きは次回!