ハセガワ社の1/72スケール、零式艦上戦闘機を作っていきます。
前回は細かい部品を仕上げて組み立てを完了した。
今回は塗装とマーキングをしてみよう。
順調に進んでいるみたいだね。
今回は特に大きな事故はありませんな。
このまま最後まで順調にいくといいんだけどね。
とりあえず作業を再開しよう。
塗装図の確認
このキット付属のマーキングで作れる機体は3種類。
- 第653海軍航空隊 空母瑞鶴指揮官機
- 第261海軍航空隊所属機
- 第253海軍航空隊 岩本徹三飛曹長機
となっております。
筆者は今回岩本飛曹長機で作るみたいだね。
岩本徹三飛曹長は大日本帝国海軍のエースパイロットだ。
帝国海軍が1943年以降公式記録を残していないため、詳しい戦果は不明だけど
自己申告では202機撃墜とのこと。
他には80機撃墜という説もある。
下地を作る
まずは下地から。
とりあえずその辺に転がっていた1200番のグレーサフを吹き付けている。
いつものですな。
というか、この爪楊枝はなんなのかな?
塗料の吹き込み防止のものだそうです。
マスキングしつつ細かいところを塗り分ける
次に塗るのは主翼前面の識別帯。
これはグレーサフの上からMr.カラーの黄橙色を吹き付ける。
黄色系の塗料だけど、今回は白い下地じゃないんだ。
筆者曰く
「白下地は明るくなりすぎてオレンジ色感が出ない」
とのこと。
その後は帯をマスキングしてから主脚格納庫などをMr.カラーの青竹色で塗る。
ついでに他の細かい箇所も吹き付け塗装してしまおう。
- プロペラ→Mr.カラーの赤褐色
- カウリング、主脚→Mr.カラーのカウリング色
- 20mm機関砲、着艦フック→Mr.カラーの黒鉄色
- 排気管→Mr.カラーの焼鉄色
といったところかな。
20mm機関砲は塗り分けを考えて接着していませんでしたが……
結果的に識別帯のマスキングがしやすくなりましたな。
これは狙ってやったのではなく、偶然ですが。
本体色を塗る
続いて主脚に詰め物をして簡易的なマスキングをした後、本体の色を塗る。
まずは下面色から。
キットの指定では三菱系の明灰白色となっている。
ただ筆者は今回灰緑色で塗った。
明灰白色が白っぽいグレーなのに対して、灰緑色は少し緑みが強いというか。
どちらかといえば帝国陸軍機の塗装色でこの色が指定されていることが多いですね。
筆者の過去の作例ですと九七式司偵ですかな。
下面をマスキングして上面は暗緑色(中島系)
これはキットも同様の指定だ。
今度はキット指定と同様……。
機体後部側面の塗り分けが中島製の零戦に見られる曲面なので、それに合わせて中島系の暗緑色ですな。
塗り分け部分は曲面用マスキングテープを使用。
ちょっとした曲面なら簡単に塗り分けられますな。
以前のタミヤ製品では通常のマスキングテープを使ったけどね。
あの時はフリーハンドで塗り分けようとして失敗した。
今回は最初からテープで塗り分けている。
マスキング類を剥がすとこんな感じに。
特に問題ないように見えるのでそのまま進む。
主脚格納庫はマスキングしましたが、カバー裏は灰緑色で塗りつぶしてしまいましたな。
マーキング作業
キット付属のデカールはこちら。
コクピットの組み立てで25番と28番は既に使用済みだ。
新品だけあって劣化もしていない感じだね。
問題なく貼れそう。
今回の戦果
貼り付けてみるとこんな感じに。
主脚の3色マークは説明書がモノクロで向きが不明でしたので、以前組んだタミヤ製品にあわせた配色にしています。
……幅が広いのかはみ出ますね。
後で切り取ったほうが良さそうです。
主翼の赤線26番、27番デカールは透明部分が目立つ。
それぞれ先に2つに分割してから、透明部分をはさみで切り取って貼り付けている。
なんというか……透明部分を切り出して赤線部分だけにする感じだね。
撃墜マークがいい感じ。
調べてみたところ、更に大量の撃墜マークを描いた機体の姿も出てくるね。
軽く部分塗装もして今回はここで中断。
次回はウェザリングを行ってそのまま完成させよう。
続きは次回!
この記事で作っているキット