ハセガワ/モノグラムのドルニエDo17Z爆撃機を作っていきます。
前回は組み立てを完了した。
今回は塗装とマーキングになる。
前回が難所だったのもあったのか、記事が作業に追いついちゃったみたいだね。
でもここからなら……。
ところがどっこい、今回のほうが寧ろ大事故な感じになっていますな。
何があったんだろう。
詳しくは後述する。
それでは作戦を再開しよう。
塗装図の確認
本キットに収録された塗装は2種類。
ドイツ軍標準のスプリッター迷彩である機体と、その上から冬季迷彩を施された機体ですな。
今回は通常迷彩が施された、第76爆撃航空団(KG76)の機体にする。
機首左側面に描かれた、赤い悪魔マークが特徴的だ。
下地の塗装
手始めに下地から。
真鍮部分にガイアノーツのマルチプライマーアドバンスを塗布後……
- 風防の下塗り→Mr.カラーのRLM02グレー
- 全体の下塗り→クレオスのMr.サーフェイサー1000
- 主脚などの塗装→再びMr.カラーのRLM02グレー
- 白帯部分→ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォホワイト
の順に塗っていきます。
塗装中の作業場にデカールが。
こんなところに置いていちゃ溶剤がかかってダメになっちゃうよ。
それがですね……。
これは……。
事の経緯を説明しますと……
- デカールの変色がまだ気になったので、そのまま窓に貼り付けたままにしていた
- 数日間放置して外すとご覧のとおり、ヒビが入ってパキパキに
……といった感じです。
どのくらい放置したのさ。
カメラの日付を確認したところ、一週間ぐらい放置していたようです。
実際は前回のJu87と並行していましたし。
というわけでとりあえずつなぎ止めることも兼ねて、上から水性のつや消しクリアーを吹きつけた。
これで補修できるかは不明だけどね。
結果は後ほど……。
下面色の塗装
とりあえず塗装を進めてしまいます。
デカールも付属しますが、今回は白帯部分を塗装で再現。
主脚部分と白帯部分をマスキングして、下面をMr.カラーのRLM65ライトブルーで塗ってしまいます。
ついでにタイヤもMr.カラーGXのウイノーブラックで塗ってしまいました。
とにかく先に進めて、デカールが使えるか確認しないと……。
上面色の塗装
下面のライトブルーをマスキングし、上面を塗っていきます。
筆者はいつも通り、先にRLM71ダークグリーンを塗装。
スプリッター迷彩のマスキングを行い、RLM70ブラックグリーンと続きます。
Do17は高翼機だからか、他のドイツ機とは少し塗り分けの勝手が異なった。
ブルーとダークグリーンの塗り分けが少々難しく感じる代わりに、ブラックグリーンのスプリッターマスキングが簡単に思えた。
高翼機だと胴体と主翼上面が平面になるからかな。
細かい部分の塗り分け
マスキングを剥がし、各部の筆塗りやレタッチをしていきます。
形になっていきましたな。
一体成型されたエンジンカウル上部の出っ張りはどうやら排気管らしい。
なので急遽ピンバイスで排気口の凹みをつけている。
ここは焼鉄色を塗っておいた。
デカールの運命は……
さて問題のデカール。
これは長期日干しにする前の状態ですな。
計器盤を使用する直前のものです。
見事にカピカピになっちゃったわけだけど、どうなることやら。
結果から言うと、ダメだったね。
比較的小さい注意書きは被害が少なかったものの、国籍マークや鉤十字などの大判デカールが軒並みボロボロになってしまった。
あーもうぐちゃぐちゃだよ。
国籍マークとかはまだ代えがあるから何とかなる。
問題は機首の赤い悪魔マーク。
これは代わりが存在しない。
大判だったので、案の定ご覧のとおり酷い有様に。
いっそマーキングを変更したら?
筆者はエアフィックスのDo17を積んでいたよね。
そっちからもらってくるとかさ。
それも考えたけど……
既に白帯部分を塗装してしまっている。
なにより筆者はこの悪魔マークの機体を作りたいのだとか。
というわけで最終手段。
残った部分をベースに下書きをし、それに合わせてマークを手描きした。
赤い部分は主に水性ホビーカラーのモンザレッドを使っている。
これはまた前衛的な……。
他の部隊マークとかと異なり、このマークは左側面しか描かれていなかった。
それも幸いしてなんとかやり過ごせた。
今回の戦果
そんなこんなで何とかマーキングが完了です。
水性のつや消しクリアーとデカール貼り付け時に使用した水分が反応したのか、白く濁っていますな。
これは後でつやありのクリアーを吹けば何とかなるかと。
トラブルをなんとか乗り越えたところで今回は中断。
次回はウェザリングを施し完成予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット